最終更新日:2025/03/12

I regret having said that to him.

正解を見る

私は彼にその事を話したのを後悔している。

編集履歴(0)
元となった文法の項目
223
B2.1

having + 過去分詞

「~したことを…する」

私は彼にその事を話したのを後悔している。

このボタンはなに?
説明

以下では、「having + 過去分詞」(完了形の動名詞)がどのように使われるのか、特に「regret」「acknowledge」の例に焦点を当てながら、より詳しく解説します。


1. 動詞がとる形の基本

英語の動詞は、後ろにとる形が大きく分けて次の2種類あります。


  1. to不定詞

    例: want to do, decide to do, hope to do など

    「~することを望む」「~することを決める」「~することを望む」のように、to不定詞をとる動詞の例です。


  2. 動名詞(~ing形)

    例: enjoy doing, finish doing, avoid doing など

    「~することを楽しむ」「~し終える」「~することを避ける」のように、動名詞(~ing形)をとる動詞の例です。



2. regret や acknowledge などの動名詞をとる動詞

「regret」「acknowledge」も後ろに動名詞(~ing形)をとる動詞の代表例です。それぞれ以下のような意味になります。


  • regret doing: 「~することを後悔する」

    例: I regret telling her the truth.

    (彼女に本当のことを言ったことを後悔している。)


  • acknowledge doing: 「~することを認める」

    例: He acknowledged breaking the vase.

    (彼は花瓶を壊したことを認めた。)



3. 「having + 過去分詞」(完了形動名詞)とは?

「~ing形」の前に having を加えて「having + 過去分詞」の形にすると、完了の意味が加わります。これを「完了形動名詞(perfect gerund)」と呼びます。完了形動名詞を使うと、「(すでに)~したこと」という過去に完了した動作や状態を強調できます。

たとえば、以下のように使います。


  • regret having done: 「(過去に)~したことを後悔する」

  • acknowledge having done: 「(過去に)~したことを認める」

「done」は過去分詞の代表として例示しているだけで、実際には動詞を変えて使います。

例文


  1. I regret having told her the truth.

    (彼女に本当のことを言ってしまったことを後悔している。)

    ┗ 単に “regret telling her the truth” でも伝わりますが、「having told」を使うと「言った動作が過去に終わっている」ことを明確に示します。


  2. He acknowledged having broken the window.

    (彼はすでに窓を壊したことを認めた。)

    ┗ “acknowledged breaking the window” でも意味は通じますが、「having broken」を使うことで、前もって起こった行為(壊してしまった)の完了を意識させます。



4. 「regret」や「acknowledge」の他の形との違い

regret to do の場合


  • “regret to do” は「残念ながら~しなければならない」「~することを残念に思う」というように、まだ行われていない動作あるいはこれから行う動作に対する「残念な気持ち」を表します。

    例: I regret to tell you this, but … (こうお伝えしなければならないのは残念ですが…)

acknowledge that節 の場合


  • “acknowledge that+文” の形で、後ろに節(SV構造)を続けることもできます。

    例: He acknowledged that he was responsible for the damage.

    (彼はその損害に自分が責任があることを認めた。)

「動名詞をとるか」「to不定詞をとるか」「that節をとるか」は動詞によって決まることが多いので、辞書や英文法書などを確認しつつ覚えていくとよいです。


5. 「having + 過去分詞」全般のイメージ

「having + 過去分詞」は以下のように、「先に終わっている行為・状態」を示すために使われます。


  • 動詞の目的語として (例: regret having done, acknowledge having done)

  • 分詞構文として (例: Having finished my homework, I went to bed.)

いずれの場合も「~をすでに実行し終えている」というニュアンスが強調されると考えると理解しやすいです。


まとめ


  1. 英語の動詞の後ろには「to不定詞」と「動名詞(~ing形)」の2パターンがあり、動詞ごとに取れる形が異なる。

  2. 「regret」や「acknowledge」は動名詞(~ing形)をとる動詞で、それぞれ「~することを後悔する」「~することを認める」を意味する。

  3. さらに「完了形動名詞(having + 過去分詞)」を使うと、「(過去に)~したことを後悔する・認める」と、行為が過去に完了していることを強調できる。

  4. 「regret to do」のような形が存在する動詞もあり、意味の違いを正しく把握することが大事。

「having + 過去分詞」の形はやや上級文法として扱われますが、使い方をしっかり理解すると、自分が伝えたい「過去の行為」に対する思いや事柄を正確に表現できるようになります。ぜひ、例文とともに練習してみてください。

CEFR-J B2 / 文法問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★