landlady
以下では、英単語「landlady」について、学習者の方にもわかりやすいようにできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語の意味
- 「landlady」: A woman who owns or rents out property, especially the owner of a house, apartment, or room that people pay to stay in.
日本語の意味
- 「家主の女性」「大家さん(女性)」のことです。
たとえば、女性の大家さんや下宿先の女性経営者を指すときに使われます。基本的には「賃貸物件を持っていて人に貸している女性」というニュアンスの名詞です。
品詞と活用形
- 品詞: 名詞(n.)
- 数の変化:
- 単数形: landlady
- 複数形: landladies
- 単数形: landlady
landlady は名詞のため、動詞や形容詞としては利用しません。また、同じ意味を持つ男性形としては “landlord” があります。
CEFRレベルの目安
- B2: 中上級レベル
ネイティブの日常会話や文章では比較的よく出てくる単語ですが、「貸す」「借りる」「不動産」などの話題が出始める中上級あたりで学ぶことが多い単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- land(土地) + lady(女性)
この2つの単語が合わさって「土地や家を持っている女性」を表すようになりました。
関連語や派生語
- landlord: 男性の大家さん
- landlordship: 大家の立場や権限(やや専門的、法律・不動産用語寄り)
- landowner: 土地所有者(性別の区別なし)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- my landlady(私の女大家さん)
- former landlady(以前の女大家さん)
- friendly landlady(親切な女大家さん)
- strict landlady(厳格な女大家さん)
- the landlady’s permission(女大家さんの許可)
- landlady’s property(女大家さんが所有する物件)
- negotiate with the landlady(女大家さんと交渉する)
- rent from the landlady(女大家さんから物件を借りる)
- complain to the landlady(女大家さんに苦情を言う)
- talk to the landlady about repairs(修理について女大家さんと話す)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「landlady」は、古い英語で「土地・家・部屋などの所有権をもつ女性」を表すために、land(土地)とlady(女性)を組み合わせた言葉です。
- 歴史的にも “lady of the house” のような表現があり、長い間不動産を女性が管理するケースがある場合に使われてきました。
ニュアンス・使用時の注意
- 「landlady」はカジュアルな文脈でも比較的フォーマルな文脈でも使えます。ただし、最近は性差を強調しないために “landlord” を男女問わず使う場合もあります。
- “landlady” という言い方には、やや伝統的・古風な響きがあるかもしれません。特にイギリス英語圏で下宿などの場合に馴染みのある単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a landlady, the landlady, two landladies のように数えられます。
- 普通名詞なので、抽象的な不可算名詞としての用法はありません。
よく使われる構文
- “(Someone) is my landlady.”: 「(誰々)は私の大家さんだ」
- “I pay rent to my landlady.”: 「私は女大家さんに家賃を払っている」
- “Contact the landlady when you have any problem.”: 「何か問題があったら女大家さんに連絡してね」
フォーマル度としては、賃貸関係の書類上・口頭説明などで使われるため、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで用いられます。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3例)
“My landlady is really kind and always helps me when something breaks.”
「私の大家さんはとても親切で、何か壊れたときにはいつも助けてくれるの。」“I need to ask my landlady if I can keep a pet.”
「ペットを飼ってもいいかどうか、大家さんに聞いてみなきゃ。」“The landlady gave me an extra key for emergencies.”
「女大家さんは緊急時用に予備の鍵を渡してくれたよ。」
ビジネスシーンでの例文(3例)
“Our landlady requested a meeting to discuss the lease agreement in more detail.”
「私たちの女大家さんは、リース契約について詳しく話し合うために会合を要求してきました。」“Please contact your landlady for any maintenance requests.”
「修理やメンテナンスの依頼がある場合は、女大家さんに連絡してください。」“The landlady’s terms were clear, but we need to negotiate the rent.”
「女大家さんの条件は明確ですが、私たちは家賃を交渉する必要があります。」
学術的/専門的な文脈(3例)
“The study examined tenant-landlady relationships in urban areas.”
「その研究では都市部におけるテナントと女大家の関係を調査しました。」“A landlady may face legal obligations such as ensuring proper safety checks.”
「女大家には、適切な安全点検を行うなどの法的義務がある場合があります。」“Historical records show that a landlady often held significant power in small communities.”
「歴史的記録によると、小さなコミュニティにおいては女大家が大きな権力を持つこともよくあったようです。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- landlord(家主、大家さん〈男性または性別問わず〉)
- landlady は女性限定だが、landlord は男性か性別を問わず使うことが多い。
- landlady は女性限定だが、landlord は男性か性別を問わず使うことが多い。
- owner(所有者)
- 不動産だけでなく、あらゆる所有物の所有者を意味する。
- 不動産だけでなく、あらゆる所有物の所有者を意味する。
- lessor(賃貸人)
- 法律用語的でフォーマル。性別の区別はなし。
反意語
- tenant(賃借人)
- “landlady” が「物件を貸す人」であるのに対し、“tenant” は「物件を借りる人」を意味します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈlændleɪdi/
- アクセントは第1音節「lánd」に置かれます。
- アクセントは第1音節「lánd」に置かれます。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、「æ」の発音が地域によってわずかに変わる可能性があります。
- よくある間違い: アクセントを “landlàdy” のように後ろにずらしてしまうことがありますが、正しくは “LÁND-lay-dee” です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “landladdy” や “landladyy” といったミスに注意。
- “landladdy” や “landladyy” といったミスに注意。
- 同音異義語の紛らわしさ
- 似た発音で混同しやすい単語はあまりありませんが、「landlord」との使い分けに気を付けましょう。
- 似た発音で混同しやすい単語はあまりありませんが、「landlord」との使い分けに気を付けましょう。
- 試験や資格対策
- TOEICや英検などのリスニングで “landlady” が登場する場合、聞き取りにくい方もいるかもしれません。慣れておくとよいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「land + lady」で「土地や家の女性支配者」というイメージで覚えるとわかりやすいです。
- 過去に映画やドラマなどで下宿先の「女将さん」や「おかみさん」のようなイメージがあれば、それを “landlady” に結び付けると記憶に残りやすいでしょう。
- スペリングが “l-a-n-d-l-a-d-y” で、同じ “l-a-d” が2回出てくるところに注意して覚えましょう。
以上が「landlady」の詳細な解説です。女性の大家さんや下宿先の女将さんなどを表す日常的かつ実用的な単語なので、賃貸契約や旅行、ホームステイなどの話題で役立つでしょう。しっかり発音やスペルを押さえておくとスムーズです。
女性の家主
(旅館・下宿などの)女主人,おかみ
家主の妻