最終更新日:2024/06/17

視覚障害のある学生は触覚図を使って概念を理解します。

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The blind student uses tactile diagrams to understand the concept.

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元となった辞書の項目

tactile

形容詞

触覚の,触覚による,触知しうる

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解説

以下では、形容詞「tactile」をさまざまな観点から詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語&日本語)


  • 英語: “tactile” means “relating to the sense of touch; perceptible by touch.”

  • 日本語: 「tactile」は「触覚に関する、触知できる」という意味です。


    • 触覚や手触り、物理的に触れることに強く焦点を当てた形容詞です。「触ってわかる」「触れることで感じられる」というニュアンスがあります。「デザインが触れて楽しい」とか「触感を重視した製品」などの場面で使えます。


品詞と活用


  • 品詞: 形容詞(adjective)

  • 活用形: 形容詞なので、動詞のような時制変化はありません。比較級・最上級も通常の形容詞と同じく“more tactile / most tactile”となりますが、実際にはあまり使われません。

他の品詞になったときの例


  • 名詞形: “tactility” (触覚性、触感)


    • 例: “The tactility of this fabric is amazing.”(この生地の触感は素晴らしい。)


CEFRレベル目安


  • B2(中上級)

    専門的な文脈(デザインや医療など)で使われることもあり、やや上級寄りの単語ですが、日常ではそこまで頻繁には登場しないため、中上級者に最適な単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • tact-: ラテン語の“tangere(触れる)”に由来する語根 “tact”。“touch”の意味を持ちます。

  • -ile: 形容詞化の接尾語。ラテン語由来の形容詞によく見られます。

関連語や派生語


  • tactility(名詞):触感、触覚性

  • tangible(形容詞):具体的に触れることができる、実体のある

  • contact(動詞/名詞):接触する・接触

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. tactile sensation(触覚的感覚)

  2. tactile feedback(触覚フィードバック)

  3. tactile stimulation(触覚刺激)

  4. tactile interface(触覚インターフェイス)

  5. tactile approach(触覚に訴えるアプローチ)

  6. tactile cues(触覚による合図)

  7. tactile experience(触覚的体験)

  8. tactile exploration(触覚による探索)

  9. tactile surface(触感のある表面)

  10. tactile design(触感を重視したデザイン)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “tactilis” (tangere「触れる」+ 接尾語 -ilis) が由来。英語でも “touch” の意味を持つ “tact” と関連しています。

微妙なニュアンス・使用時の注意


  • 「触覚に関する」「手触りを重視する」という専門的・技術的ニュアンスが強い単語です。

  • ややフォーマルもしくは専門性を帯びた表現で、日常会話というよりはデザインや技術、医療、研究の文脈でよく使われます。

  • 口語の場合、「実際に触れてみる」といったニュアンスを強調したいときに“tactile”を使うと堅めの印象を与えます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・イディオム


  • “tactile + 名詞” の形で、触覚に関連する機能・要素を説明するためによく使われます。

    例: “tactile feedback helps the user navigate the interface.”

  • イディオムとしては定着しているものは少なく、主に専門語彙として使われます。

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル寄り。学術論文、専門ドキュメント、セミナーやプレゼンなどでの使用に向いています。

  • 日常会話では少し硬い表現となるため、言い換えとして “something you can feel by touch” などとすることもあります。

可算・不可算の区別


  • “tactile”は形容詞のため、名詞の可算・不可算とは直接関係しません。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I love this blanket because it has a very soft, tactile feel.”

    (このブランケットはとても柔らかい触感があって大好きなんだ。)

  2. “He prefers tactile games, like board games, rather than playing on a screen.”

    (彼は画面のゲームよりも、ボードゲームのような触れるタイプのゲームが好きなんだ。)

  3. “The new phone case has a nice tactile grip, so it doesn’t slip.”

    (新しいスマホケースは手触りがいいから、滑りにくいよ。)

ビジネス (ややフォーマル)


  1. “Our product focuses on providing a tactile experience for customers.”

    (私たちの製品は、お客様に触覚的な体験を提供することに重点を置いています。)

  2. “Incorporating tactile feedback in the design will greatly improve user interaction.”

    (デザインに触覚フィードバックを組み込むことで、ユーザーとのやりとりが大幅に向上します。)

  3. “We need to ensure that the packaging offers a pleasant tactile quality that enhances brand perception.”

    (パッケージがブランドイメージを高める、心地よい触覚的品質を備えている必要があります。)

学術・専門的 (フォーマル)


  1. “Research suggests that tactile stimulation can significantly aid in cognitive development.”

    (研究によると、触覚刺激は認知発達に大きな助けとなる可能性があるそうです。)

  2. “The device was engineered to provide precise tactile feedback to users with visual impairments.”

    (この装置は、視覚障害のあるユーザーに正確な触覚フィードバックを提供するよう設計されています。)

  3. “Tactile perception is crucial in robotics, enabling robots to manipulate objects more efficiently.”

    (触覚認知はロボット工学において重要であり、ロボットが物体をより効率的に扱うことを可能にします。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. tangible(触れることができる、実体のある)


    • “tangible”は「形として存在し、視覚などでも確認可能」というニュアンスが強い。

    • 一方 “tactile”は「触覚に特に焦点がある」点が異なります。


  2. palpable(感じ取れる、はっきりと分かる)


    • “palpable”は抽象的な意味でも使われ、「緊張感がはっきり感じられる」など物理的な触覚に限らず使われる場合があります。


  3. touchable(手で触れることができる)


    • “touchable”は日常的な意味合いで、単に「触れることできる」ことを強調する表現です。

    • “tactile”は「触感・触覚に関わる特性」を指しており、より専門的・形容詞的です。


反意語


  • “intangible” (触れることができない・無形の)


    • 物理的に触れられない、または目に見えない概念的なものを指します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈtæk.taɪl/ または /ˈtæk.təl/ (アメリカ英語では「タクタイル」、イギリス英語でも概ね同じように発音されますが、「タクタイル」「タクタル」のように母音がやや変化することがあります。)

  • アクセント: 最初の音節 “tac-” に強勢があります。

  • よくある間違い: 母音 “a” の発音を “e” のようにしてしまったり、語尾 “-tile” を “-till” のように発音してしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “tactile” の “c” を誤って “tatile” や “tactlie” と書いてしまうミスに注意。

  • 同音異義語との混同: 目立った同音異義語はありませんが、「tactful(如才ない)」や「tactical(戦術的な)」と混同しやすいので注意してください。つづりは似ていますが意味が大きく異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検で直接出題される頻度は高くありませんが、読解問題などで見かける可能性があります。特に科学・テクノロジー系の長文読解で出ることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “tactile”を「たっちゃんいる」みたいに語呂合わせする、あるいは “タッチ(touch) + いる” と連想して「触れること慣れしている」と覚えても面白いかもしれません。

  • スペリングのポイント: “tac-” (触れる) + “-tile” と分けて意識しましょう。touch と関連づけて覚えると記憶に残りやすいです。

  • 勉強テクニック: 触覚を意識する製品(画面の触感、スマホのバイブなど)に出会ったときに “This is tactile!” と口に出して反復すると身につきやすいです。


以上が形容詞「tactile」の詳細解説です。触覚や触感を強調したいときに役立つ、やや専門性のある単語です。デザインや医療、ロボット工学など、多くの領域で応用されているので、覚えておくと便利ですよ。

意味のイメージ
tactile
意味(1)

触覚の,触覚による,触知しうる

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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