元となった辞書の項目
leek
IPA(発音記号)
解説
以下では、英単語 leek
(名詞)を、学習者向けにできるだけわかりやすく、詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
英語: leek
日本語: リーキ(西洋ネギ/ポロネギの一種)
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベル目安: B1(中級)
食べ物や料理の話題になると登場する単語です。英語圏の料理本や食材リストなどにもよく出てきます。ネギやタマネギのような「ネギ属」の一種で、長ネギに比較的似ていますが、より太く葉の部分が平たくなるのが特徴です。
活用形
・名詞のため、数を表す場合は leek / leeks(単数/複数)となります。
他の品詞形
・名詞以外の派生形はあまり一般的でありませんが、口語で「leeky」という形容詞(「リーキの風味がある」「リーキっぽい」といった意味)をジョーク的に使うことがあります。ただし辞書的にはあまり載っていないため、ほぼ使われません。
2. 語構成と詳細な意味
- leek は特に接頭語や接尾語を含まないシンプルな語形です。
- ネギ属の野菜の一種で、長い白い部分と平たい緑の葉の部分を食用にします。マイルドな玉ねぎのような風味があり、スープや炒め物、オーブン料理の具材としてもよく使われます。
関連語・コロケーション(共起表現)
以下では「leek」がよく一緒に使われる表現や関連フレーズを10個挙げます(日本語訳付き)。
- leek soup(リーキのスープ)
- chopped leeks(刻んだリーキ)
- fresh leeks(新鮮なリーキ)
- sautéed leeks(ソテーしたリーキ)
- potato and leek soup(ジャガイモとリーキのスープ)
- leek and potato pie(リーキとジャガイモのパイ)
- grilled leeks(グリルしたリーキ)
- bunch of leeks(一束のリーキ)
- trim the leeks(リーキの葉先を切り落とす/下ごしらえする)
- Welsh leek(ウェールズのリーキ)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
「leek」は古英語の“lēac”に由来し、当時はネギ類やタマネギ、ニンニクをある程度総称して指していたと言われています。 - 歴史的背景とニュアンス:
・イギリス、特にウェールズの象徴としても知られ、ウェールズの国章の一部にリーキが歴史的に用いられています。
・やわらかい口当たりとほのかな甘みがあるため、ネギほど強い辛味はありません。
使用時の注意点:
- 基本的に料理の文脈でよく使い、日常会話やカジュアルな場面で問題なく使えます。
- 文章やレシピでもフォーマル・カジュアルを問わず登場するため、使いやすい単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞
「1本のリーキ」→ “a leek” / 「いくつかのリーキ」→ “some leeks” など、数えられる名詞です。 - 一般的な構文例:
- “I bought a leek at the store.”(店でリーキを1本買いました。)
- “Add sliced leeks to the pot.”(鍋にスライスしたリーキを加えてください。)
- “I bought a leek at the store.”(店でリーキを1本買いました。)
イディオム:
- “leek” を使った慣用表現やイディオムはさほど多くありません。ただしスポーツの試合などでウェールズのチームを応援する文脈で「leek」の象徴が登場することがあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I’m making leek soup tonight; do you want some?”
(今夜はリーキのスープを作るんだけど、いる?) - “Could you chop the leeks while I prepare the broth?”
(私が出汁の準備をしている間、リーキを刻んでくれる?) - “What does leek taste like? It’s similar to onions but milder.”
(リーキってどんな味がするの?玉ねぎに似てるけどよりマイルドな味だよ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our catering service can provide a vegetarian option, such as a leek and potato soup.”
(当社のケータリングサービスでは、リーキとジャガイモのスープのようなベジタリアン向けのメニューをご提供できます。) - “The new restaurant’s specialty is a roasted leek dish with a creamy sauce.”
(その新しいレストランの名物は、クリーミーなソースでいただくローストリーキだそうです。) - “For the menu redesign, consider adding dishes that incorporate seasonal vegetables like leeks.”
(メニューのリニューアルにあたり、リーキのような旬の野菜を取り入れた料理を追加するのを検討してください。)
学術的・専門的な文脈(3つ)
- “Leeks belong to the Allium family, alongside onions, garlic, and chives.”
(リーキはネギ科に属し、タマネギやニンニク、チャイブと同じ仲間に分類されます。) - “Recent studies suggest that leeks contain beneficial antioxidants similar to those in onions and garlic.”
(最近の研究によると、リーキにはタマネギやニンニクと同様の有益な抗酸化物質が含まれていると示唆されています。) - “The agricultural analysis indicates that leeks thrive in cool climates with well-drained soil.”
(農業分析によれば、リーキは排水の良い土壌と涼しい気候でよく育つとされています。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (類似の食材):
- spring onion(スプリングオニオン・細ネギに近い)
- scallion(青ネギ、葉ネギ)
- green onion(青ネギ、この呼び方はアメリカ英語でよく使われる)
- onion(玉ねぎ)
- spring onion(スプリングオニオン・細ネギに近い)
これらはいずれもネギ属ですが、大きさや辛味、食感が若干異なります。leekは白い茎の部分が太く、葉が平ら。味もよりマイルドという特徴があります。
- 反意語:
食材の反意は直接的にはありませんが、強い辛味を持つ「garlic(ニンニク)」や「red onion(赤玉ねぎ)」のように風味が大きく異なるものとは対照的です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /liːk/
- アメリカ英語(GA): [liːk]
- イギリス英語(RP): [liːk]
- アメリカ英語(GA): [liːk]
- アクセントは 1 音節だけなので、特にアクセント位置に迷うことはありません。
- よくある間違い: 「leak」(漏れ)とスペルが似ているため混同しやすいですが、発音は同じ [liːk] でも、綴りと意味がまったく異なるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルの混同:
「leek」と「leak」は綴りが似ています。
- leek(野菜のリーキ)
- leak(液体やガスが漏れる)
意味は全く異なるので、文脈で誤解を招かないように注意しましょう。
- leek(野菜のリーキ)
- 試験対策:
食材や調理法を問う英語検定やTOEICのリスニング・リーディングで登場することがありますが、頻度は高くありません。料理英語や日常会話の中での単語として把握しておくと良いでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「漏れる (leak)」と同じ発音だけれどスペルが違うため、「野菜のリーキには「ee」と2文字、『液体漏れのleak』は「ea」」と区別して覚えると良いです。
- 「一見すると太いネギ」というイメージを持つと記憶しやすいでしょう。
- 料理の写真や動画を見ると印象に残りやすいので、クックブックやレシピサイトで「leek」料理を検索してみるのもおすすめです。
以上が英単語 leek
の詳細解説です。料理のレシピや食材コーナーで必ず見かける単語なので、ぜひ覚えてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
ニラ,西洋ネギ