最終更新日:2024/06/12

長いランニングの後、汗を額から拭いた。

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I wiped the perspiration off my forehead after a long run.

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元となった辞書の項目

perspiration

IPA(発音記号)
名詞

汗 / 発汗[作用]

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解説

以下では、英単語 perspiration を多角的に解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: perspiration

品詞: 名詞 (noun)

英語の意味: The process of sweating; sweat.

日本語の意味: 「汗」や「発汗」のこと。「汗」が皮膚からしみ出す生理現象を指します。

こういう場面で使われる:体を動かしているときや、暑い環境で体温調節のために生じる汗、あるいは緊張している場面でかく汗などを表すフォーマルな表現です。カジュアルに「汗」と言いたい場合は sweat がよく使われますが、「perspiration」はやや専門的・フォーマルなニュアンスがあります。

活用形


  • この単語は数えられない名詞(不可算名詞)のため、基本的な活用は変化しません。

    例:


    • There is heavy perspiration on my forehead. (私の額に大量の汗が出ている)

    • Sweating heavily → “a lot of perspiration” のように表現します。


他品詞形


  • 「perspire」 (動詞): 発汗する、汗をかく

    例: I start to perspire whenever I get nervous. (緊張するといつも汗をかく)

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級) : 一般的な日常会話では sweat を使うことが多いですが、医療や科学的観点、または丁寧な文脈などでは perspiration という表現も出てきます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (prefix): 「per-」…「通して、完全に」などの意味を持つ場合が多い

  • 語幹 (stem): 「spir」…「呼吸(する)」を意味するラテン語 spirare に由来

  • 接尾語 (suffix): 「-ation」…「~すること」「~の状態」を示す名詞化の接尾辞

「perspiration」は、「体内で呼吸するように汗を外へ出すこと」というニュアンスが語源のつながりからあります。

関連語や派生語


  • perspire (v.): 汗をかく

  • aspiration (n.): 熱望、向上心/呼吸(医療用語で吸引など)

  • respiration (n.): 呼吸

  • inspiration (n.): 霊感、ひらめき、着想 / 呼吸

よく使われるコロケーション (共起表現) 10選


  1. excessive perspiration(過度の発汗)

  2. profuse perspiration(大量の発汗)

  3. perspiration stains(汗じみ)

  4. nocturnal perspiration(夜間の発汗)

  5. mild perspiration(軽い発汗)

  6. hot weather perspiration(暑い天気での発汗)

  7. perspiration odor(汗のにおい)

  8. dripping with perspiration(汗でびっしょり)

  9. beaded perspiration(額などに粒状ににじむ汗)

  10. perspiration levels(発汗量)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「per (通して) + spirare (呼吸する)」から派生しています。

  • 歴史的な使用: 16世紀ごろから医学・科学の分野で「発汗作用」をより正式に表現する語として使われてきました。

ニュアンスと使用時の注意


  • フォーマル / カジュアル: perspiration はややフォーマル・専門的響きがあります。日常では sweat を使う人が多いです。

  • 文章 / 口語: 論文や医療分野の文書で使われやすいです。カジュアル会話では比較的まれで、丁寧表現として使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞(uncountable noun)なので、そのまま単数形扱いで使われます。

    例: Perspiration is a natural process.


  • イディオムや一般的な構文:


    • work up a sweat → カジュアルに言うと「汗をかく」ですが、フォーマルに言えば induce perspiration などと表現できる場合もあります。

    • break out in a sweat → 「汗が噴き出す」も break out in perspiration とフォーマルに言うことが可能。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I have a little perspiration on my palms when I'm nervous before a presentation.”

    (プレゼン前に緊張すると、手のひらに少し汗をかきます。)


  2. “It's normal to have perspiration when you exercise.”

    (運動すると汗をかくのは普通だよ。)


  3. “Could you turn on the fan? My perspiration won't stop.”

    (扇風機をつけてもらえますか?汗が止まらなくて。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “Despite the intense heat, he showed no signs of perspiration during the meeting.”

    (激しい暑さにもかかわらず、彼は会議中に汗ひとつかいている様子がありませんでした。)


  2. “The new office building’s ventilation system minimizes employee perspiration even on hot days.”

    (新しいオフィスビルの換気システムは、暑い日でも従業員の発汗を最小限に抑えます。)


  3. “A professional appearance includes managing visible perspiration, especially when meeting clients.”

    (プロとしての見た目を保つためには、特にクライアントに会うとき、目立つ汗をコントロールすることも含まれます。)


(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “Perspiration plays a crucial role in thermoregulation, helping to cool the body.”

    (発汗は体温調節において重要な役割を果たし、体を冷やすのに役立っています。)


  2. “The rate of perspiration can be influenced by humidity, temperature, and individual physiology.”

    (発汗率は湿度、気温、個人の体質などの要因によって影響を受けます。)


  3. “Research indicates that stress-induced perspiration differs in chemical composition compared to heat-induced perspiration.”

    (研究によると、ストレスによる発汗は、熱による発汗とは化学的な組成が異なることが示されています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. sweat(汗)


    • 一般的でカジュアル。最もよく使われる単語。


  2. transpiration(蒸散)


    • 植物の蒸散現象や人間の発汗プロセスを科学的に言う場合に用いられます。


  3. exudation(滲出)


    • 液体が染み出すという幅広い意味を持ち、医療文脈で登場します。


反意語 (Antonyms)


  • 直接的な反意語はありませんが、「乾燥」(dryness) や「蒸発がない状態」(no evaporation)などが感覚的な反対の現象と言えます。

ニュアンスや使い分け


  • 「sweat」はカジュアルで日常的、「perspiration」はややフォーマル・専門的表現です。

  • 「transpiration」は主に植物の蒸散として使われる場合が多いですが、人間の場合にも科学論文などで用いられることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /ˌpɜːrspəˈreɪʃn/

  • IPA (イギリス英語): /ˌpɜːspɪˈreɪʃən/

アクセントは「-ra-」の部分に強勢がきます。

アメリカ英語だと「パースパレーション」、イギリス英語だとやや「パースピレーション」に近い発音になります。

よくある間違いとして、「persperation」と e が余計に入ってしまったり、「pirsparation」と綴ってしまうスペルミスに注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “perspEration” と「e」を入れてしまう間違いが多いので注意。

  • 混同する単語: respiration(呼吸)と perspiration(発汗)を混同すると文脈がまったく変わってしまうので、要注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、医療や健康トピックの文章に登場する可能性あり。「sweat」ではなく、フォーマルな表現 perspiration が出題されることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語幹 “spir” → 「呼吸」に関連する単語が多い (respiration, inspiration, etc.)

  • 「呼吸」を通して何かが出てくるイメージ → 汗が呼吸のように「外に排出される」

  • スペルのポイント → per-spi-ra-tion と区切って覚える(余計な “e” を入れないこと)。

  • イメージとしては 「per + spire + ation」で「体から汗(気体や液体)が抜けている」と想像するとわかりやすいかもしれません。


以上が名詞 perspiration の詳細解説です。日常でさらっと「汗」と言いたいときには sweat が便利ですが、医療・学術・フォーマルな文書や丁寧な表現を求められる場面では perspiration を使うとよいでしょう。

意味のイメージ
perspiration
意味(1)

意味(2)

発汗[作用]

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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