reverence
〈U〉(…に対する)『崇敬』,『敬愛』《+『for』+『名』》・会釈・《Your(His/Her)R-》・ローマカトリック教の牧師の敬称・尊敬(の念) (for) (We hold him in ~.); 〔古〕 敬礼・(R-) 尊師 (his [your] R-)
1. 基本情報と概要
単語: reverence
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベル: B2(中上級)
「reverence」は「深い尊敬・畏敬の念」を指す英単語です。なにか偉大なものや、心から崇めるような対象に対する強い尊敬や敬意を表すときに使われます。フォーマルな文脈や、厳かな場面での表現としてよく見られます。
英語での意味: deep respect or awe for someone or something.
日本語での意味: 深い尊敬や畏敬の念。
活用形
- 名詞 (noun): reverence
- 動詞 (verb): to revere(例: We revere our ancestors.)
- 形容詞 (adjective): reverent(例: a reverent silence / 畏まった沈黙)、reverential(より格式高いニュアンス)
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: 「rever-」はラテン語の「reverērī(敬う、怖れる)」に由来します。
- 接尾語: 「-ence」は名詞化を表す接尾語で、「状態や性質」を意味します。
派生語や類縁語
- revere (v.): 深く敬う
- reverent (adj.): 敬う気持ちを示す、敬虔な
- reverential (adj.): 敬意を払う、非常に敬った(よりフォーマル)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- show reverence for ~(~に敬意を示す)
- hold ~ in reverence(~を深く尊敬する)
- pay reverence to ~(~に対して敬意を払う)
- inspire reverence(畏敬の念を抱かせる)
- demonstrate reverence(敬意を表明する)
- approach with reverence(畏れ多い気持ちで接する)
- reverence for tradition(伝統への尊敬)
- a sense of reverence(畏敬の念)
- lose reverence(敬意を失う)
- reverence and awe(畏敬の念と恐れ)
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語の「reverērī」から派生し、「恐れ敬う」・「慎み深い尊敬を払う」意味がありました。中世英語を経て「reverence」となりました。
ニュアンス・使用上の注意:
- 「reverence」は非常にフォーマルで神聖なイメージを伴うことがあります。宗教や伝統的な行事、また権威ある対象に対して用いられることが多いです。
- 口語ではやや硬い表現ですが、文章やスピーチなどでは敬意を強調したいときに使われます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての使用:
- 不可算名詞的に扱うことが多いですが、時に可算的用法で「a reverence for tradition」のように使われることもあります。
- しばしば前置詞 “for” を伴い「reverence for ~」の形になります。
一般的な構文やイディオム
- with reverence: 「畏敬の念をもって」
- out of reverence: 「(~から)敬意を表して」
- pay reverence: 「敬意を払う」
使用シーン
- フォーマル: スピーチ、書き言葉、宗教的・学術的な文章
- カジュアル: 日常会話ではあまり登場しないが、特別な場面で深い尊敬を示す場合に稀に使われる
5. 実例と例文
日常会話での例文 (カジュアル寄り)
“I have a great reverence for my grandmother; she's the wisest person I know.”
(祖母を深く尊敬しているんだ。彼女は私が知る中で一番賢い人だから。)“Seeing mountains like this fills me with reverence.”
(こんな山を目にすると畏敬の念を抱くよ。)“She spoke about her father with reverence.”
(彼女は父親のことを敬意を込めて語っていたよ。)
ビジネスでの例文 (ややフォーマル)
“Our company culture is built on reverence for tradition and trust.”
(私たちの企業文化は、伝統と信頼に対する尊敬に基づいています。)“In Japanese business, there is often a strong reverence for seniority.”
(日本のビジネスでは、しばしば年功序列に対する強い尊敬があります。)“He addressed the board members with reverence and courtesy.”
(彼は役員の方々に対して敬意と礼儀をもって話しました。)
学術的な文脈の例文 (フォーマル)
“The anthropological study explored the tribe’s reverence for their ancestors.”
(その文化人類学の研究は、その部族が先祖に抱く畏敬の念を探求した。)“Throughout history, many societies have placed great reverence on the natural world.”
(歴史を通じて、多くの社会が自然界に対して大きな畏敬の念を抱いてきた。)“Her research highlights the importance of reverence in religious practices.”
(彼女の研究は、宗教的儀式において畏敬の念が持つ重要性を強調している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- respect(尊敬)
- 一般的に使いやすい「尊敬」。フォーマル・カジュアル問わず幅広く使用。
- 一般的に使いやすい「尊敬」。フォーマル・カジュアル問わず幅広く使用。
- admiration(称賛)
- 賞賛や感嘆のニュアンスが強い。「素晴らしい」と感じたとき。
- 賞賛や感嘆のニュアンスが強い。「素晴らしい」と感じたとき。
- veneration(崇拝、深い尊敬)
- 「reverence」と非常に近い意味。より宗教的・神聖な響き。
- 「reverence」と非常に近い意味。より宗教的・神聖な響き。
- awe(畏怖、畏敬)
- 「畏れ」のニュアンスが強い尊敬。やや感情の動きを伴う。
- 「畏れ」のニュアンスが強い尊敬。やや感情の動きを伴う。
反意語 (Antonyms)
- disrespect(無礼)
- 敬意を払わない態度。
- 敬意を払わない態度。
- scorn(軽蔑)
- 見下す、侮蔑する態度。
- 見下す、侮蔑する態度。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- 英: /ˈrɛv(ə)rəns/
- 米: /ˈrɛvərəns/
アクセント:
- 第一音節 “rev” に強勢が来ます: REH-vuh-rəns(米) / REH-və-rəns(英)
アメリカ英語とイギリス英語:
- 大きな違いはありませんが、イギリス英語の方が [ə](シュワー)の発音がややはっきりする傾向があります。
よくある発音の間違い:
- “rev” の部分を「レイ」ではなく「レ」で始めることに注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルの混同:
- “reverence” と “revere” はスペルが微妙に異なるので混同しやすい。名詞には -nce が付くことを確認。
- “reverence” と “revere” はスペルが微妙に異なるので混同しやすい。名詞には -nce が付くことを確認。
- 意味の取り違え:
- “reverence” は「深い尊敬」や「畏敬」であるため、「ただの尊敬(respect)」より重めであることを理解しておく。
- “reverence” は「深い尊敬」や「畏敬」であるため、「ただの尊敬(respect)」より重めであることを理解しておく。
- TOEICや英検などでの出題傾向:
- 文章読解やリスニングで「フォーマルな敬意」の表現として登場する可能性がある。ビジネス文書やスピーチなどで見かけることがある。
- 文章読解やリスニングで「フォーマルな敬意」の表現として登場する可能性がある。ビジネス文書やスピーチなどで見かけることがある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “reverence” = “revere + -ence” で「敬うこと」「尊敬すること」というイメージを掴むと覚えやすいです。
- 「リヴァレンス」と発音して、何か神聖なものや深い敬意を払う対象をイメージすると定着しやすいでしょう。
- 聞き慣れない単語だからこそ、「“reverence” はめったに口にしない“深い尊敬”」というキーワードでストーリーを作ると記憶に残りやすいです。
以上が名詞「reverence」の詳細な解説です。深い尊敬や畏敬の念を表す際、フォーマルで力強い表現として活用してみてください。
〈U〉(…に対する)崇敬,敬愛《+for+名》・会釈・《Your(His/Her)R-》・ローマカトリック教の牧師の敬称・尊敬(の念) (for) (We hold him in ~.); 〔古〕 敬礼・(R-) 尊師 (his [your] R-)