最終更新日:2024/06/14
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元となった辞書の項目

research

IPA(発音記号)
名詞

《新しい事実などの探究のための,特定の分野の》研究,調査《in, into,on ...》

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私は気候変動についての研究を行っています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: research

品詞: 名詞 (不可算名詞として扱われることが多い)

意味(英語): The systematic investigation into and study of materials and sources in order to establish facts and reach new conclusions.

意味(日本語): 「研究」「調査」「探究」


「特定の分野やテーマについて、事実を明らかにしたり新しい知見を得たりするために、体系的に調べたり分析したりすることを指します。学術的な文脈だけでなく、ビジネスや日常生活でも、情報を調べる行為として使われる単語です。」


活用形:


  • 名詞としては単数形・複数形にほとんど変化はありません。通常は不可算名詞として扱います。


    • “research” (不可算)

    • “pieces of research” / “studies” と言い換えて複数形を表現する場合もあります。


  • 動詞として使う場合は “to research” (例: “He is researching the topic.”)

他の品詞の例:


  • research (動詞): 研究する、調べる

  • researcher (名詞): 研究者

CEFRレベルの目安:


  • B2 (中上級)


    • 一般的な会話ではなく、ややアカデミックな場面やビジネスシーンなどで必要になる単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語・接尾語・語幹:


    • “re-” は「再び・後ろに」という意味の接頭語

    • “search” は「探す」の意味

    • “re + search” で「再び探す、繰り返し探る」というイメージですが、現在では「追究する」「研究する」という意味で一つの単語となっています。


  • 関連語 (派生語・類縁語)


    • “researcher” (研究者)

    • “to research” (研究する、調べる)

    • “researchable” (研究可能な)


  • コロケーション(共起表現)10選


    1. “conduct research” – 研究を行う

    2. “carry out research” – 研究を実施する

    3. “extensive research” – 広範な研究

    4. “cutting-edge research” – 最先端の研究

    5. “research findings” – 研究結果(発見)

    6. “research methodology” – 研究手法

    7. “academic research” – 学術研究

    8. “market research” – 市場調査

    9. “fundamental research” – 基礎研究

    10. “research paper” – 研究論文



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 古フランス語 “recercher” (再び探す) に由来し、「繰り返し調べる」ことが語源となっています。


  • 歴史的使用:


    • 中世ヨーロッパでは主に学問的・哲学的な「真理探求」として使われ、徐々に科学分野や各産業分野にも広がりました。


  • 微妙なニュアンスや感情的な響き:


    • 一般的にはフォーマルな場面で使用されがちですが、ビジネスや日常会話でも「ちゃんと調べる」というニュアンスで用いられます。


  • 口語/文章の使われ方:


    • ビジネスや学術的なレポート文章などでよく使われ、口語でも「I did some research on it.」のようにカジュアルに使われることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント: 名詞の場合、通常は不可算扱い


    • “This research is important.” (正)

    • “These researches are interesting.” (誤) → “These studies are interesting.” や “This piece of research is interesting.” と言い換え


  • 一般的な構文やイディオム:


    • “do research on ~” / “ conduct research on ~”

    • “be dedicated to one’s research”

    • “be driven by research”


  • フォーマル/カジュアルの使い分け:


    • フォーマル: “conduct research”, “carry out extensive research”

    • カジュアル: “do some research”, “look into sth (something) thoroughly”



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I need to do some research before I buy a new laptop.”


    • 新しいノートパソコンを買う前に、色々調べないといけない。


  2. “She did quite a bit of research on that topic for her blog post.”


    • 彼女はブログ記事を書くために、そのトピックについてかなり調査した。


  3. “I researched a few recipes online before cooking dinner.”


    • 晩ごはんを作る前に、オンラインでレシピをちょっと調べたんだ。


(2) ビジネスの場面での例文


  1. “Our team conducted thorough market research before launching the product.”


    • 私たちのチームは、その製品を発売する前に徹底した市場調査を行いました。


  2. “We need more data to finalize the research report.”


    • 研究報告書を完成させるには、もっとデータが必要です。


  3. “He presented the findings of his research at the conference.”


    • 彼はカンファレンスで自身の研究結果を発表した。


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Her doctoral research focuses on renewable energy technologies.”


    • 彼女の博士課程の研究は、再生可能エネルギー技術に焦点を当てています。


  2. “The lab’s cutting-edge research is drawing attention worldwide.”


    • その研究所の最先端研究は、世界中から注目を集めています。


  3. “Funding is critical to further our research in this field.”


    • この分野の研究をさらに進めるためには、資金が不可欠です。



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “study” – (研究、勉強)


      • 意味が近いですが、“research” はより体系的・本格的な調査を指す傾向が強いです。


    2. “investigation” – (捜査、調査)


      • 犯罪捜査などのニュアンスが強いですが、厳密な調査という点で類似。


    3. “inquiry” – (問い、調査)


      • 質問や照会という意味が強い。学問的にも用いられます。



  • 反意語:


    • 直接的な「反意語」は存在しませんが、強いて言うなら「guess」(推測) や「ignore」(無視) が、「調べることをしない」という点で対照的になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /rɪˈsɝːtʃ/

    • イギリス英語: /rɪˈsɜːtʃ/


  • 強勢(アクセント):


    • “re-SÉARCH” と第2音節に強勢がきます。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語は “r” の巻き舌が強めに出る /-ˈsɝːtʃ/ 。

    • イギリス英語は /-ˈsɜːtʃ/ で、r の音が弱め、母音がやや伸びる印象。


  • よくある発音の間違い:


    • 第1音節 “rɪ-” の発音が曖昧になり “ri-search” と基準からズレやすい。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルについて


    • “reserch” と綴りを間違えることがあるので注意。 “a” を入れるのを忘れないようにしましょう。


  • 同音異義語との混同


    • 類似する同音異義語はありませんが、“search” (探す) と “research” (研究する) を混同しないように注意が必要です。


  • 試験対策・出題傾向


    • TOEICや英検のビジネス・学術的文脈で “research” は頻出単語です。主に「研究を行う」「調査する」という内容の文脈で出題されます。


  • 不可算名詞としての使い方


    • “This research is…” と単数扱いにするのが原則的に正しい使い方です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “re + search” → “もう一度探す” → 「深く探究する」というイメージで覚えるとわかりやすいです。

  • “search” との違いを明確にするには “re-” が専門的、より深い調査を表すと考えるとよいでしょう。

  • 勉強テクニックとしては、実際に “market research” “conduct research” などのフレーズを丸ごと暗記しておくと、ライティングやスピーキングで活用しやすくなります。


以上が、名詞 “research” の詳細な解説です。研究や調査を表す重要単語であり、アカデミックからビジネスまで幅広く使われるので、しっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
research

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