最終更新日:2024/06/12

私は雪の玉を作って友達に投げました。

正解を見る

I made a snowball and threw it at my friend.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

snowball

IPA(発音記号)
名詞

(雪合戦などの)雪の玉,雪つぶて / (削り氷を球にして味をつけた)スノーボール / 白い球状の小花をつける低木の類(ガマズミなど) / …‘に'雪の玉を投げつける / 雪げるまのように成長する(ふくれあがる);雪だるまのようにふくれ上がって(…)になる《+『into』+『名』》

このボタンはなに?

私は雪の玉を作って友達に投げました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: snowball

品詞: 名詞 (ときに動詞としても使用されます)

英語の意味:


  1. A ball made of snow.

  2. (Figurative) Something that grows or expands more rapidly as it increases in size or significance.

日本語の意味:


  1. 雪玉。

  2. (比喩的表現)増えるにつれてますます大きくなるもの。

「雪玉」は、雪で作ったボールのことです。子どもの雪遊びのシーンや、雪合戦で投げるイメージです。また、比喩的に「雪だるま式に増える」というように、物事が拡大して手に負えなくなるニュアンスで使われます。

活用形


  • 名詞「snowball」は 可算名詞 です。

  • 動詞としては、”to snowball” (snowballs - snowballed - snowballing) の形をとり、「大きくなる」「急速に拡大する」という意味になります。

他の品詞例


  • 動詞: to snowball(急速に増える/広がる)

    例: Costs began to snowball, and soon the project was over budget.

CEFRレベルの目安


  • 難易度: A2(初級)


    • 「snow」や「ball」自体はA1レベルですが、「snowball」は少し複合的なのでA2くらいとしています。



2. 語構成と詳細な意味

語構成: 「snow(雪)」+「ball(球)」から成る複合語です。


  • 接頭語・接尾語というよりは、2つの語の単純な組み合わせです。

派生語や類縁語


  • snowman(雪だるま)

  • snowfall(降雪)

  • snowflake(雪の結晶)

よく使われるコロケーション(関連フレーズ10選)


  1. “throw a snowball”(雪玉を投げる)

  2. “make a snowball”(雪玉を作る)

  3. “snowball fight”(雪合戦)

  4. “the snowball effect”(雪だるま式に大きくなる現象)

  5. “snowball sampling”(スノーボールサンプリング:社会調査法の一種)

  6. “snowball’s chance” (口語的に “ほとんどチャンスがない” という意味)

  7. “things started to snowball”(物事が雪だるま式に増え始めた)

  8. “financial snowball”(経済的・金銭的に雪だるま式に膨らむ状況)

  9. “roll a snowball”(雪玉を転がす)

  10. “snowball in one’s hand”(文字通り手の中の雪玉)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “snow”(古英語 “snaw”)+ “ball”(古ノルド語 “bǫllr” や古英語 “beallu” など)から派生。

  • 昔から雪のある地域で親しまれた、単純かつわかりやすい複合語です。

ニュアンス


  • 字義通りの「雪玉」は、子どもの遊びや冬の自然を表す、とても親しみやすい単語です。

  • 比喩的に使うと、「雪だるま式に膨張する」ポジティブやネガティブ両面で拡大することを表します。

  • 文章・口語どちらでも使われますが、カジュアルな文脈で比喩として使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として:


    • 可算名詞なので a snowball / snowballs のように数を扱えます。

    • 「雪玉」を指す直接的な意味では、カジュアルな文脈でよく使われます。


  • 動詞として:


    • 自動詞的に使われ、“~が雪だるま式に大きくなる”という状況を表します。

    • “Prices snowballed.” (物価が雪だるま式に上がった)


イディオム例


  • “to have a snowball’s chance in hell” :「ほとんど勝ち目がない」という慣用表現。ただしやや砕けた表現です。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (カジュアル)


  1. “We had a snowball fight in the backyard yesterday.”

    (昨日、裏庭で雪合戦をしたんだ。)


  2. “Could you pass me that snowball? I’m going to throw it at Matt!”

    (その雪玉取ってくれる? マットに投げるんだ!)


  3. “My tasks kept snowballing until I had no free time at all.”

    (やることがどんどん雪だるま式に増えて、まったく自由時間がなくなってしまった。)


ビジネスでの例文 (ややフォーマル)


  1. “The company’s expenses began to snowball, putting pressure on the budget.”

    (会社の経費が雪だるま式に増え始め、予算に負担をかけています。)


  2. “We must address minor issues early; otherwise they could snowball into major problems.”

    (小さな問題でも早期に対処しないと、大きな問題に発展する恐れがあります。)


  3. “Our new marketing campaign caused sales to snowball unexpectedly.”

    (新しいマーケティングキャンペーンが予想外に売り上げを急増させました。)


学術的な文脈での例文


  1. “Snowball sampling is commonly used in sociological research.”

    (スノーボールサンプリングは社会学の調査でよく使われます。)


  2. “Once introduced, invasive species can rapidly snowball in numbers.”

    (外来種は一度導入されると、その数が急速に増える可能性があります。)


  3. “The researcher observed a snowball effect in the data, suggesting exponential growth.”

    (研究者はデータの中に雪だるま式の効果を確認し、指数的な増加の可能性を示唆しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “ball of snow”(直訳で雪のボール、ただし日常的にはあまり使われない)

  2. “snow pellet”(氷の粒子を指すことが多く、「snowball」とは別物)

  3. “escalation”(名詞: 拡大、エスカレート。比喩的に拡大する意味では近い)

  4. “accumulate”(動詞: 蓄積する。snowballの比喩的な増加を表す際に近いニュアンス)

反意語


  1. “shrink”(縮む)

  2. “diminish”(減少する)

  3. “reduce”(減らす)

これらの反意語は主に内包する「増大・拡大する」部分と真逆の意味を持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /ˈsnoʊ.bɔːl/

    • イギリス英語: /ˈsnəʊ.bɔːl/


  • 強勢: “snow” の部分 (最初の音節) にアクセントが来ます。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • “snow” の母音がアメリカ英語では /oʊ/、イギリス英語では /əʊ/ となる程度の差です。


  • よくある発音ミス:


    • “sno-ball” のように切ってしまい、後半の母音があいまいになりがちなので、”snow-ball” とはっきり分けるイメージで発音すると自然です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “snowball” を “snowboll” や “snowbal” としてしまうミス。


  • 同音異義語との混同


    • 直接同音異義語はありませんが、snow bald (雪のせいで禿げている?) などと誤認することはまずありません。


  • 試験対策


    • TOEICや英検などでは、比喩表現の “snowball effect” が読解問題でよく出る可能性があります。

    • “snowball sampling” は社会学系のリーディングに出ることもあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「雪玉が転がるにつれて大きくなる」というイメージを持つと、「雪だるま式に増える」 という意味を連想しやすくなります。

  • 「snow」と「ball」というシンプルな単語の組み合わせをイメージすれば、スペルミスも防ぎやすいです。

  • 勉強テクニックとして、実際に雪玉を作ったり、想像の中で雪玉を転がす姿をイメージすると、比喩的意味も頭に定着しやすいでしょう。


ご参考になれば幸いです。雪国での遊びや問題の拡大をイメージしやすい単語なので、ぜひ「snowball」の直訳と比喩をセットで覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
snowball
意味(1)

(雪合戦などの)雪の玉,雪つぶて

意味(2)

(削り氷を球にして味をつけた)スノーボール

意味(3)

白い球状の小花をつける低木の類(ガマズミなど)

意味(4)

…‘に'雪の玉を投げつける

意味(5)

雪げるまのように成長する(ふくれあがる);雪だるまのようにふくれ上がって(…)になる《+into+

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★