元となった辞書の項目
street
解説
1. 基本情報と概要
単語: street
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベル目安: A1(超初心者レベル)
英語での意味: A public road in a city or town, typically with buildings on one or both sides.
日本語での意味: 街中や町の中にある道路のこと。両側に建物があることが多いです。
「street」は「町の道路」を示す言葉で、日常生活でよく使われます。「○○通り」「町の中を走る道路」といったイメージです。たとえば、“Main Street” なら「メインストリート」という大通りのことを指します。
活用形
名詞のため、基本的には複数形 “streets” のみです。
- 単数形: street
- 複数形: streets
他の品詞形
“street” は主に名詞で使われる単語ですが、形容詞的に使われる場合(例: “street clothes” = 普段着)などがあります。動詞としては一般的に使いません。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: “street”
- 接頭語・接尾語は特にありません。
- 古英語 “stræt” に由来し、さらにラテン語 “strata”(「敷かれた道」の意)にさかのぼります。
- 接頭語・接尾語は特にありません。
関連単語・派生語
- streetcar: 路面電車
- streetlight: 街灯
- streetwise: 都会慣れした
- backstreet: 裏通り
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- busy street(にぎやかな通り)
- narrow street(狭い通り)
- main street(主要な通り)
- one-way street(一方通行の通り)
- across the street(道路の向こう側)
- street market(露店の並ぶ市場)
- street corner(通りの角)
- street sign(通りの標識)
- street performer(ストリートパフォーマー)
- side street(脇道)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 上でも述べたとおり、古英語の “stræt” やラテン語の “strata”(舗装された道)が起源とされています。
- 歴史・使用: ローマ時代に舗装された道を表す言葉からきているため、「都市に敷かれた道」というニュアンスがもともとあります。
- ニュアンス・使用時の注意:
- 「road」との使い分け: “street” は建物や住宅などの並ぶ市街地の道路、 “road” はより広義の道路(田舎道、幹線道路などを含む)を指すのが一般的です。
- カジュアルからフォーマルまで幅広く使用されます。口語でも、文章でもよく使われます。
- 「road」との使い分け: “street” は建物や住宅などの並ぶ市街地の道路、 “road” はより広義の道路(田舎道、幹線道路などを含む)を指すのが一般的です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a street / two streets のように数えられます。
- 一般的な構文:
- “I live on [名前 of the street].”
- “Walk down this street for two blocks.”
- “I live on [名前 of the street].”
- イディオム:
- “street by street” = 通りごとに土地勘を得るイメージ。
- “right up my street” (英国の口語) = 私の好みに合う/得意分野だ。
- “street by street” = 通りごとに土地勘を得るイメージ。
“street” はフォーマル/インフォーマル問わず使われるごく一般的な単語です。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)
- “I live on Maple Street near the park.”
(私は公園の近くのメイプル通りに住んでいます。) - “Let’s meet across the street from the bookstore.”
(本屋の向かい側で待ち合わせしよう。) - “Is there a grocery store on this street?”
(この通りに食料品店はありますか?)
ビジネス(フォーマル・セミフォーマル)
- “Our office is located on Fifth Street, two blocks away from the main station.”
(弊社のオフィスはファーストステーションから2ブロック離れたフィフス通りにあります。) - “Parking is available on the side streets near the conference venue.”
(会場の近くの脇道には駐車スペースがあります。) - “We’re planning to open a new branch on Main Street next quarter.”
(次の期にメインストリートに新しい支店をオープンする予定です。)
学術的・公的文脈
- “Urban planning research often focuses on street layout and pedestrian flow.”
(都市計画の研究では、通りの配置と歩行者の流れに注目することが多いです。) - “The historical development of streets reflects the cultural and economic growth of the region.”
(通りの歴史的発展は、その地域の文化的・経済的成長を反映しています。) - “Street design can significantly impact local commerce and community engagement.”
(通りのデザインは地域の商業やコミュニティの活性化に大きく影響を与えます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- road(道路)
- より一般的、街中だけでなく郊外や高速道路なども含む。
- より一般的、街中だけでなく郊外や高速道路なども含む。
- avenue(大通り)
- 街路樹があったり、広い道を指すことが多い。
- 街路樹があったり、広い道を指すことが多い。
- boulevard(並木道, 大通り)
- アメリカの都市設計でよく使われる。幅が広い印象。
- アメリカの都市設計でよく使われる。幅が広い印象。
- lane(小道, 路地)
- 狭い道や田舎道をイメージさせる。
反意語 (Antonyms)
- 特に明確な反意語はありませんが、 “off-road”(路面ではない場所)などは文脈上、「通り」ではなく「未舗装路」や「荒地」を示します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: [striːt]
- イギリス英語: [striːt]
- アメリカ英語: [striːt]
- アクセント(強勢):
- 「street」の [st] に続く「ree(t)」の部分が長い [iː] になり、全体が一拍で強く発音されるイメージです。
- 「street」の [st] に続く「ree(t)」の部分が長い [iː] になり、全体が一拍で強く発音されるイメージです。
- よくある間違い:
- /str/ の部分を [シュトリート] のように発音してしまうこと。実際は [str] を一続きで発音するように意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「street」は e が2つ連続する点に注意が必要です。
- 同音異義語: “treat” や “steer” などと混同は少ないですが、/str/ の音をしっかり聞き分けましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などで文章の一部としてよく登場します。指示語の問題(“on the street”/“in the street”)など、前置詞の使い方に注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「s + tree + t」 とつなげて、「木(tree) のある道路(street)」とイメージすると綴りを覚えやすいかもしれません。
- また、ラテン語の “strata”(舗装道路)から連想して、「きちんと舗装された道がストリート」というイメージで覚えてもよいでしょう。
- 基本単語ではありますが、前置詞などと組み合わさって “in the street” (道の真ん中に) とか “on the street” (住所を表す時に) など、微妙な違いを意識すると一歩上達につながります。
以上が “street” の詳細な解説です。日常生活で頻繁に登場する語なので、前置詞との使い分けにも注意を払いつつ、ぜひ積極的に使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(両側に歩道と建物のある)街路,通り;…街(通り)(《略》st.)
意味(2)
(歩道と区別した)車道
意味(3)
町内の人々