元となった辞書の項目
salsa
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
英単語: salsa
品詞: 名詞 (可算名詞として扱われることが多い)
意味(英語): A spicy sauce typically made from tomatoes, onions, chili peppers, and other seasonings, often used in Latin American cuisine. It can also refer to a genre of music and dance originating from Latin America.
意味(日本語): トマトやタマネギ、チリペッパーなどを使ったピリ辛のソース。ラテンアメリカ系料理でよく使われます。また、ラテン音楽やダンスのジャンルを指すこともあります。
日本語では「サルサ」といい、タコスなどメキシコ料理を食べるときに付け合わせるソースとしてよく使われます。スパイシーで風味が豊かなので、パーティーや家庭料理など、幅広いシーンで登場します。
また、同じ「salsa」という単語で、ダンスや音楽のジャンルも表します。ここでは主に「ソース」の意味の名詞について解説します。
活用形:
- 名詞なので、通常は単数形「salsa」、複数形「salsas」として使われます。
他の品詞形の例
- 動詞化は一般的ではありません。ただし、稀に「to salsa (ダンスを踊る)」のように口語的に用いられることがあります。
- 形容詞形としての派生はあまりありませんが、稀に「salsa-style」「salsa-flavored」などといった形で使われる場合があります。
難易度の目安(CEFR)
- B1(中級):食文化や趣味の話題によく登場するため、日常会話から旅行先まで幅広く使います。
2. 語構成と詳細な意味
- 語源の構成: 「salsa」はスペイン語で「ソース」を意味します。
- 接頭語・接尾語の特別な付加はありません。
- 接頭語・接尾語の特別な付加はありません。
関連語や派生語
- salsa music:サルサ音楽
- salsa dance:サルサダンス
- salsa verde:トマティロ(青トマト)や青唐辛子を使った緑色のサルサ
コロケーション(共起表現)10選
- fresh salsa(フレッシュサルサ)
- homemade salsa(自家製サルサ)
- mango salsa(マンゴーサルサ)
- salsa dip(サルサディップ)
- mild salsa(マイルドなサルサ)
- spicy salsa(スパイシーなサルサ)
- chunky salsa(具だくさんのサルサ)
- salsa and chips(サルサとチップス)
- tomato-based salsa(トマトベースのサルサ)
- salsa condiment(サルサの調味料/付け合わせ)
3. 語源とニュアンス
- 語源: スペイン語の “salsa” は、ラテン語の “salsus”(塩を加えた)が語源とされています。もともと「塩味のソース」というニュアンスから来ています。
- 歴史的背景: ラテンアメリカ料理の調味料として広く普及し、アメリカに伝わった後、英語圏でも「salsa」として定着しました。さらに同名の音楽やダンスも国際的に有名です。
- 使用時の注意点:
- 食べ物の「サルサ」とダンスの「サルサ」は同じスペルですが、文脈で意味が大きく違うので注意が必要です。
- 英語でもスペイン語と同じように“sal-sa” のように発音します。
- フォーマルな文脈でも「ラテンアメリカ料理のソース」として使われますが、一般的にカジュアルな場面で出現しやすい単語です。
- 食べ物の「サルサ」とダンスの「サルサ」は同じスペルですが、文脈で意味が大きく違うので注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞・不可算名詞:
- 普通は可算名詞として扱い、「a salsa」「two salsas」のように種類や容器を区別して用います。
- 個別の種類ではなく、ソース全般を指す場合は「some salsa」「a bowl of salsa」のように可算・不可算が混用されることがあります。
- 普通は可算名詞として扱い、「a salsa」「two salsas」のように種類や容器を区別して用います。
- 一般的な構文例:
- “Can I have some salsa on the side?” (サルサを添えてもらえますか?)
- “He prepared a variety of salsas for the party.” (彼はいろいろな種類のサルサをパーティー用に作った。)
- “Can I have some salsa on the side?” (サルサを添えてもらえますか?)
- イディオムや連語:
- “Salsa and chips” は軽食/スナックの定番で、会話にもよく登場します。
- “Salsa and chips” は軽食/スナックの定番で、会話にもよく登場します。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Could you pass me the salsa? I love it with tortilla chips!”
(サルサ取ってくれる?トルティーヤチップスと一緒に食べるのが大好きなの。) - “This salsa is too spicy for me. Do you have a milder one?”
(このサルサはちょっと辛すぎるなあ。もう少しマイルドなものある?) - “I always put fresh salsa on my eggs in the morning.”
(朝はいつも卵料理にフレッシュサルサをかけるんだ。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our restaurant offers a unique salsa bar with multiple flavors for customers to enjoy.”
(当店ではさまざまなフレーバーが楽しめるユニークなサルサ・バーを提供しています。) - “We’re considering a promotional campaign featuring our new mango salsa.”
(新しいマンゴーサルサを全面に出した販促キャンペーンを検討しています。) - “Could you finalize the recipe for the salsa before our product launch?”
(製品発売前にサルサのレシピを最終決定してもらえますか?)
(3) 学術的・専門的な文脈での例文
- “Recent culinary research focuses on the nutritional benefits of various tomato-based salsas.”
(最近の料理学研究では、トマトベースのサルサの栄養上の利点に注目が集まっている。) - “An ethnographic study explored the cultural significance of salsa in Latin American cuisine.”
(ある民族学的研究は、ラテンアメリカ料理におけるサルサの文化的意義を探求した。) - “Food scientists are experimenting with different salsa preservation techniques to extend shelf life.”
(食品科学者たちは、サルサの賞味期限を延ばすために様々な保存技術を研究している。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語
- dip(ディップ): クリームベースやチーズベースなど多様なソース全般を指す。サルサよりも幅広い意味。
- pico de gallo(ピコ・デ・ガヨ): サルサの一種だが、材料を刻んで混ぜたサルサの形態を指す。サルサとほぼ同じように使われる。
- guacamole(グアカモーレ): アボカドをベースにしたディップ。サルサと一緒に提供されることが多い。
- dip(ディップ): クリームベースやチーズベースなど多様なソース全般を指す。サルサよりも幅広い意味。
- 反意語: 明確な反意語はありませんが、味やジャンルが異なるものとしては sweet sauce(甘いソース) などが挙げられます。サルサのような辛さや酸味の強いソースとは対極的な位置づけとなるでしょう。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈsɑːl.sə/ (アメリカ英語), /ˈsæl.sə/(イギリス英語でも同様に聞こえることが多い)
- 強勢(アクセント): 最初の “sal” の部分にアクセントがきます。
- アメリカ英語:サールサ /sɑːl-sə/
- イギリス英語:サルサ /sæl-sə/ と発音される場合もあります。
- アメリカ英語:サールサ /sɑːl-sə/
- よくある発音の間違い: “salsa”の “l” を弱く発音して「ササ」となる場合。しっかりと “l” の位置を意識するとクリアになります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “salsa” を “salza” や “salsar” などと間違える。
- 同音異義語: 特に英語では目立った同音異義語はありませんが、同じくダンスや音楽を指す時と混同しないよう注意(文脈をしっかり確認)。
- 試験対策: TOEICや英検では、異文化コミュニケーションや料理の話題などで登場することがあります。文章中に出てくる場合は「ソース」の意味か「ダンス」の意味かを区別できるようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源イメージ: スペイン語で「ソース」という意味がそのまま英語に入ってきました。ラテン的な雰囲気を思い浮かべると覚えやすいかもしれません。
- 覚え方:
- 「サルサ」という響きは、日本語にも取り入れられているため、スペルと音をセットで覚えると簡単です。
- 「サルサ→サルサのリズムもソースも同じ」とイメージすると、ダンスと料理の二面性をまとめて覚えやすくなります。
- 「サルサ」という響きは、日本語にも取り入れられているため、スペルと音をセットで覚えると簡単です。
以上が “salsa” の詳細解説です。スパイシーな味だけでなく、陽気な音楽・ダンスをイメージさせる、とてもラテン的な雰囲気を持った単語です。食文化だけでなく、ダンスや音楽を通しても幅広く登場するので、会話や読書の幅を広げる上で押さえておきましょう。
意味のイメージ