最終更新日:2024/06/13

私は地面を這っている虫を見ました。

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I saw a worm crawling on the ground.

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元となった辞書の項目

worm

名詞

〈C〉(細長く柔らかい)『虫』(毛虫・うじ虫・ミミズ・回虫など) / 〈C〉(形・動きが)ミミズなどに似たもの,(いも虫状の)ねじのらせん / 〈C〉虫けらのような人間;哀れな(下劣な)人 / 《複数形で;単数扱い》寄生虫病

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解説

名詞 worm の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: worm

日本語: ミミズやイモムシなどの「虫」、あるいはコンピュータウイルスなどに使われる「ワーム」

品詞: 名詞 (countable: 形のある生き物としての「虫」や、ウイルスの種類を指す場合は可算 / コンピュータ用語の「ワーム」は普通可算)

意味(英語):


  1. A small, long, thin creature with no bones, usually living in soil.

  2. A self-replicating computer program that spreads itself to other computers.

意味(日本語):


  1. ミミズやイモムシなどの細長くて節のない虫を指します。土の中にいるミミズのように、足がなくて体が長い生き物のイメージです。

  2. コンピュータの分野では、自分自身を複製しながらネットワークを通じて広がるマルウェアの一種を指します。

「畑にいるミミズを指したり、パソコンに被害を与えるウイルスソフトなどを“worm”と呼んだりします。」というように、実際の虫にも、比喩的・専門用語としてのマルウェアにも使われます。

活用形:


  • 通常、名詞の複数形は worms です。

  • 動詞としては使われないため、動詞活用はありません。

他の品詞形:


  • 形容詞 “wormy”:「虫だらけの」「虫食いの」を意味します。

  • コンピュータの文脈で形容詞「worm-like(ワームのような)」などの表現が使われることがあります。

CEFRレベルの目安: A2 (初級)

→ 生き物の名前としては日常的に使われる単語なので、初級レベルからよく学習・使用されます。


2. 語構成と詳細な意味

「worm」は明確な接頭語・接尾語・語幹へ分解できる語ではありません。古英語系のほぼ単語全体が語幹となるタイプです。

関連語


  • wormy (adj): 虫の入った、虫だらけの

  • wormery (n): ミミズの飼育箱、ミミズの飼育装置(堆肥づくりなどに使われる)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. earthworm(ミミズ)

  2. worm infestation(虫の発生、寄生)

  3. worm gear(ウォームギア:機械の歯車の一種)

  4. computer worm(コンピュータワーム)

  5. worm out of something(〔いやなことなどを〕うまく言い逃れる)

  6. bookworm(本の虫:読書好きの人)

  7. worm food(俗語で「死体」、やがて虫に食べられるものという厳しい表現)

  8. worm castings(ミミズの排泄物、堆肥として使われる)

  9. worm your way into (someone’s favor)(気に入られるようにうまく取り入る)

  10. the early bird catches the worm(ことわざ:「早起きは三文の徳」)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “wyrm” に由来するとされ、当初は「爬虫類」「蛇」を意味する言葉から発達したと考えられています。

歴史的背景と使われ方:


  • ラテン語やゲルマン語圏を経て、古い時代から「細長い虫」「蛇」を総称する意味合いで使われてきました。現代では主に「足のない細長い虫」のイメージが強いです。

ニュアンスや感情的な響き:


  • 生き物の「worm」は自然な文脈で使われますが、コンピュータの「worm」はマルウェアの一種であるため、ネガティブな印象が強いです。

  • 俗語表現で「worm(虫)」は卑劣な人間を指すことがあります(例:「He is such a worm.」 →「彼は本当に卑劣だ」)。

使用シーン:


  • 口語・文章いずれでも普通に使います。

  • フォーマルかカジュアルかといえば、虫としての意味はカジュアルな日常会話でよく見られ、コンピュータの意味は専門的な文脈の中でも一般的に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞としての使い方:


    • “I saw a worm in the garden.”(庭でミミズを見たよ。)

    • 複数形は “worms” になります。


  2. イディオム:


    • worm out of something: 面倒な状況などからうまく逃れる

    • worm one’s way into: (人の信用や好意などに)狡猾に入り込む


  3. フォーマル / カジュアル:


    • 生き物としての話ならカジュアルに「worm」を使うことが多いです。

    • コンピュータ分野では専門的だけれど、一般的にも知られた用語です。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例 (3つ)


  1. “Look! There’s a tiny worm on this leaf.”

    (見て!この葉っぱの上に小さな虫がいるよ。)


  2. “I used to be scared of worms, but now I’m fine.”

    (昔はミミズが怖かったけど、今は平気。)


  3. “Mom, why are there so many worms in the soil?”

    (ママ、どうして土の中にはこんなにたくさんミミズがいるの?)


(B) ビジネスシーンでの例 (3つ)


  1. “We need to update our security system to protect against the latest computer worm.”

    (最新のコンピュータワームから守るためにセキュリティシステムを更新する必要があります。)


  2. “A worm has infected the company’s network, and our IT team is working on it.”

    (会社のネットワークがワームに感染したので、ITチームが対処中です。)


  3. “The worm spread rapidly through our email servers.”

    (ワームはメールサーバーを介して急速に広がりました。)


(C) 学術的・専門的な文脈での例 (3つ)


  1. “Earthworms play a crucial role in aerating the soil.”

    (ミミズは土を耕して空気を通しやすくする上で重要な役割を担います。)


  2. “Researchers discovered a novel species of marine worm off the coast of Australia.”

    (研究者たちはオーストラリア沖で新種の海洋ワームを発見しました。)


  3. “The lifecycle of a parasitic worm can be complex, involving multiple hosts.”

    (寄生虫ワームのライフサイクルは複雑で、複数の宿主を経ることがあります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. caterpillar(イモムシ)


    • 「蝶や蛾の幼虫」という特定の幼虫を指すので、worm より限定的。


  2. maggot(ウジ虫)


    • ハエの幼虫で、腐ったものに発生するためやや不快感の強い語。


  3. grub(幼虫)


    • 主に甲虫などの幼虫を指す場合が多い。土の中の幼虫という点ではwormに近いが、もう少し虫全般のイメージが強い。


反意語


  • 生き物としての反意語というよりは「worm」と対照的に「mammal(哺乳類)」「bird(鳥)」のように全く別のカテゴリーの生物を示すことが多いです。直接的な「反意語」はありません。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • アメリカ英語: /wɝːm/

  • イギリス英語: /wɜːm/

強勢(アクセント):


  • 短い単語なので目立った強勢の問題はありません。/wɜːrm/ のような単音節です。

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • アメリカ英語では [ɝː] の音(r の音が強め)

  • イギリス英語では [ɜː] の音(r の音が弱め)

よくある発音の間違い


  • 「warm(ウォーム)」と混同し、“ウォーム”のように発音する間違いがあります。

  • しっかり唇を丸めずに舌の位置を合わせると “worm” となります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “worm” と “warm” のつづり違いに注意(o と a の違い)。

    • “worn”(wearの過去分詞)とも混同しないように。


  2. 同音異義語との混同:


    • 厳密には同音の単語ではありませんが、“worm” と近い綴りの “worn,” “warm” はよく混同されます。


  3. 試験対策(TOEIC・英検など):


    • 生き物の単語としてはクイズ形式で出題されることがあります。

    • コンピュータウイルスやマルウェアに関連した小問やビジネスメール読解問題などで computer worm が出ることもあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 形のイメージ: 細長くうねうね動く昆虫というよりは「節足がない生物」。

  • つづりの注意: “worm” は「お腹のなかに o があるイメージ」と覚えておくと “warm” との混同を防ぎやすいかもしれません。

  • オノマトペ的発想: “worm” は「ウォーム」ではなく、「ワーム」に近いイメージで発音すると区別しやすいです。

  • ストーリー: “The early bird catches the worm”(早起きは三文の徳)からイメージすると、「鳥が食べる虫=worm」で覚えやすいかもしれません。

以上が名詞 “worm” の詳細解説です。ミミズ・イモムシといった生物と、コンピュータウイルスとしての「ワーム」という専門用語の両方がある点がユニークな単語です。学習するときは「虫」と「ウイルス」のイメージをしっかり区別して使い分けてください。

意味のイメージ
worm
意味(1)

〈C〉(細長く柔らかい)(毛虫・うじ虫・ミミズ・回虫など)

意味(2)

〈C〉(形・動きが)ミミズなどに似たもの,(いも虫状の)ねじのらせん

意味(3)

〈C〉虫けらのような人間;哀れな(下劣な)人

意味(4)

《複数形で;単数扱い》寄生虫病

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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