最終更新日:2024/06/12

女性差別主義はまだ多くの産業に存在し、女性の職業選択や機会に影響を与えています。

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Sexism is still prevalent in many industries, affecting women's career choices and opportunities.

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元となった辞書の項目

sexism

名詞

(職業選択などでの)女性差別主義,男女差別

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女性差別主義はまだ多くの産業に存在し、女性の職業選択や機会に影響を与えています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: sexism

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): Discrimination or prejudice based on a person’s sex or gender.

意味(日本語): 性別や社会的ジェンダーに基づく偏見、差別、または扱いの不平等を指す言葉です。

「sexism」という単語は、人が男性であるか女性であるか、あるいはそれ以外のジェンダーであるかによって不公正な扱いをすることを表します。現代社会においては、職場や教育現場、メディアなど、さまざまなところで問題となる重要な概念です。


  • 活用形: 名詞のため、通常は “sexism” のままです。

  • 他の品詞: “sexist” は形容詞(または名詞:差別をする人を指す場合)で、「性差別的な」「性差別主義者」を意味します。

CEFRレベル: B2(中上級)〜C1(上級)

・ニュースや政治・社会論議などで頻繁に登場し、社会的・学問的な文脈で使われるため、ある程度の英語力が必要な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • sex(性)

  • -ism(主義・思想・差別・行動などを表す接尾語)

“sex” + “-ism” で「性に基づく差別・偏見」という意味を成しています。

関連語や派生語


  • sexist (adj.): 性差別的な

  • sexist (n.): 性差別主義者

  • feminism: 女性の社会的地位向上やジェンダー平等を目指す主義

  • misogyny: 女性に対する強い嫌悪(女性蔑視)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. combat sexism(セクシズムと闘う)

  2. institutional sexism(制度的な性差別)

  3. casual sexism(何気ない性差別)

  4. systemic sexism(システム的な性差別)

  5. workplace sexism(職場における性差別)

  6. everyday sexism(日常的に見られる性差別)

  7. overt sexism(あからさまな性差別)

  8. subtle sexism(目立ちにくい性差別)

  9. accusations of sexism(性差別への告発)

  10. rooted in sexism(性差別に根差した)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “sexism” という語は、1960年代後半、女性運動(ウーマンリブ運動)など社会的な変革の時期に広まった比較的新しい言葉です。

  • 「racism(人種差別)」の構造を参考に、「sex + ism」という形が定着しました。

使用時の注意点やニュアンス


  • 強い批判的な響きを持つ言葉であり、「性差別」という重い概念を扱うため、発言するときは注意が必要です。

  • 社会的・政治的な文脈でよく使われますが、カジュアルな会話でも “That’s sexist!” のように感情を伴って使われることがあります。

  • フォーマルな文章、論文、新聞記事などでも登場し、多くの場合は差別の事実を糾弾・批判・分析する文脈で用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(不可算名詞に近い扱い)

    “sexism” は現象や概念を指す場合が多いため、ふつう “a sexism” のようには言いません。“sexism is rampant” のようにそのまま単数扱いで使われることが多いです。

  • 形容詞形:sexist

    “That is sexist language.”(それは性差別的な言葉遣いだ)のように用いられます。

よくある構文・イディオム:


  • to be accused of sexism : 「性差別であると非難される」

  • to fight/ combat sexism : 「性差別と闘う」

  • allegations of sexism : 「性差別の疑い・告発」


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I think the joke you told was a bit sexist.”

    (あなたの言ったジョーク、ちょっと性差別的だったと思うよ。)


  2. “My boss’s comments often reflect outdated sexism.”

    (上司の発言には、時代遅れの性差別的考えがよく表れている。)


  3. “We should call out subtle sexism when we see it.”

    (小さな性差別でも見かけたら指摘すべきだね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company must address sexism in the hiring process.”

    (我が社は採用過程における性差別の問題に取り組まなくてはなりません。)


  2. “The new policy aims to eliminate all forms of sexism in the workplace.”

    (新しい方針は、職場内のあらゆる性差別をなくすことを目的としています。)


  3. “We’ve received several complaints about sexism in management.”

    (経営陣内の性差別について、いくつか苦情を受けています。)


(3) 学術的・アカデミックな文脈での例文


  1. “Recent studies highlight the systemic sexism present in educational institutions.”

    (最近の研究は、教育機関内に存在するシステム的な性差別を浮き彫りにしている。)


  2. “Scholars argue that sexism intersects with other forms of discrimination, such as racism and classism.”

    (研究者らは、性差別が人種差別や階級差別など他の差別とも相互に関連し合っていると主張している。)


  3. “Her doctoral thesis explores the historical roots of sexism in Western societies.”

    (彼女の博士論文は、西洋社会における性差別の歴史的な根源を探究している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. gender discrimination(ジェンダーに基づく差別)


    • “sexism” とほぼ同義で使われるが、ジェンダーの概念の強調に重きが置かれる。


  2. chauvinism(狂信的愛国主義/男性優越主義)


    • 男性優越主義のニュアンスが含まれ、性差別と密接な関連がある。


  3. misogyny(女性蔑視、女性嫌悪)


    • 特に女性に対する強い嫌悪や差別を指すため、“sexism” と比べて対象が絞られる。


反意語


  • gender equality(ジェンダー平等)


    • 性差別がない状態、性やジェンダーを問わず同等の扱いを受けること。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈsɛkˌsɪzəm/

  • アメリカ英語: [セクシズム] のように /ˈsɛk.sɪ.zəm/ で発音

  • イギリス英語: 大きな違いはありませんが、/ˈsɛk.sɪ.zəm/ と同様に発音されることが多い

  • アクセント: 第1音節 “sex-” に強勢が置かれます (“SEX-ism”)

よくある発音ミス: “se*x-is*-m” の “x” と “s” の音を連続して発音しにくい場合があるので注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “sexism” を “sexist” と書き間違える例があります。

  • 同音異義語との混同は特にありませんが、“racism” との文字的な類似や “sexist” と混乱することがあります。

  • 試験対策: TOEIC や英検などのリーディングで社会問題のトピックとして出題される可能性があります。時事英語として覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “racism” の「人種差別」と同じ形の “-ism” が付いているので「~に基づく差別」であると覚えると分かりやすいです。

  • “sex”(性別)+ “ism”(主義・差別)と分解して「性別に基づいた差別」というイメージで覚えるとよいでしょう。

  • ニュースやSNSなどでも目にする機会が多いので、その都度こんな場面で登場していると意識すると記憶に残りやすくなります。


以上が “sexism” の詳細な解説です。社会問題やジェンダーに関する会話・文章でしばしば使われる重要なキーワードなので、ぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
sexism
意味(1)

(職業選択などでの)女性差別主義,男女差別

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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