元となった辞書の項目
female
解説
形容詞 female
の詳細解説
1. 基本情報と概要
意味(英語): “female” = relating to or characteristic of women or the sex that can produce offspring or lay eggs.
意味(日本語): 「女性の、雌の」という意味で、女性や雌を区別・強調する際に使われます。「女性であること」「雌であること」を指す形容詞です。
「たとえば 'female doctor'(女性医師)のように、女性である、雌である、という性別を示すニュアンスがあります。」
- 品詞: 形容詞 (adjective)
- 活用形: 通常 “female” は形容詞形で変化しません。
- 副詞形や比較級などは存在しません。
- 副詞形や比較級などは存在しません。
他の品詞: 名詞(「女の人」「雌」)としても使用されることがあります。例: “The female of this species is larger than the male.” (この種の雌は雄より大きい。)
CEFRレベル目安: A2(初級)
- 「雌」「女性」といった性別を簡単に表す単語としては比較的早い段階で学習します。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語・接尾語というより、ラテン語由来の “femella(小さい女性)” が変化して中世フランス語 “femelle” となり、そこから英語に取り入れられました。
- 語幹: “fem-” には「女性、雌」という意味が含まれます。
- 接頭語・接尾語というより、ラテン語由来の “femella(小さい女性)” が変化して中世フランス語 “femelle” となり、そこから英語に取り入れられました。
関連する派生語・類縁語:
- “feminine” (形容詞): 「女性らしい、女性の」
- “feminism” (名詞): 「フェミニズム、男女同権論」
- “femalehood” (名詞): 「女性であること、雌であること」という意味ですが、あまり一般的ではありません。
- “feminine” (形容詞): 「女性らしい、女性の」
コロケーションや関連フレーズ(10個)
- female athlete → 女性アスリート
- female doctor → 女性医師
- female employee → 女性従業員
- female lead → 女性の主役
- female perspective → 女性の視点
- female hormones → 女性ホルモン
- female voice → 女性の声
- female role → 女性の役柄
- female character → 女性キャラクター
- female driver → 女性ドライバー
- female athlete → 女性アスリート
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- ラテン語の “femella”(小さな女性)から派生し、中世フランス語 “femelle” を経て英語の “female” になりました。
- ラテン語の “femella”(小さな女性)から派生し、中世フランス語 “femelle” を経て英語の “female” になりました。
- 歴史的使用:
- 当初は「女性」「雌」という意味でより科学的・生物学的な文脈に用いられましたが、広く「女性としての~」という形容詞としても定着しました。
- 当初は「女性」「雌」という意味でより科学的・生物学的な文脈に用いられましたが、広く「女性としての~」という形容詞としても定着しました。
- ニュアンス・使用時の注意点:
female
は生物学的性別や公式な勢いで使用されることが多く、やや事務的・科学的な響きがあります。特に「女性の」と言いたい時に「female + 名詞」としてよく使われます。- 場合によっては「female (noun) = 女性」という言い方が、文脈により冷たい・よそよそしい印象を与えることがあるため、必ずしもカジュアルなシーンで好まれるとは限りません。
4. 文法的な特徴と構文
- 一般的な構文:
female + [名詞]
- 例: female worker, female colleague, female patient
- 名詞として使う場合は
a female
のように冠詞をつけることもあります。
- 名詞としての使用:
- 「女性」や「雌」を指すときに用いられますが、人物に対して “the females” と言うと、少し事務的または硬い印象になります。
- 「女性」や「雌」を指すときに用いられますが、人物に対して “the females” と言うと、少し事務的または硬い印象になります。
- フォーマル/カジュアル:
- 文章や公式発表、学術・医療の文脈で形容詞として用いられやすいです。口語でも使われますが、カジュアルな場面では “woman/women” と区別して使うことが多いです。
- 文章や公式発表、学術・医療の文脈で形容詞として用いられやすいです。口語でも使われますが、カジュアルな場面では “woman/women” と区別して使うことが多いです。
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例
- “She’s the only female player on the team.”
- (彼女はチームで唯一の女性選手だよ。)
- (彼女はチームで唯一の女性選手だよ。)
- “My cat is female, so she might have kittens soon.”
- (私の猫はメスだから、近々子猫が生まれるかもしれない。)
- (私の猫はメスだから、近々子猫が生まれるかもしれない。)
- “Is there a female doctor available in the clinic?”
- (クリニックに女性医師はいますか?)
5.2 ビジネスでの例
- “We have several female leaders in our company now.”
- (我が社には今、数名の女性リーダーがいます。)
- (我が社には今、数名の女性リーダーがいます。)
- “Our new marketing strategy targets female consumers.”
- (新しいマーケティング戦略は女性消費者をターゲットとしています。)
- (新しいマーケティング戦略は女性消費者をターゲットとしています。)
- “The organization aims to support female entrepreneurs.”
- (その団体は女性起業家を支援することを目的としています。)
5.3 学術的・専門的な文脈での例
- “The female subjects in the study showed higher resilience to stress.”
- (その研究では女性被験者がストレスに対してより高いレジリエンスを示しました。)
- (その研究では女性被験者がストレスに対してより高いレジリエンスを示しました。)
- “We observed the behavior of both male and female insects in controlled conditions.”
- (我々は制御された環境下で、雄と雌の両方の昆虫の行動を観察しました。)
- (我々は制御された環境下で、雄と雌の両方の昆虫の行動を観察しました。)
- “Female representation in science fields is gradually increasing.”
- (科学分野における女性の参画は徐々に増えています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “womanly”(形容詞: 女性的な)
- より「女性らしさ」を強調する表現ですが、感情面や性質面を含む場合が多いです。
- より「女性らしさ」を強調する表現ですが、感情面や性質面を含む場合が多いです。
- “feminine”(形容詞: 女性らしい、女性の)
- “female” よりも「女性特有のイメージ(しとやか、優美)」を伝えるニュアンスを持つことが多いです。
- “female” よりも「女性特有のイメージ(しとやか、優美)」を伝えるニュアンスを持つことが多いです。
- “womanly”(形容詞: 女性的な)
反意語
- “male” (形容詞: 男性の、雄の)
- 性別の反対を示す形容詞として比較されます。
- 性別の反対を示す形容詞として比較されます。
- “masculine”(形容詞: 男らしい、男性の)
- “feminine” の反意語としてもしばしば挙げられますが、「男らしさ」を強調します。
- “male” (形容詞: 男性の、雄の)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /ˈfiːmeɪl/
- イギリス英語: /ˈfiːmeɪl/
- アメリカ英語: /ˈfiːmeɪl/
強勢(アクセント)の位置:
- 頭の “fe” に強勢が来ます: FEE-male
- 頭の “fe” に強勢が来ます: FEE-male
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 大きな違いはありませんが、イギリス英語の方が “メイル” 部分がやや短めに聞こえることがあります。
- 大きな違いはありませんが、イギリス英語の方が “メイル” 部分がやや短めに聞こえることがあります。
よくある発音の間違い:
- /ˈfiː/ が /fi/ のように短くならないように注意します(伸ばす音です)。
- /ˈfiː/ が /fi/ のように短くならないように注意します(伸ばす音です)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “female” を “femail” と綴ってしまうなどのミスに注意。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は実質ありませんが、 “woman” と “female” の使い分けが紛らわしい場合があります。
- TOEICや英検などの出題傾向:
- “female” は男女や雌雄の違いを問う問題で選択肢に現れやすいです。
- 特にビジネスシーンを想定した Toeic などでは “female employees” や “female staff” といった形で出題される可能性があります。
- “female” は男女や雌雄の違いを問う問題で選択肢に現れやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- スペルは “fe” + “male” のように見えますが、決して “fe + male” で「フェ・メイル」と読むわけではなく、“female” というひとまとまりです。
- “fe-male” で「女性」を表していると思い出すと混乱するときは、ラテン語由来であると頭に置いておくと良いでしょう。
- 単語カードに “female = 女性の/雌の” と例文をセットで書き込んで、そのイメージ(女性シンボル ♀ など)を関連づけて覚えると記憶に残りやすいです。
以上が形容詞 “female” の詳細解説です。英語学習の参考にしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(特に性を区別して)女の,女性の
意味(2)
(ねじ・差し込みなど)雌の
意味(3)
(動植物について)雌の