最終更新日:2025/10/19

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元となった文法の項目
137
A2.2-B1.1

助動詞: be able to

能力を表す助動詞としてのカタマリ

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説明

助動詞: be able to の使い方

be able to」は「~することができる」という意味で、助動詞の「can」とよく似ています。しかし以下のように、微妙な違いや使い方のポイントがあります。


1. 「be able to」と「can」の違い


  1. 能力に重点を置く


    • 「can」は「能力」や「可能性(推測)」など広い意味を表せますが、特に「能力」を強調したいときは「be able to」を使います。

    • 例:


      • I can run fast. (私は速く走ることができる)

        → 「ある程度速く走れる」という能力の意味合い。

      • I am able to run fast thanks to my training. (トレーニングのおかげで速く走れるようになった)

        → 能力を獲得したことや、努力による力をより強調。



  2. 時制への対応


    • 「can」は現在形と過去形「could」しかありませんが、「be able to」はさまざまな時制で使えます。


      • 未来形 → will be able to

      • 現在完了形 → have been able to

      • 過去完了形 → had been able to


    • 例:


      • I will be able to join the party tomorrow.

        (明日はパーティーに参加することができるだろう)

      • I have been able to speak English since I was a child.

        (子供の頃からずっと英語を話すことができています)




2. 主語に関して


  • 一般的に「be able to」は「人」を対象に使われるケースが多いですが、実際には人以外(機械や道具など)でも用いられることがあります。たとえば、


    • This machine is able to detect even the smallest movement.

      (この機械は非常に小さな動きさえ検知することができる)


  • ただし「人以外」に使う場合は「そのモノが何かをできるほどに機能する」というニュアンスが強いため、文脈によっては「can」を使うことも多いです。


3. 「will be able to」の使い方

未来を表す文で「can」をそのまま使った場合、しばしば「推測」や「現在の能力を未来に投影して話す」ニュアンスになります。しかし、「助動詞(will)+助動詞(can)」と2つの助動詞を並べることはできません。そのため、未来における「できる」をはっきり表すには「will be able to」を使います。


  • 例:


    • × I will can go there tomorrow. (助動詞が2つ並んでいるので誤り)

    • ○ I will be able to go there tomorrow.

      (明日はそこへ行くことができるでしょう)



4. まとめ


  • be able to=「~できる」

    「can」と同じ意味合いだが、特に「能力」「努力して身に付けた力」を強調したい場合や、さまざまな時制で能力を表したい場合に便利。

  • 主語

    原則は「人」だが、人以外のものにも機能面で「be able to」を使うことは可能。

  • 未来形

    「will + can」という形はつくれないため、未来形にしたいときは「will be able to」を使う。

このように、「be able to」は「can」を補う形で幅広い時制・文脈で活躍します。文章中で使い分けを意識すると、より正しく豊かな英語表現ができるようになります。

中級英文法問題(CEFR-J B1)

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