最終更新日:2025/12/04
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字《…に》ニヤリと笑う《at ...》;(苦痛・敵意・怒りなどで)《…に》歯をむき出す《at ...》〈C〉にやりとすること

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元となった辞書の項目

grin

動詞

字《…に》ニヤリと笑う《at ...》;(苦痛・敵意・怒りなどで)《…に》歯をむき出す《at ...》〈C〉にやりとすること

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彼女は私に会った時に大きな笑顔をくれた。

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解説

以下では、動詞 “grin” をできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英語の意味:

“to smile broadly, often baring the teeth”

(歯を見せるように、大きく笑うこと)

日本語の意味:

「歯を見せてにやっと笑う」というニュアンスがあります。

たとえば、面白いことを言われて、少し照れながらも笑いをこらえられない感じや、いたずらっぽく笑うイメージです。控えめな微笑み(smile)とは違い、もう少し大きめに口を広げて笑うときに使われやすい単語です。

品詞: 動詞 (他に名詞として使われる場合もあり)

活用形:

• 原形: grin

• 三人称単数現在形: grins

• 過去形: grinned

• 過去分詞: grinned

• 現在分詞・動名詞: grinning

他の品詞形:


  • 名詞として “grin” も使われます(例: “He had a wide grin on his face.”)。

CEFRレベル: B1(中級)

• B1(中級): 身近なトピックなら、ある程度表現ができるレベルです。丁寧な “smile” よりも、少しくだけた「にやりと笑う」イメージを伝えるときに便利な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 特別に明確な接頭語・接尾語は含まれていません。語幹は “grin” そのものです。

詳細な意味


  • 「歯を見せてにっこり笑う」のが基本的なイメージで、少しユーモアや親しみ、あるいはいたずら心を含むような笑い方を表します。

関連する単語・派生語


  • “grinning” (形容詞的に「にやっと笑っている状態」を指す)

  • “grinner” (あまり一般的ではないですが「よくにやっと笑う人」)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. grin broadly → (歯を見せて)大きくにっこり笑う

  2. grin from ear to ear → (口を大きく開いて)満面の笑みを浮かべる

  3. grin and bear it → (苦境でも)笑顔で耐える

  4. break into a grin → (急に)にっこり笑い始める

  5. a cheeky grin → 茶目っ気たっぷりのにやけた笑い

  6. a mischievous grin → いたずらっぽい笑い

  7. grin at someone → (誰かに向かって)にやりと笑う

  8. keep a grin on one's face → (ずっと)笑顔を浮かべている

  9. a sly grin → 狡猾(こうかつ)そうなにやり

  10. wipe the grin off one’s face → (誰かの)笑いを消す、(嫌なことをして)笑いを止めさせる


3. 語源とニュアンス

語源:

“grin” は古英語の “grennian” に由来するとされています。もともとは「歯をむき出しにする、怒って歯をむく」というニュアンスが強かったようですが、時代を経るにつれて「にやりと笑う」ポジティブな意味に変化していきました。

ニュアンス・使用時の注意:


  • ややカジュアルな印象で、フレンドリーなシーンからちょっとしたいたずらや、からかいのニュアンスまで幅広く使えます。

  • 書き言葉では軽快・くだけたシーンで使われやすく、フォーマルな文章ではそこまで頻繁に見られません。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント:


  • 自動詞として使われることが一般的です。たとえば “He grinned.” のように目的語を取らずに使いますが、誰に向かって笑うかを示すときは前置詞 “at” を伴うことが多いです。


    • 例: “He grinned at me.” (彼は私に向かってにやっと笑った)


よく使われる構文例:


  • “grin (at someone/something)” → 〜に向かってにやっと笑う

  • イディオム “grin and bear it” → 「笑って耐える」=文句を言わずにやり過ごす

使用シーン:


  • カジュアルな日常会話で頻繁に登場

  • 文章にするときは、登場人物の感情を直接的に表したいときに使われます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “He grinned when I told him the joke.”

    (私がジョークを言ったら、彼はにやっと笑いました。)

  2. “I saw her grinning at me across the room.”

    (部屋の向こうから、彼女が私に向かって笑っているのを見ました。)

  3. “Don’t just grin; tell me what you’re thinking.”

    (ただにやにやしてないで、何を考えているか言ってよ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “He tried to grin politely during the client’s speech.”

    (彼はクライアントのスピーチ中、礼儀正しくにやりと笑おうと努めました。)

  2. “Despite the stressful Q&A session, the CEO maintained a confident grin.”

    (ストレスの多い質疑応答でも、CEOは自信に満ちた笑みを保っていました。)

  3. “She grinned and handed me the signed contract.”

    (彼女はにっこり笑って署名済みの契約書を私に手渡しました。)

(3) 学術的・公的な文脈での例文


  1. “In her study on non-verbal communication, she observed how a grin differs from a polite smile.”

    (非言語コミュニケーションの研究で、彼女は「grin」と礼儀的な微笑との違いを観察しました。)

  2. “The researcher noted that a genuine grin often involves eye wrinkles.”

    (研究者は、本物の笑いはしばしば目尻にしわが寄ることを観察しました。)

  3. “Participants were asked to identify a grin versus a neutral expression in the photographs.”

    (参加者たちは写真の中で「grin」と無表情を識別するよう求められました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “smile” (スマイル)


    • 日本語: 「微笑む」

    • 比較: “grin” より控えめで、フォーマルにもカジュアルにも使えます。


  2. “beam” (ビーム)


    • 日本語: 「にこやかにほほ笑む」

    • 比較: “beam” はより明るく、嬉しそうに輝くような笑い。 “grin” は少し口角が上がって歯を見せる感じ。


  3. “smirk” (スマーク)


    • 日本語: 「にやにやする」(やや不快・嫌味・自信過剰のニュアンス)

    • 比較: “grin” は必ずしも嫌味ではないが、“smirk” は勝ち誇ったり、上から目線の笑い方を示す。


反意語 (Antonyms)


  • “frown” (フラウン)


    • 日本語: 「眉をひそめる、しかめっ面をする」

    • 笑いとは反対の表情。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /ɡrɪn/


  • アメリカ英語 (AE) とイギリス英語 (BE) で大きな差はありません。どちらも /ɡrɪn/ と発音します。

  • 強勢は1音節しかないため、特に意識する必要はありません。

  • よくある間違いとして “green” (/ɡriːn/) との混同に注意しましょう。「グリーン(緑)」と「グリン」は母音の長さが異なります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “grin” を “grine” や “grinn” としてしまうミスに注意してください。

  2. 同音/類似音との混同: “green” (/ɡriːn/) との混同に気をつけてください。

  3. ニュアンスの誤用: “grin” はあくまで歯を見せて笑う少しくだけたイメージ。フォーマルな文面で過度に使うと違和感があります。

  4. 試験対策: TOIECや英検などでも、表情を表す単語の一種として出題される場合があります。特に “smile” や “laugh” との違いを区別できると正答しやすくなります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「口を開いて“ぐりん”と笑う」というイメージで覚えるとよいでしょう。

  • “grin” は短い単語なので、 “smile” (スマイル) との違いを意識すると記憶に残りやすいです。

  • “I grin when I’m happy.” のような簡単なフレーズを声に出して言う練習も有効です。

  • 覚えるときは “green” と区別するために「短い /ɪ/ の音」を意識して発音練習すると混同を防げます。


以上が動詞 “grin” の詳細な解説です。歯を見せてにっこり笑う、とてもポジティブでカジュアルな響きのある単語なので、笑顔が大切な場面で積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
grin
意味(1)

(苦痛・敵意・怒りなどで)(…に)歯をむき出す《+at+

意味(2)

(喜びなど)をにっこり笑って示す

意味(3)

にやりとすること;歯をむき出した笑い

意味(4)

(軽べつ・満足・興味などの気持ちで)(…に)歯を見せて[にやりと]笑う《+at+

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