最終更新日:2025/08/30
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different

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元となった辞書の項目

different

形容詞

異なった, 違う / 個々の, 別々の / くさぐさの,いろいろな / 《話》 風変わりな

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解説

1. 基本情報と概要

単語: different

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): not the same as another or each other; unlike in nature, form, or quality

意味(日本語): 「異なる」「違う」「相違している」

たとえば「これとあれは違います」というように,比較対象を持ち出すときに使われる形容詞です。「ある物事と他の物事とが同じではない」と強調するときに使われます。日常会話はもちろんフォーマルな場面でも広く使われます。

活用形: 形容詞なので、比較級は “more different”、最上級は “most different” として扱われます。ただし、実際の会話や文章では「more/most different」の表現はあまり多用されません。単純に “different” と表現することで用が足りる場合が多いです。

他の品詞になった例: 形容詞 “different” から派生した名詞形は基本的にありませんが、副詞形ではありません。

CEFRレベル: B1(中級)

→「異なる」「違う」という比較的基本的な概念ですが、状況に応じた微妙な言い回しがあるため、中級レベルの学習者にとって重要な単語です。

2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「differ-」(違う・異なる)

  • 接尾語: 「-ent」(形容詞を作る接尾語)

派生語や類縁語


  • differ (動詞) …「異なる」「意見が合わない」

  • difference (名詞) …「違い」「相違」

  • differentiate (動詞) …「区別する」「差異化する」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. different from ~


    • ~とは異なる


  2. very different


    • とても違う


  3. completely different


    • 全く異なる


  4. slightly different


    • わずかに違う


  5. fundamentally different


    • 根本的に異なる


  6. a different perspective


    • 違った見方


  7. in a different way


    • 違う方法で


  8. different approach


    • 異なるアプローチ


  9. different background


    • 異なる背景


  10. look different


    • 見た目が違う


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “differre”(「分ける」「延期する」「異なる」などの意味)から来ています。

  • “differre” は “dis-”(離れる)+ “ferre”(運ぶ)の組み合わせで、「別々に運ぶ」→「他と違う」というニュアンスが含まれます。

歴史的使用:

古フランス語や中英語を経由して “different” という形になり、「異なる」「違う」という意味を確立してゆきました。

微妙なニュアンスや使用時の注意:


  • “different” ファミリーとして “difference” や “differ” を一緒に覚えておくと、表現の幅が広がります。

  • カジュアルにもフォーマルにも使用可能な便利な形容詞です。

  • ただし、人によっては “very different” を多用すると感情が強調されすぎる場合があるので、程度を示す表現(very, quite, slightly など)をうまく使い分けましょう。

4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞・自動詞の区別: 形容詞なので、他動詞・自動詞の扱いはありません。

  • 前置詞とのセット: 「~と異なる」というときによく使うのは “different from” です。イギリス英語では “different to” と言う場合もありますが、アメリカ英語では “different from” が一般的です。

  • 構文例:


    • It is different from what I expected.(私が予想していたのと違います。)

    • They have different ideas.(彼らは異なる考えを持っています。)


  • フォーマル/カジュアルの区別:


    • “different” 自体は比較的中立的・汎用的です。カジュアルにもフォーマルにも問題なく使用されます。


5. 実例と例文

以下では日常会話・ビジネス・学術的な場面それぞれで例文を示します。

(1)日常会話


  1. “I thought it would taste sweet, but it’s actually different from what I expected.”

    (甘い味がすると思ったけど、実際は予想と違ったよ。)

  2. “We all have different opinions about the movie.”

    (私たちはその映画についてそれぞれ違う意見を持っている。)

  3. “This shirt looks different under natural light.”

    (このシャツは自然光の下で見ると違って見えるね。)

(2)ビジネス


  1. “Our new product offers a slightly different feature set than the previous model.”

    (新製品には前のモデルとは少し異なる機能が備わっています。)

  2. “We need a different approach to solve this issue.”

    (この問題を解決するには異なるアプローチが必要です。)

  3. “The team members come from different backgrounds, adding diversity to the project.”

    (チームのメンバーはそれぞれ異なる背景を持っており、プロジェクトに多様性をもたらしています。)

(3)学術的な文脈


  1. “The results are significantly different from the initial hypothesis.”

    (結果は初期の仮説と大きく異なっています。)

  2. “Scientists conducted various experiments under different conditions.”

    (科学者たちはさまざまな条件下で複数の実験を行いました。)

  3. “It is crucial to analyze different perspectives in sociological research.”

    (社会学の研究では異なる視点を分析することが重要です。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. dissimilar(似ていない)

  2. distinct(はっきりと区別できるほど異なる)

  3. unlike(似ていない・異なっている)

  4. diverse(多様性がある、いくつもの違いがある)


  • “distinct” は “different” よりも「明確に区別できる」と強調したいときに使われます。

  • “unlike” は前置詞的にも形容詞的にも使われ、「~とは似ていない」という形で使われる点で “different from” と用途が近いです。

  • “diverse” は「多様性がある」というプラス寄りのニュアンスを含むため、“different” よりも幅広く「種類が多い」ことを指す感じがあります。

反意語(Antonyms)


  • similar(似ている)

  • same(同じ)

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • UK: /ˈdɪf.ər.ənt/

  • US: /ˈdɪf.ər.ənt/ (イギリス英語とアメリカ英語で大きな違いはありません)

アクセント: 最初の音節 “DIF” に強勢が置かれます。

よくある発音の間違い: “dif-fer-ent” のように節をはっきり区切らず、「ディフレント」という日本語仕様っぽい発音にならないように注意。あくまでも英語のリズムで発音しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “diffarent”, “diffrent” などとつづりを間違えやすいので注意。

  • 前置詞の混同: “different from” と “different than” を使い分ける点(主にイギリス英語では “different from/to”、アメリカ英語では “different from/than” が見られます)。

  • 試験対策: TOEIC や英検などでも、前置詞や使い方を問う問題が出題されやすい語のひとつです。「何と何がどう違うのか」を説明する文脈で頻繁に登場する可能性があります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語根 “differ”: 「ディファー」という音から「違う・異なる」と連想しやすく、そこに “-ent” が付いて「形容詞」になっていると覚えましょう。

  • “みんな違って、みんないい”: “different” が持つ「違うことは特別だ・個性だ」というポジティブなイメージと一緒に覚えると印象に残りやすいです。

  • 音読してリズムで覚える: “DIF-fer-ent” とリズムをつけながら繰り返すことで定着します。

以上が形容詞 “different” の詳細解説です。異なる属性や意見を表現するときにとても便利な語なので、様々な場面で活用してみてください。

意味のイメージ
different
意味(1)

異なった,違う

意味(2)

《話》風変わりな

意味(3)

《名詞の前にのみ用いて》個々の,別々の;種種の

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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