元となった文法の項目
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A1.1-A1.2
me/you/us/him/her/them
代名詞(目的格)
説明
以下では、代名詞の目的格(me / you / us / him / her / them)について、より詳しくわかりやすい形で解説します。
代名詞の目的格とは?
目的格(object pronouns) とは、文中で「動作を受ける立場」にある代名詞を指します。たとえば、以下の文を見てみましょう。
He saw me.
(彼は私を見た。)
この場合の “me” が目的格の代名詞です。「me」は「I(私は)」の目的格バージョンと考えるとわかりやすいです。
目的格の形
英語の代名詞には、主格(主語として使われる形)と目的格(目的語として使われる形)があり、形が変化します。以下が目的格の代表的な形です。
| 主格 | 目的格 | 意味 |
|---|---|---|
| I | me | 私は → 私を |
| you | you | あなたは → あなたを(単数・複数とも同形) |
| we | us | 私たちは → 私たちを |
| he | him | 彼は → 彼を |
| she | her | 彼女は → 彼女を |
| they | them | 彼ら・彼女ら等は → 彼ら・彼女ら等を |
※ “you” は主格も目的格も同じ形ですが、文中での役割によって見分けます。
目的格が使われる場面
目的格は、主に以下のような文中の「目的語」の位置で使われます。
動作の対象
動詞のあとに来る「〜を」「〜に当たる部分」が目的格になります。- 例:He helped me. / They found her. / We invited them.
前置詞のあと
前置詞(to, for, with, at, in など)の直後にくる代名詞は目的格が使われます。- 例:The gift is for you. / I spoke with him. / We went with them.
文例での確認
He gave me a book.
- “me” が目的格。「彼は“私に”本を与えた」となり、ここでは “me” が動作(give)の受け手になります。
We saw them at the park.
- “them” が目的格。「私たちは公園で“彼ら/彼女ら”を見かけた」という意味です。
She told us the news.
- “us” が目的格。「彼女は私たちにニュースを知らせてくれた」となります。
I talked to her yesterday.
- “her” は “she” の目的格。「私は昨日“彼女に”話した」という意味です。
まとめ
- 代名詞の目的格とは、文中で動作や作用を「受ける役割」を担う代名詞です。
- 代表的な目的格は、me / you / us / him / her / them。
- 動詞の直接の目的語や前置詞のあとに登場するのが特徴です。
- 例文を多く読む・書くことで自然に身につきます。
目的格をしっかりと把握しておくと、英語での表現力が格段にアップします。様々な例文を使って練習してみてください。