最終更新日:2025/11/09
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〈C/U〉温度, 気温 / (人・動物の) 体温

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元となった辞書の項目

temperature

名詞

〈C/U〉温度, 気温 / (人・動物の) 体温

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解説

1. 基本情報と概要

単語: temperature

品詞: 名詞(n.)

活用形: 名詞なので、複数形は “temperatures” になります。

「temperature」は「温度」という意味の英単語です。日本語では「温度」や「体温」という意味として使われます。「今日は温度が高い」「体温を測る」なんていう場面でよく登場します。

英語でも「温度」を示すだけでなく、「体温」の意味としても使われるため、日常生活から科学・医療・ビジネスなど、幅広い場面で登場する重要な単語です。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

B1レベルは、ある程度幅広い話題でコミュニケーションができるレベルです。「temperature」は、日常会話や学校での学習など、頻繁に出会う単語です。

「temperature」が他の品詞になる例はあまりありませんが、語幹の“temper”が「気性」「加減する」という動詞にもなります(“to temper” = 〜を和らげる、調整する)。この場合は別の意味合いになり、「temperature」のままでは名詞のみとして扱います。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • temper(語幹): ラテン語の “temperare”(混ぜ合わせる、調整する)に由来

  • -ature(接尾語): フランス語を経て英語に入ってきた名詞化の要素。ラテン語の “-atura” に由来し、状態や結果を表すことが多い。

詳細な意味


  1. 温度: 空気や物体などの温度。例: “The temperature is 30°C today.”

  2. 体温: 医療や健康状態を示すときの「体温」。例: “Check your temperature if you feel sick.”

よく使われるコロケーション(10選)


  1. high temperature(高い温度)

  2. low temperature(低い温度)

  3. room temperature(室温)

  4. body temperature(体温)

  5. average temperature(平均気温)

  6. outside temperature(外気温)

  7. temperature drop(気温の低下)

  8. temperature rise(気温の上昇)

  9. temperature reading(温度計測、測定値)

  10. temperature control(温度管理)


3. 語源とニュアンス

語源はラテン語の “temperare”(調整する、加減する)で、もともとは「混ぜ合わせて適度な状態を作る」というニュアンスを持ちます。英語の“temper”にも「〜を和らげる、加減する」という意味があり、そこから「温度(気候や体の状態)がどの程度か」という概念へと広がりました。

「temperature」は日常生活でもフォーマルな文章でも問題なく使える、ごく一般的で中立的な単語です。ただし「fever(発熱)」と区別して使うのがポイントです。「fever」は主に「熱がある状態」を指すときに用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 「temperature」は可算名詞として使われることが多いです。複数形 “temperatures” もありますが、実質的には状況に応じ、特定の場所・時間ごとの温度を指すときに複数を使います。

    例: “Temperatures in different cities can vary significantly.”


  • 一般的な構文:


    1. “The temperature + (be動詞) + 形容詞”


      • 例: “The temperature is high today.”


    2. “Temperatures + 動詞 + 副詞”


      • 例: “Temperatures dropped sharply overnight.”



  • イディオム:


    • “take someone’s temperature” = (人の)体温を測る

    • “raise the temperature” = (比喩的に)緊張や熱気を高める



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “What’s the temperature outside?”

    (外の温度はどれくらい?)

  2. “My temperature is a bit higher than normal; I might have a cold.”

    (私の体温が普段より少し高い。風邪かもしれない。)

  3. “Could you set the air conditioner to 24°C? That’s a comfortable temperature for me.”

    (エアコンを24度に設定してくれない? それが私にはちょうどいい温度なの。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We need to keep the warehouse at a constant temperature to protect the merchandise.”

    (商品の保護のため、倉庫を一定の温度に保つ必要があります。)

  2. “Please monitor the temperature in the server room regularly.”

    (サーバールームの温度を定期的に監視してください。)

  3. “When shipping these products, ensure the temperature does not exceed 25°C.”

    (これらの商品を配送する際は、温度が25度を超えないようにしてください。)

学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “The experiment’s outcome depends strongly on the temperature conditions during the reaction.”

    (実験結果は反応中の温度条件に大きく左右される。)

  2. “Climate change has led to a noticeable rise in average global temperatures.”

    (気候変動により、地球全体の平均気温が顕著に上昇している。)

  3. “A temperature gradient is essential for this chemical process to proceed correctly.”

    (この化学プロセスが正しく進行するには、温度勾配が不可欠だ。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. heat(熱)


    • 「熱そのもの」を強調する言葉。温度よりも「熱エネルギー」のニュアンスが強い。


  2. warmth(暖かさ)


    • 「暖かい状態」という感覚的・主観的なイメージが強い。


  3. fever(発熱)


    • 体温が上昇している病的な状態。日常会話で「熱がある」と言うときに使われる。


反意語


  • “coldness” (冷たさ, 冷気)


    • 「温度」そのものの反対というよりは、「冷たさ」を表す言葉。


  • “coolness” (涼しさ, 冷淡さ)


    • こちらも「冷たさ」「涼しさ」を表現する。対比として注意。


「temperature」は客観的な数値としての「温度」を指すため、感覚的な「warmth」「coldness」とは多少ニュアンスが異なります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈtɛmp(ə)rətʃər/

  • アメリカ英語: [テン-p(ə)-rə-チャー] /ˈtɛmpərətʃɚ/ (r の発音が強め)

  • イギリス英語: [テン-p(ə)-rə-チュア] /ˈtɛmp(ə)rətʃə/ (r の発音が弱め)

  • アクセント: 最初の “tem” の部分に強勢が置かれます。

  • よくある間違い: “tempera” の部分を急いで発音しすぎて、/ˈtɛmpərəʧər/ が /tempərʧər/ のように省略されてしまう場合があります。はっきりと区切って発音するとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • × temprature → ○ temperature


  • 同音異義語: 特にありませんが、“temper” と混同しやすいかもしれません。“temper” は「気質」「落ち着き」「和らげる」などの意味です。

  • 使い分け: 「熱がある」= “I have a fever.”、「体温が高い」= “My temperature is high.”

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検では「気温」や「現象」を説明する文章問題、リスニングでの会話シーンなどで頻出。グラフの読み取りなどでも「average temperature」「temperature range」などが出題されがちです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「テンパる(temper)」というと「気が高ぶる」といったイメージがありますが、そこから「温度(temperature)」を連想すると覚えやすいでしょう。

  • スペリングは “temp + era + ture” と区切って覚えるとミスが少なくなります。

  • 体温計や気温計をイメージしながら音読すると、単語と実際の物・状況が結びつき、覚えやすくなります。


以上が「temperature」の詳細解説です。日常会話でも、ビジネスやアカデミックな場面でも広く使える単語なので、ぜひ積極的に口に出して練習してみてください。

意味のイメージ
temperature
意味(1)

〈C〉〈U〉温度,気温

意味(2)

〈C〉〈U〉(人・動物の)体温

意味(3)

《a ~》平常より高い熱,高熱

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