過去進行形
(そのときまさに)~しているところだった
以下では、過去進行形について、より詳しく、わかりやすく解説します。
過去進行形とは
過去進行形は、「be動詞の過去形 (was / were)」+「動詞のing形 (現在分詞)」で構成され、過去のある特定の時点・期間にわたって継続して行われていた動作・状態を表します。
形:
(主語) + was / were + 動詞のing形
たとえば、
- “I was studying English yesterday at 9 pm.”
(昨日の夜9時に私は英語の勉強をしていました)
のように、「過去のある時点において連続していた動作」を表すものが過去進行形です。
意味とニュアンス
過去進行形は、「その時まさに〜しているところだった」「〜している最中だった」というニュアンスを伝えます。過去形で「〜した」の一時的な事実を伝えるだけでなく、そのときの動作の“継続している様子”に焦点を当てたい場合に使われます。
- 単純過去形 (I studied.)
→ 過去のある時点に「勉強した」という事実を表す。 - 過去進行形 (I was studying.)
→ 過去のある時点に「勉強している最中だった(途中だった)」という連続的な状態を強調。
具体的な例文
I was reading a book when you called me.
(あなたが電話をかけてきたとき、私は本を読んでいる途中でした)We were watching a movie at 8 pm last night.
(私たちは昨夜の8時に映画を見ているところでした)He was sleeping while I was working on the project.
(私がそのプロジェクトに取り組んでいる間、彼はずっと寝ていました)
よく使われるシチュエーション
「〜している最中に別の出来事が起こった」
- 接続詞 when や while と一緒に使われることが多い。
例:I was cooking dinner when the phone rang.
(電話が鳴ったとき、私は夕食を作っている最中でした)
- 接続詞 when や while と一緒に使われることが多い。
「過去のある時点で動作が持続していた」
- 時間を示す副詞(at that time, at 7 o’clock 等)とともに用いられ、特定の過去の瞬間に継続して行われている表現をする。
例:At 7 o’clock yesterday, they were running in the park.
(昨日の7時に、彼らは公園を走っていました)
- 時間を示す副詞(at that time, at 7 o’clock 等)とともに用いられ、特定の過去の瞬間に継続して行われている表現をする。
「同時進行していた2つの動作」
- while を使って、過去の同じ時間帯に並行して進行していた場合に使う。
例:I was studying English while my brother was listening to music.
(私が英語の勉強をしている間、弟は音楽を聴いていました)
- while を使って、過去の同じ時間帯に並行して進行していた場合に使う。
過去進行形と併せて覚えたいポイント
進行形にできない動詞
- “like, know, understand, love” など、状態や感情、知覚を表す動詞は進行形にしないことが多い(ただし一部例外もあります)。
状況に応じた使い分け
- 過去進行形は「あのとき連続していた最中だった」という背景を詳しく説明する際に効果的です。一方、「短い動作」「一瞬で終わる行為」を強調したい場合は、単純過去形を使います。
まとめ
過去進行形の形:
→ (主語) + was / were + 動詞のing形主な意味:
→ 過去の特定の時間や期間に「継続していた動作・状態」を表す。使う場面:
- 過去に起こった出来事や動作の「最中」に別の出来事が起こった場合。
- 過去のある時点で何かをしている状態を強調したい場合。
- 2つの動作が同時進行していたとき。
- 過去に起こった出来事や動作の「最中」に別の出来事が起こった場合。
過去進行形を使うことで、過去の出来事の背景や臨場感をより豊かに伝えることができます。単純過去形との使い分けを意識しながら、ぜひ会話や文章に取り入れてみてください。