related
1. 基本情報と概要
単語: related
品詞: 形容詞 (adjective)
意味 (英語): connected or associated with something
意味 (日本語): 何かと関係がある、関連している
「related」は、「何かとつながりがある」「結びつきがある」という意味を持つ形容詞です。たとえば、「この2つの話題は関連している」というように、共通点やつながりがある場合に使われます。日常会話やビジネス、学術の分野など、さまざまな場面でよく使われる表現です。
活用形・関連する品詞
- 形容詞: related (例: “related topics”, “related issues”)
- 動詞: relate (例: “I can relate to your situation.”)
- 動名詞/現在分詞: relating (例: “We are relating the data to the theory.”)
- 過去形/過去分詞: related (動詞 “relate” の過去形/過去分詞も同じ形です)
難易度 (CEFR レベル)
- B1(中級)〜B2(中上級)
「related」は日常会話やビジネスの場面など幅広く使われますが、やや抽象的な含みを持つためB1〜B2程度のレベルと考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- relate(動詞) + -ed(過去分詞・形容詞化)
- “relate” は「関係づける、関連づける」という意味を持ち、そこに過去分詞形の “-ed” がついて、形容詞としての機能を持つようになっています。
関連や派生語
- relation (名詞): 関係
- relationship (名詞): 関係性
- relative (形容詞・名詞): 相対的な、親戚
- unrelated (形容詞): 関係のない
よく使われるコロケーション(共起表現)
- related issue(関連する問題)
- closely related(密接に関連している)
- directly related(直接的に関連している)
- product-related question(製品に関する質問)
- health-related concerns(健康に関連する懸念)
- job-related experience(仕事に関連する経験)
- industry-related regulations(業界に関連する規制)
- related topic(関連する話題)
- related field(関連する分野)
- related information(関連情報)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「relate」はラテン語の “relātus”(再び運ばれた)に由来し、「re-(再び)+ lātus(運ばれる)」という意味から「結びつける」「言及する」といったニュアンスを持つようになりました。
- 使用時の注意点/ニュアンス:
- 何かに「関連している」「つながりがある」ことを示す比較的フォーマルな表現です。カジュアルな会話でもよく使われますが、論文やビジネス文書などフォーマルな文脈でも広く使われます。
- 「何かしらの関係やつながりがある」という意味合いが強いので、「共通のテーマ」「原因と結果のつながり」「類似点」などを示したいときに便利です。
- 何かに「関連している」「つながりがある」ことを示す比較的フォーマルな表現です。カジュアルな会話でもよく使われますが、論文やビジネス文書などフォーマルな文脈でも広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞としては、修飾される名詞の前や “be動詞” の補語として使われます。
例) “These are related issues.” / “These issues are related.”動詞の過去分詞形 “related” としては、受動態・完了形でも使われます。
例) “This problem is related to our budget.” (この問題は予算に関係する)名詞を修飾するだけでなく、よく “be related to + 名詞” で「〜と関係している」の意味を表します。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“Is your headache related to stress?”
「その頭痛はストレスと関係があるの?」“I’m looking for related information online.”
「関連情報をネットで探しているんだ。」“All these symptoms might be related.”
「これらすべての症状は関連しているかもしれないね。」
ビジネスシーンでの例文
“We need to investigate all cost-related issues before finalizing the budget.”
「予算を確定する前に、コストに関連するすべての問題を調査する必要があります。」“The workshop covered technology-related topics such as AI and data security.”
「ワークショップではAIやデータセキュリティなど、テクノロジー関連のトピックを扱いました。」“Please send me any project-related updates by tomorrow.”
「明日までに、プロジェクトに関する最新情報をすべて送ってください。」
学術的な文脈での例文
“This paper examines education-related policies in rural areas.”
「この論文は地方地域における教育関連政策を検討しています。」“The research focuses on health-related factors affecting aging.”
「この研究は、加齢に影響を及ぼす健康関連の要因に焦点を当てています。」“Factors related to climate change are discussed in the conclusion.”
「気候変動に関する要因は結論部で議論されています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- connected(つながっている)
- 例: “These ideas are connected in many ways.”
- 「related」より物理的に繋がっている感じを強調する場合などに使われやすい。
- 例: “These ideas are connected in many ways.”
- associated(関連づけられている)
- 例: “Associated risks must be analyzed.”
- 形式的な文脈でもよく使われる。
- 例: “Associated risks must be analyzed.”
- linked(結びついている)
- 例: “The two phenomena are closely linked.”
- チェーンなど物理的に「つながっている」イメージが伴う場合にも使われる。
- 例: “The two phenomena are closely linked.”
反意語 (Antonyms)
- unrelated(関係のない)
- 例: “That question is completely unrelated to our discussion.”
- 「related」の正反対で、全く関係がないことを表す。
- 例: “That question is completely unrelated to our discussion.”
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA): /rɪˈleɪtɪd/
- 通常は “re-LAY-ted” のように、第二音節 “-lay-” にアクセントが置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語:
どちらも基本的には同じ発音ですが、アメリカ英語では “t” の音がやや軽くなる場合があります。いずれも “re-LAY-tid” と発音されます。よくある発音の間違い:
- アクセントを第一音節において “REE-lated” のように読んでしまう間違いが見られます。必ず「re-LAY-ted」と発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “relaited”のように “i” と “a” を間違えてしまうことがあるので注意。
- 同音/似たスペルとの混同: “relation” (名詞) と “relative” (名詞・形容詞) を混ぜて使ってしまうことがあるので区別が必要。
- 前置詞の選択: “related to” が正しい表現です。“related with” としないよう気をつけましょう。
- 試験での出題: TOEICや英検などで「関連性」を示す表現を問う問題で選択肢として出てくることがあります。「be related to 〜」をよく覚えておくと役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「re(再び) + late(運ぶ)」で “再び運んで関係づける” → “つながりを作る” とイメージすると覚えやすいです。
- “related = re-LAY-ted” と音読しながら、頭の中で“lay”の部分を強調してアクセントを意識すると、発音が定着しやすいでしょう。
- “be related to something = 何かとつながっている” という構文フレーズを丸ごとで覚えると、会話や文章で自然に使えるようになります。
以上が、形容詞 “related” の詳細な解説です。さまざまな場面で「何かとのつながり」を表すときに便利な単語なので、例文とともにしっかり身につけてみてください。
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