動詞+that節
後ろにthat節を取れる動詞
以下では、英語における「動詞+that節」の使い方をより詳しく解説します。マークダウンの見出しや箇条書きを用いて、なるべくわかりやすくまとめました。
1. 他動詞と自動詞とは?
英語の動詞は、大きく分けて以下の2種類に分類されます。
他動詞 (transitive verb)
後ろに「目的語」を必要とする動詞。
例:have, make, take など
・I have a bag.(私はカバンを持っている)
・She made a cake.(彼女はケーキを作った)自動詞 (intransitive verb)
後ろに「目的語」を必要としない動詞。
例:run, sleep, arrive など
・I run every morning.(私は毎朝走る)
・He sleeps for eight hours.(彼は8時間眠る)
2. that節とは?
that節とは、接続詞 “that” に続く節(主語+動詞)を指します。一般的には「~ということ」という意味を持ち、文中で目的語や主語などさまざまな役割を果たします。
- 例:I think that you are right.
(あなたが正しいと思います)
ここで “that” はしばしば省略することもできます。
- 省略例:I think you are right.
3. that節を取る他動詞の例
「動詞 + that節」の形を取ることができる他動詞には、たとえば次のようなものがあります。
think:~と思う
- I think (that) you should see a doctor.
(医者に診てもらうべきだと思う)
- I think (that) you should see a doctor.
hope:~と望む、~を期待する
- We hope (that) you will enjoy your stay.
(私たちはあなたが滞在を楽しんでくれることを望みます)
- We hope (that) you will enjoy your stay.
agree:~に同意する
- They all agreed (that) the plan was perfect.
(彼らは皆、その計画が完璧だということに同意した)
- They all agreed (that) the plan was perfect.
believe:~と信じる
- She believes (that) he can succeed.
(彼は成功できると彼女は信じている)
- She believes (that) he can succeed.
know:~を知っている
- I know (that) you’re busy right now.
(私はあなたが今忙しいことを知っています)
- I know (that) you’re busy right now.
say:~と言う
- He said (that) he would come later.
(彼はあとで来ると言いました)
- He said (that) he would come later.
これらの動詞は「動詞+that節」の形で「~ということを〇〇する」という意味を表し、that節が動詞の目的語の役割を果たしています。
4. thatの省略と注意点
実際の会話やカジュアルな文章では、しばしば “that” が省略されます。しかし、あえて省略しない方が意味の明確さを保てるケースもあるため、以下の点に注意しましょう。
- thatを省略しても意味が明確な場合
例:I think you’re right.(“that” の省略) - 主語が長くなる場合や文章が複雑になる場合は、明確にするため that を残すことも多い
例:I think that the decision we made yesterday was the best option.
5. まとめ
- 動詞には目的語を必要とする他動詞と、目的語を取らない自動詞がある。
- 他動詞の中には”that節”を後ろに置ける動詞があり、典型的には think, hope, agree, believe, know, say などがそれに該当する。
- that節は「~ということ」を表し、文中では目的語や主語などとして働く。
- that はよく省略されるが、文章を明確にするために省略しないことも多い。
英語で文章を組み立てるときには、こうした文型を意識して、動詞の後ろにくる要素を適切に選んでいきましょう。たとえば自分の考えや意見を伝える際は、think, believe, hopeなどを適切に使って、後ろに that節をつなげると流暢な表現になります。