最終更新日:2025/08/25
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middle

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元となった辞書の項目

middle

形容詞

(空間的に)まん中の / (時間・順序・数量などが)中間の,まん中の / 平均の,中ぐらいの

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彼女は部屋のまん中に立っていた。

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解説

以下では、「middle」という形容詞について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: middle

品詞: 形容詞(※名詞としても「中央」「中間部」を意味する用法があります)

意味(英語): in the center, between two extremes

意味(日本語): 中央の、真ん中の

「middle」は「中央にある」「真ん中の」という意味を持つ形容詞です。たとえば、「真ん中の席」や「真ん中の子ども」といったように、両側に何かがある状態のちょうど間を指します。初級〜中級レベルの英単語としてよく学習される単語です。

活用形:


  • 形容詞として通常は比較級や最上級はありません(「middle, more middle, most middle」の形は通常用いられません)。

  • 名詞としては「the middle」の形で「中心」「中間」を表します(例:「in the middle of the room」)。

  • 副詞形は特に存在しませんが、「in the middle」というフレーズが副詞的に用いられることはあります。

他の品詞形 :


  • 「middling」(形容詞):やや古い表現で「中くらいの」「平凡な」といった意味です。

CEFRレベル目安: A2(初級)

日常会話でもよく出てくるので、英語学習の初期段階から触れる機会が多い単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “mid” は 「中間」を表す要素

  • 接尾語: “-dle” は語源的にははっきり独立の接尾語とは言いづらいものの、英語において「集団や位置を表す名詞を作る」ときに似た形が使われることもあります(例: riddle, puzzleなど)。ただし「middle」の場合は古英語から「middel」としてまとまった形で受け継がれています。

詳細な意味と使い方


  1. 自然な中心部分を指す「中央の」

    例:「the middle seat」(真ん中の座席)


  2. 時間・期間の中間を指す「…の中頃の」

    例:「the middle of the 20th century」(20世紀の半ば)


  3. 抽象的な「中間」や「平均的な」イメージ

    例:「middle income class」(中所得層)


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. middle child(真ん中の子ども)

  2. middle seat(真ん中の座席)

  3. middle school(中学校)

  4. middle class(中流階級)

  5. middle management(中間管理職)

  6. in the middle of something(何かの最中に)

  7. middle ground(妥協点、中間的立場)

  8. middle finger(中指)

  9. middle name(ミドルネーム)

  10. middle distance(中距離)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “middel” に由来し、古ノルド語の “miðr” と同系とされています。さらにさかのぼると、ゲルマン祖語の “*medjan” に由来すると考えられています。

歴史的な使われ方:


  • 古英語時代から「中央の」「中間の」という意味で使用され、現代英語でもほぼ同じ意味を継承しています。

使用時の注意点やニュアンス:


  • 「middle」は場所・時間だけでなく、立場や程度の「中間」を表す際にも使える汎用的な形容詞です。

  • フォーマル・インフォーマルどちらでも広く使われますが、学術的文章よりは日常的・一般的な文章や会話で頻繁に出現します。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての用法:


    • 通常は名詞の前に置いて、その名詞が「中央の」「中間の」ものであることを示します。

    • 例: “the middle speaker”「真ん中のスピーカー」


  2. 名詞としての用法(可算名詞/不可算名詞):


    • 「the middle」の形で「真ん中」「中央部分」を表すときは名詞として扱います。

    • 例: “He stood in the middle.”「彼は真ん中に立った。」


  3. よく使われる構文:


    • “in the middle of + 名詞/動名詞” … 「~の真っ最中」や「~の中心部分に」

      例: “I was in the middle of cooking dinner.”「夕食を作っている最中だった。」

    • “somewhere in the middle + of 時間/空間” … 「~のどこか中頃に/中ほどに」

      例: “Somewhere in the middle of the journey, we got lost.”「旅の途中のどこかで迷った。」



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I usually sit in the middle seat when I go to the cinema.”

    (映画館へ行くときは、いつも真ん中の席に座るんだ。)


  2. “Can you move to the middle so we all fit on the bench?”

    (みんなでベンチに座れるように、真ん中に詰めてくれる?)


  3. “I woke up in the middle of the night because of a weird noise.”

    (変な音で夜中に目が覚めちゃった。)


(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “We aim to expand our sales in the Middle East next quarter.”

    (次の四半期には中東での売上拡大を目指しています。)


  2. “The meeting was scheduled for the middle of next week.”

    (ミーティングは来週半ばに予定されています。)


  3. “She holds a middle management position in the company.”

    (彼女は会社で中間管理職を務めています。)


(C) 学術的な文脈での例文


  1. “In the middle stages of the experiment, we observed a significant change in behavior.”

    (実験の中期段階で、行動に顕著な変化を観察しました。)


  2. “Economic theories often focus on the middle class as a driving force for growth.”

    (経済学の理論では、中流階級が成長の原動力としてよく着目されます。)


  3. “The text dates back to the Middle Ages when Latin was widely used.”

    (その文献はラテン語が広く使われていた中世にまでさかのぼります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. central(中心の)


    • よりフォーマルで、「中心に位置する」という意味が強い。

    • 例: “central point” (中心点)


  2. mid(真ん中の・中央の)


    • 接頭辞として使われる場合が多く、やや短い印象。

    • 例: “mid-century architecture” (世紀半ばの建築)


  3. median(中間の・中央値の)


    • 数学的・統計的文脈で好まれ、数値的な「中央値」を示す。


反意語


  1. edge(端, はし)


    • 「端っこ」「外側」を示す名詞。


  2. outer(外側の)


    • 「外側の」と形容するときに使う。


「middle」は「端」や「外側(outer)」と対比され、「中央」を強調する表現となります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈmɪd.l̩/

  • アクセントは最初の音節「mid」に置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな差はなく、どちらも「ミドゥル」(ミッドルに近い)と発音されます。ただし、アメリカ人が発音すると語尾の「-dle」がやや軽めに「ダル/ドル」のように聞こえることがあります。

よくある間違い:


  • 「ミドル」ではなく「ミドゥル」ような感じで発音するほうが自然です。

  • つづりは “middle” が正解で、 “middel” や “mittle” と間違えやすいので注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “middle” は “d” を2つ続ける点がよく見落とされます。

  2. 同音異義語との混同: 特に “muddle”(混乱させる)と発音を混同しないように注意。

  3. 前置詞の使い方: “in the middle of” という表現も含め、その後に名詞や動名詞を続けるフレーズを間違えて “at the middle of” としないよう気をつけましょう。

  4. TOEIC・英検などでの出題傾向: リスニングや長文読解において「真ん中部分を指示する表現」として頻出。たとえば “in the middle of the presentation” を聞き取れるかが問われたりします。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “mid” = 中心 と覚えれば、その後ろに “-dle” がついて「middle」。

  • 「まん中」と “mid” の音が似ているので、イメージしやすいかもしれません。

  • 「端 (edge) と端 (edge) のちょうど間だから middle」とセットでイメージすると記憶に残りやすいです。

  • 「middle finger(中指)」は日常でもよく聞く表現なので結びつけて覚えても効果的です。


以上が、形容詞「middle」の詳細解説です。日常生活でもビジネスでもよく出てくる便利な単語ですので、スペルや発音をしっかり押さえながら使いこなしてください。

意味のイメージ
middle
意味(1)

(空間的に)まん中の

意味(2)

(時間・順序・数量などが)中間の,まん中の

意味(3)

平均の,中ぐらいの

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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