最終更新日:2024/06/11

私は早起きをして、窓の外でヒバリの明るい歌声を聞きました。

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I woke up early and heard the cheerful song of a lark outside my window.

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元となった辞書の項目

lark

IPA(発音記号)
名詞

『ヒバリ』

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私は早起きをして、窓の外でヒバリの明るい歌声を聞きました。

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解説

以下では、名詞「lark」を詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: lark

品詞: 名詞(可算名詞)

意味(英語 / 日本語)


  1. (鳥) A small songbird known for its melodious singing.

    → 小さくて歌声が美しい鳥(ヒバリなど)を指します。

    「庭先などでさえずる、かわいらしい印象を与える鳥です。」


  2. (くだけた表現) A frolic, a prank, or an enjoyable adventure.

    → ふざけやいたずら、または楽しさを求めた冒険を指します。

    「ちょっとした好奇心や冗談で何かに挑戦するようなイメージです。」


活用形


  • 複数形: larks

これらは名詞としての形ですが、動詞として「to lark」と使われることもあり、「ふざける」「楽しんで〜する」という意味合いになります。

他の品詞形


  • 動詞: lark (lark about / lark around)

    例) The children were larking about in the playground.

  • 形容詞や副詞としてはほとんど用いられないため、主に名詞・動詞で覚えればOKです。

CEFRレベル


  • 意味1(鳥)は、日常的に目にする機会が少ないかもしれませんが、自然や動物に関する語彙としては初級〜中級レベル(A2〜B1程度)。

  • 意味2(ふざけ、冒険)はやや口語的表現で、慣用的な使い方を学ぶ必要があるため、中級(B1)程度。


2. 語構成と詳細な意味

語形成


  • lark は、はっきりした接頭語・接尾語を含む形ではありません。古い英語の「laferce」「laverok」(「ヒバリ」を意味する言葉) が短くなり、「lark」の形になったといわれています。

派生語や類縁語


  • larky (形容詞) : 陽気でふざけた様子

  • larking (動名詞 / 現在分詞) : ふざけている、遊んでいる状態

  • larkish (形容詞) : ふざけ好きの、はしゃぎ好きの

よく使われるコロケーション(10個)


  1. early morning lark → 朝早く活動的な人(早起きの人を「morning lark」と表現することがある)

  2. a singing lark → 歌うヒバリ

  3. just for a lark → ただの冗談/気まぐれで

  4. on a lark → 出来心で、ふとした思いつきで

  5. a bit of a lark → ちょっとした冒険/冗談

  6. lark about/around → ふざけ回る

  7. a lark in the sky → 空高く舞うヒバリ

  8. from dawn till dark the lark sings → 夜明けから日暮れまでヒバリが歌う

  9. turned into a lark → 結果として楽しいものになった

  10. larking mood → はしゃぎたい気分


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語や中英語にみられる「laverock」「laverc」「laferce」が転じて現代英語の「lark」になったとされます。鳥の名前として古くから使われてきましたが、19世紀ごろには「気まぐれに楽しむ」という口語的な意味合いが広まりました。

ニュアンス・注意点


  • 「鳥」の意味と「ふざけ」や「冒険」の意味が全く違うように見えますが、どちらも軽やかで陽気なイメージを持っています。

  • 「on a lark」「just for a lark」といえば、「特に深く考えずに面白半分でやってみる」というくだけた口調の表現です。

使用シーン


  • 鳥として自然や文学の描写でよく登場します。

  • 「ふざけ」の意味では、カジュアルな会話、SNS、仲間同士の会話などでよく使われます。フォーマルな場面ではあまり使われません。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞 (countable)


    • 例) I saw a lark in the field. (1羽のヒバリがいた)

    • 例) They went for a lark. (ふざけ半分の冒険をした)


  2. 動詞 (自動詞的に使われることが多い)


    • lark about/around (「(人が)はしゃぎ回る/ふざけ回る」というフレーズ)


      • Children often lark around at the park.



  3. イディオム


    • on a lark → 気まぐれに、思いつきで



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I bought this hat on a lark, but I actually like it!”

    「ただの思いつきでこの帽子を買ったけど、意外と気に入っちゃった!」

  2. “Look at those kids larking about in the garden.”

    「あの子たちが庭でふざけ回ってるのを見てよ。」

  3. “We went hiking for a lark and ended up having a great time.”

    「思いつきでハイキングに行ったら、すごく楽しかったよ。」

ビジネス (ややフォーマル寄りに例外的に使われる場合)


  1. “We conducted the study on a lark, but the insights we gained were invaluable.”

    「ちょっとした好奇心でこの調査を始めたが、得られた知見は非常に貴重だった。」

  2. “Although the idea started as a lark, it turned into a viable business plan.”

    「そのアイデアはただの思いつきだったが、実現可能なビジネスプランに発展した。」

  3. “Don’t dismiss his suggestions as a mere lark; there could be real potential.”

    「彼の提案をただの冗談だと決めつけないで。本当に可能性があるかもしれない。」

学術的・文献


  1. “The melodious call of the lark has been studied in ornithology for centuries.”

    「ヒバリの美しいさえずりは、何世紀にもわたって鳥類学で研究されてきた。」

  2. “Shakespeare often references the lark in his works to symbolize morning or hope.”

    「シェイクスピアは作品の中で、朝や希望の象徴としてヒバリをしばしば取り上げている。」

  3. “The flight pattern of the skylark distinguishes it from other lark species.”

    「ヒバリの一種であるスカイラークの飛行パターンは、他のヒバリ科の鳥と異なる特徴がある。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • (鳥の意味で) “sparrow” (スズメ)

    → 同じく小さな鳥だが、歌の美しさや印象が異なる。

  • (ふざけ、冒険の意味で) “prank” (悪ふざけ)

    → prank はやや「いたずら」の要素が強い。lark はもう少し無邪気な「楽しみ」のニュアンス。

  • (ふざけ、冒険の意味で) “escapade” (突飛な冒険)

    → escapade の方が危険やスリルを伴うことが多い。lark は軽やかでお気楽な印象。

反意語


  • (ふざけの意味に対して) “serious undertaking” (真面目な取り組み)

    → lark と正反対な感じを出すときにこういったフレーズを使う。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /lɑːrk/ (イギリス英語), /lɑːrk/ or /lɑrk/ (アメリカ英語)

  • アクセントは一音節の単語なので「lark」のみです。

  • イギリス英語では「ラーク」と伸ばし、アメリカ英語でも「ラーク」と変わりませんが、地域によっては /lɑrk/ より少し口の奥で広めの音になることがあります。

  • 「ラルク」と聞こえてしまわないよう、「r」の発音に少し舌を巻き気味にすると自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “lurk” (潜む) と混同しないように注意。lurk は全然違う意味。

  2. イディオム “on a lark” を “on the lark” と書かないように。

  3. 「鳥」の意味のみを知っていて、口語表現としての “lark” を見落とすと、文脈がわからなくなることがある。

  4. TOEICや英検などの一般的な教材にはあまり頻出しませんが、読解問題などで「on a lark」と出てきた際にうっかり「ヒバリの上で?」などと混乱しないよう、口語表現も覚えておくと安心です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒバリ (lark) は「朝早くから美しくさえずる鳥」。そこから、早起きで活動的な人を「a morning lark」と呼ぶこともあります。イメージとして「軽やかで元気な感じ」と覚えましょう。

  • 「on a lark」は「ちょっとふざけて、気軽にやってみる」と、鳥が軽やかに空を飛ぶ姿を連想すると記憶に残りやすいです。

  • 字の形が似ている「lurk」と混同しないよう、 “a” と “u” の違いをしっかり意識して覚えましょう。


以上が名詞「lark」の詳細な解説です。鳥としても軽妙な楽しさを表す単語としても、会話に彩りを加えてくれる語彙ですので、ぜひ状況に応じて使い分けてみてください。

意味のイメージ
lark
意味(1)

ヒバリ

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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