too 形容詞・副詞 to 動詞
「~しすぎて...できない」を表すtoo~to...構文
以下では、英文法の「too + 形容詞・副詞 + to + 動詞」という表現について、より詳しく、わかりやすく解説します。
1. 基本構造と意味
「too + 形容詞・副詞 + to + 動詞」は、
「…するには~すぎる」
という意味を表します。もう少し自然な日本語に言い換えると、
「~しすぎて…できない」
となり、「~すぎることが原因であることができない」というニュアンスになります。
例えば、以下の例文を見てみましょう。
She is too young to drive a car.
(彼女は車を運転するには若すぎる → 若すぎて運転できない)
ここでは「young(若い)」という性質が“運転するには制限を超えている”= “運転できない”という理由を示しています。
2. 実際の例文
- It’s too hot to go outside.
- (外に行くには暑すぎる → 暑すぎて外に出られない)
- This box is too heavy to lift.
- (この箱は持ち上げるには重すぎる → 重すぎて持ち上げられない)
- He was driving too fast to stop immediately.
- (彼はすぐに止まるにはあまりにスピードを出しすぎていた → 速すぎて急には止まれなかった)
このように、「too + 形容詞・副詞 + to + 動詞」で「~すぎて…できない」を表す際には、「何が原因で、どのような行動・状況ができないのか」が明確になるようにイメージするとわかりやすいです。
3. 「too ~ to ...」と「so ~ that ...」との違い
よく似た構文として「so 形容詞 / 副詞 that ...」がありますが、こちらは「とても~なので...」という「結果」を説 明するときに使う表現です。次の例文で比べてみましょう。
- (A) He was too tired to do his homework.
- (彼は宿題をするには疲れすぎていた → 疲れすぎて宿題ができなかった)
- (B) He was so tired that he couldn't do his homework.
- (彼はとても疲れていたので、宿題ができなかった)
どちらも「宿題をすることができなかった」という結論は同じですが、(A) は「疲れの程度が限度を超えていた」というニュアンス、(B) は「疲れが原因で結果としてできなかった」という流れを示すニュアンスです。実際の意味合いはよく似ていますが、視点の置き方に微妙な違いがあります。
4. まとめ
- 「too + 形容詞 / 副詞 + to + 動詞」は「…するには~すぎる」という意味。自然な日本語では「~しすぎて…できない」と訳すとわかりやすい。
- 原因となる「~すぎる部分」と、結果として「できない行動・状況」をイメージしながら使うと、自然な英文が作れる。
- 「so ~ that ...」とも似ているが、前者は「限度を超えているためにできない」というニュアンスが強調される。
この構文を使いこなせると、英語で「度を超えた状態」の表現をスムーズに行えるようになります。ぜひ、実際の文章や会話の中で練習してください。