if節内のshould
「(仮に)SがVするとしたら」
以下では「If S should V(SがVするとしたら)」の使い方について、より詳しくわかりやすく解説します。
If節内の「should」の意味とニュアンス
英語の仮定法表現には「If S should V」という形があります。これは「(仮に)SがVするとしたら」という意味を表し、特に「実際には起こりにくいこと」を想定する場合に用いられます。たとえば “If it should rain tomorrow, …” (もし明日万が一雨が降るようなことがあったら…)のように使い、「起こりそうにないけれど、万が一という可能性も考えておく」というニュアンスを伝えます。
ポイント
- 実際に起きる可能性が非常に低いと思われる事柄で使う。
- 「万が一…ということがあったら」というような状況を想定する。
- 「万が一…ということがあったら」というような状況を想定する。
- 文体がフォーマルになることが多い。
- “If S should V” は、口語よりも文語や丁寧なやり取りでよく見られる。
例文
If you should see Mr. Brown at the conference, please tell him I said hello.
- 可能性は低いけれども、「万が一見かけたら挨拶を伝えてほしい」という意味合い。
- 可能性は低いけれども、「万が一見かけたら挨拶を伝えてほしい」という意味合い。
If it should rain tomorrow, we will have to cancel the picnic.
- 「おそらく雨は降らないだろうが、もし降るようなら」という前提。
- 「おそらく雨は降らないだろうが、もし降るようなら」という前提。
Should you have any questions, feel free to contact me.
- “If you should have any questions” をさらに短くした形。フォーマルな文書やビジネスメールなどでよく使われる。
「If節の中のshould」と普通のif節との違い
普通のif節(If S V…)
例: If it rains tomorrow, we will cancel the picnic.
→ “明日雨が降るかもしれないし、降らないかもしれない” という単純な条件。shouldを用いたif節(If S should V…)
例: If it should rain tomorrow, we will cancel the picnic.
→ “明日雨が降る可能性は低いけれども、万が一そうなったら” というより控えめ・丁寧なニュアンス。
まとめ
- 「If S should V」は「(仮に)SがVするようなことがあれば」という意味で、可能性が極めて低い状況を想定する表現。
- 「万が一」という含みがあり、フォーマルな文体でもよく用いられる。
- 普通の if 節との違いは、起こりうる度合いをより低く見積もっている点と、その分丁寧・控えめなトーンが加わる点にある。
もし英作文をするときに「万が一に備えて言っておきたい」というようなニュアンスを出したい場合は、「If S should V」を使ってみましょう。実際には起こりにくいと考えられる事柄を想定する際に、自然できちんとした印象を与える表現として役立ちます。