最終更新日:2024/06/12

私は街を歩き回って新しい場所を見つけるのが好きです。

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I love to roam around the city and discover new places.

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元となった辞書の項目

roam

IPA(発音記号)
動詞

(特に広い地域を)あてもなく歩き回る,放浪する(wander)《+『about』(『around』(《英》『round)』),『through』,『over』)+『名』》 / …‘を'歩き回る,放浪する

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解説

以下では、英単語「roam」をできるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: roam

品詞: 動詞 (Verb)

活用形: roam – roams – roamed – roaming

意味 (英語・日本語)


  • 英語: “to move or travel aimlessly or without a fixed direction, often over a wide area”

  • 日本語: 「目的地や方向を特に決めずに、広い範囲をうろつく・さまよう」という意味です。

「roam」は、決まった目的や方向性なく、自由にあちこち移動するニュアンスを持った動詞です。例えば景色を楽しみながらのんびり歩き回ったり、広い範囲を放浪するようなイメージです。

他の品詞形


  • 名詞形としての一般的な用法はありませんが、派生語として「roaming (名詞/形容詞的に使われることもある)」があります。例: “data roaming”(携帯電話の国際ローミングなど)。

  • 形容詞は特にありませんが、「roaming」という形で「移動中の」「うろついている」というように形容詞的に用いられるケースがあります。

CEFRレベル


  • 目安: B2(中上級)

    “roam”は初級から中級の範囲内で出る単語よりやや抽象的・文学的で、より広範囲や自由な移動を感じさせるため、B2あたりで理解するとちょうどよい難易度と言えます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “roam”

  • 接頭語・接尾語: 特になし

語源的には「wander(さまよう)」に近い意味を持つ動詞で、明確な接頭語・接尾語を伴わずに1語で完結しています。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. roam around …(あたりをうろつく)

  2. roam free …(自由にさまよう)

  3. roam the countryside …(田舎をさまよう)

  4. roam the streets …(街中をさまよう)

  5. roam the world …(世界中を放浪する)

  6. roam about …(そこら辺を動き回る)

  7. roam far and wide …(遠くまで自由にうろつく)

  8. roam aimlessly …(あてもなくさまよう)

  9. roam at night …(夜に徘徊する)

  10. roam beyond boundaries …(境界を越えてさまよう)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語 (Middle English) の “romen” に由来するとも言われ、語感としては “wander” や “ramble” と近い意味を持ちます。古くは「自由に動き回る」という放浪のイメージが強調されていました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 「wander」や「meander」との違い:


    • “wander” は目的が定まらないまま歩き回るイメージ

    • “roam” はより広範囲を自由に行き来するイメージ

    • “meander” は川や道がくねくねと曲がるように、ゆったりと方向を変えながら進むニュアンス


  • フォーマル度合い:


    • 「roam」は日常会話から文章まで幅広く使われますが、日常会話でも比較的カジュアルな印象です。一方で文学や詩的表現などフォーマルな文章でも用いられます。



4. 文法的な特徴と構文

文法的特徴


  • 自動詞として使われる場合が多い:

    “I like to roam around the city.”

  • 他動詞として目的語をとる文脈もある:

    “They roamed the countryside for days.”

一般的な構文例


  1. roam + 副詞(around/about/freely)


    • 例: “He roamed around aimlessly all day.”


  2. roam + 場所


    • 例: “I used to roam the forests as a child.”


フォーマル/カジュアルの使い分け


  • 日常会話で「ちょっとぶらぶら歩き回った」程度から、詩的な文脈で「広大な土地を放浪する」まで幅広く使えます。フォーマル度合いとしては、かしこまった場面でも穏やかに使える単語です。


5. 実例と例文

以下にさまざまな場面別の例文を示します。

日常会話 (カジュアル)


  1. “I like to roam around the neighborhood after dinner.”

    夕食後に近所をぶらぶらするのが好きなんだ。

  2. “Sometimes I just want to roam without a fixed plan.”

    時々、あてもなく歩き回りたくなるんだ。

  3. “We let the dog roam freely in the park.”

    公園で犬を自由に歩き回らせたよ。

ビジネス (ややフォーマル)


  1. “Our sales representatives often roam the region to meet potential clients.”

    私たちの営業担当者は、時々顧客探しのために地域を駆け回ります。

  2. “The consultant roamed the company’s departments to gather information.”

    コンサルタントは情報収集のために会社内の部署を回りました。

  3. “During conferences, attendees tend to roam between sessions to network.”

    会議の間、参加者はネットワーキングのためにセッション間を回ることが多いです。

学術的 / 文学的


  1. “Ancient tribes would roam vast territories in search of fertile lands.”

    古代の部族は肥沃な土地を求めて広大な地域を放浪しました。

  2. “In his travelogue, the author described how he would roam the deserts alone.”

    旅行記の中で、その著者は一人で砂漠をさまよった様子を描写していました。

  3. “Wolves instinctively roam in packs across the tundra.”

    オオカミは本能的に群れを成してツンドラ地帯を回遊します。


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. wander (ぶらぶら歩く)


    • roam よりカジュアルで、単にあてもなく歩くイメージ。


  2. meander (曲がりくねって進む、当てもなく歩く)


    • 自然や人などがゆっくりと曲線的に動くニュアンス。


  3. ramble (のんびりと歩く)


    • 自然に散歩する感覚が強い。


反意語(Antonyms)


  1. stay (とどまる)

  2. remain (そのまま居続ける)

  3. settle (定住する)

「roam」は「移動し続けるニュアンス」が強いので、定着や固定といった意味を持つ動詞が反意となります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(米・英):


    • アメリカ英語: /roʊm/

    • イギリス英語: /rəʊm/


アクセント・強勢


  • “roam” は一音節語で、強勢は特に変わりません。

  • アメリカ英語では [roʊm]、イギリス英語では [rəʊm] と母音が若干異なる点に注意してください。

よくある発音の間違い


  • “room” (/ruːm/ または /rʊm/) と混同しやすいです。スペルも似ているため注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの間違い: “roam” と “rome” (イタリアの首都ローマ) はスペルが似ているので混同に注意。

  2. 同音異義語との差異: “row” (/roʊ/ または /rəʊ/) などと混同しないように気を付ける。

  3. 「room」との取り違え: 発音で混乱しやすい (room = 部屋、roam = さまよう)。

  4. 試験では「移動する・放浪する」という意味をちゃんと把握して文脈判断をしっかり行う必要があります。TOEICや英検などでも「wander」「travel」などの類義語との比較が問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “R + OAM” → “R”は “Run(走る)” 、「OAM」は「海を表す”和音"」のアレンジと考えて「海や大地を自由に動き回る」イメージにすると覚えやすいかもしれません。

  • 「Rome(ローマ)の街をのんびりと ‘roam’ する」と頭の中で絵を描いてみると、つづりと意味をセットで記憶できるでしょう。

  • スペルに注目して「r-o-a-m(ローム)」と言いつつ「room」ではない点を意識すると紛らわしさが減ります。


以上が、動詞「roam」の解説です。日常会話から文学まで幅広い領域で使われる表現ですので、自由に動き回るイメージを大切に覚えてみてください。

意味のイメージ
roam
意味(1)

(特に広い地域を)あてもなく歩き回る,放浪する(wander)《+about(around(《英》round)),through,over)+

意味(2)

…‘を'歩き回る,放浪する

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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