if only+仮定法過去完了
過去の事実に対する願望を表す
if only + 仮定法過去完了とは?
「if only + 仮定法過去完了」は、過去に実際には起こらなかったことに対して「もしあのとき~していたら(よかったのになあ)」「~だったらよかったのになあ」というように、過去の事実とは反対の願望や後悔を強く表す表現です。
形のポイント
基本形: If only + 主語 + had + 過去分詞
例: If only I had studied harder.
(あのときもっと勉強していればなあ。)助動詞を使う形: If only + 主語 + 助動詞の過去形 + have + 過去分詞
例: If only I could have seen her.
(彼女に会うことができていればなあ。)
どちらも「仮定法過去完了」の形をとります。ここでいう“仮定法過去完了”は、「had + 過去分詞」あるいは「助動詞の過去形 + have + 過去分詞」で表す過去の事実と反対の仮定を示す文法です。
使い方のイメージ
「実際は起こらなかった」ことを強く後悔したり、「そうしていたら結果が変わっていたかも」といった思いを込めて使う。
- 例: If only I had taken that job offer.
(あの仕事のオファーを受けていればよかったのになあ。)
- 例: If only I had taken that job offer.
「I wish + 仮定法過去完了」と同様に、過去の事実が違っていたら…という“強い願望や後悔”を示す表現として用いられる。
- 例: I wish I had taken that job offer.
(あの仕事のオファーを受けていればよかったのになあ。) - 例: If only I had taken that job offer.
(あの仕事のオファーを受けていればよかったのになあ。)
どちらも意味合いはほぼ同じですが、「if only」のほうが「そうであってほしかった!」という後悔や願いの強さが際立つ傾向があります。
- 例: I wish I had taken that job offer.
例文
If only I had known about the party, I would have gone.
(あのパーティーについて知ってさえいれば、行ったのになあ。)If only they had arrived on time, we could have caught the train.
(もし彼らが時間通りに来ていたら、電車に間に合ったのになあ。)If only I could have helped you yesterday.
(昨日、あなたを手伝うことができていればなあ。)
→ 助動詞(could)の過去形 + have + 過去分詞の形
まとめ
- 「if only + 仮定法過去完了」は、過去の事実とは違った展開を強く望む表現。
- 文の形は「If only + 主語 + had + 過去分詞」または「If only + 主語 + 助動詞の過去形 + have + 過去分詞」。
- 日本語訳では「~していたらなあ」「~していればよかったのに」という後悔や強い願望を表す。
- 「I wish + 仮定法過去完了」と似ており、意味もほぼ同じだが、「if only」の方が強調度が高いと覚えておくとよい。