最終更新日:2024/06/17

彼らはたいへん親しい関係を持っています。

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They have an intimate relationship.

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元となった辞書の項目

intimate

IPA(発音記号)
形容詞

『たいへん親しい』,親密な / 個人的な(private) / (理解・知識などについて)身近によく知っている,くわしい / 親友,心の許せる友

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解説

1. 基本情報と概要

単語: intimate

品詞: 形容詞

意味(英語): close, personal, private

意味(日本語): 親密な、個人的な、私的な

「intimate」は、人間関係がとても近く心のつながりが深い、または情報や空間が非常に個人的である、というニュアンスで使われる形容詞です。たとえば、「その人との関係が深く、プライベートな部分も共有できる仲である」という場面や、「ごく個人的な感情や詳細に触れるとき」に用いられます。

活用形: 形容詞のため基本的に活用形はありませんが、比較級・最上級を作る場合は以下のようになります:


  • 比較級: more intimate

  • 最上級: most intimate

他の品詞になったときの例


  • 動詞形: “to intimate” (それとなく知らせる、遠回しにほのめかす)

  • 名詞形: “an intimate” (親友、親しい仲間 ※やや文語的)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

意味やニュアンスの広がりがあるため、比較的進んだ学習段階で習う語彙となります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • intim-: ラテン語の「intimus(最も内側の)」に由来

  • -ate: 形容詞化する接尾語として使われることが多い

詳細な意味


  1. 人間関係における親密さ

    「親しい、深い信頼関係にある」という意味で、家族や恋人、友人などとの強い結びつきを表します。

  2. 個人的・私的なニュアンス

    「個人的で人にはあまり知られたくない内容」「私生活に深く関わるもの」などを表現するのに用いられます。

  3. 深い理解

    物事に対して「深く理解している」「内部事情に通じている」というときにも使われます(例: intimate knowledge of a subject)。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. intimate friend(親しい友人)

  2. intimate relationship(親密な関係)

  3. intimate details(個人的な詳細情報)

  4. intimate atmosphere(親密な雰囲気)

  5. intimate knowledge(深い知識)

  6. intimate conversation(内密な会話)

  7. intimate moment(親密なひととき)

  8. intimate connection(密接なつながり)

  9. intimate setting(プライベートな環境)

  10. intimate understanding(深い理解)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “intimus”(最も内側の、非常に深い)から派生し、古フランス語、古期英語を経て現代の “intimate” となりました。

ニュアンスや注意点


  • 「プライベートなこと」「個人的な領域」に深く踏み込むイメージがあるので、カジュアルに使いすぎると相手に不快感を与える場合があります。

  • 恋人関係や家族関係など、心理的・身体的距離が近い状況で使われやすい語です。

  • 日常会話だけでなく、文章でも使用される比較的フォーマルな単語ですが、使用する文脈によってはロマンチックなニュアンスや機密的なニュアンスが強調されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、その後ろに名詞を伴う形(形容詞+名詞)として使うのが一般的です。

    例: “He is my intimate friend.” / “She shared some intimate details.”

  • 可算・不可算は名詞の場合に関連してきますが、形容詞としてはその概念はありません。

  • イディオム/構文


    • “be intimate with 〜” (〜と親しい間柄である、〜に精通している)

    • “share an intimate moment” (親密な時間を共有する)


フォーマル/カジュアルの使い分け


  • 親しい仲間内でもフォーマルな場でも使えますが、文脈によっては「深く個人的な」という響きが強くなるため、失礼にならないよう注意が必要です。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I feel comfortable sharing my secrets with her because we’re very intimate friends.”

    (彼女とはとても親しい友人なので、秘密を共有しても安心できるんだ。)

  2. “We’re having an intimate gathering at my place this weekend.”

    (今週末、うちでこぢんまりした集まりをする予定だよ。)

  3. “I love the intimate atmosphere of that small café.”

    (あの小さなカフェの親密な雰囲気が大好きなんだ。)

ビジネスシーン


  1. “The CEO has an intimate understanding of the company’s core operations.”

    (社長は会社の中核業務を深く理解しています。)

  2. “This project requires intimate knowledge of regulatory policies.”

    (このプロジェクトには、規制に関する詳しい知識が必要です。)

  3. “During the interview, he shared some intimate details about the merger strategy.”

    (インタビューの中で、彼は合併戦略に関するかなり内部的な詳細を共有しました。)

学術的・専門的な文脈


  1. “Her intimate knowledge of Renaissance art makes her an excellent lecturer.”

    (ルネサンス美術への深い知識があるので、彼女は優れた講師です。)

  2. “The paper provides an intimate analysis of the data, revealing hidden patterns.”

    (その論文はデータを深く分析し、隠されたパターンを明らかにしています。)

  3. “Colleagues often consult him for his intimate understanding of legal precedents.”

    (同僚たちは、法的判例についての深い理解を持つ彼にしばしば相談します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. close(近しい)


    • より一般的な「距離が近い、親しい」ことを表す。


  2. personal(個人的な)


    • 個人に関わる、主に公共ではない情報や出来事を言う。


  3. private(私的な)


    • 公的ではなく自分や特定の人だけが知る情報を言う。


  4. confidential(機密の)


    • 他人には明かせない秘密の要素が強い表現。


反意語(Antonyms)


  1. distant(遠い)


    • 物理的・心理的に離れた、疎遠なイメージ


  2. formal(形式的な)


    • 親密さ・感情的な要素が少ない、公的なイメージ


  3. impersonal(非個人的な)


    • 人間的なぬくもりや個人的ニュアンスがない


使い分けの例


  • “close” は「物理的にも心理的にも幅広く近い」イメージ。

  • “intimate” は「深いレベルで近い」ニュアンスがより強い。

  • “confidential” は「漏らすと問題になるような機密」という要素が強い。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈɪn.tɪ.mət/

  • アメリカ英語/イギリス英語ともにほぼ同じ発音だが、地域によって母音の響きがやや違う場合があります。

  • アクセント(強勢)は第1音節 “in” に置かれます: IN-ti-mate

  • よくある間違いとしては、最後の “-mate” を強く発音しすぎて “-meyt” のようになってしまうことがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “intimate” の最後を “-mate” と綴るところが “-mete” や “-mat” になるミスがある。

  2. 同音異義語との混同: “intimate” (形容詞) と “to intimate” (動詞: ほのめかす) はスペルが同じですが、意味やアクセントが異なるため注意が必要です。動詞形では “in-TI-mate” のように第2音節に強勢がきます。

  3. TOEICや英検での出題: ビジネスシーンや長文中で “intimate knowledge of the field” のように出てきて、深い理解を表すことが多いです。意味を “親しい” としか捉えずに誤解してしまわないようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源からのイメージ: “intimus = 最も内側” → 「心の奥底に入り込むイメージ」

  • 覚え方のコツ: “in + to + mate”(相手の中に入り込む)ような連想をすると「親しさ・内密さ」を思い出しやすいです。

  • 勉強テクニック: 類義語(close, personal, private, confidential)と一緒に比較しながら、「親密さの度合い」をイメージすると定着しやすいでしょう。


以上が、形容詞 “intimate” の詳細な解説です。深い親しみや個人的誘惑を含むニュアンスを伴う単語なので、使うシーンや文脈を意識して活用してみてください。

意味のイメージ
intimate
意味(1)

たいへん親しい,親密な

意味(2)

個人的な(private)

意味(3)

(理解・知識などについて)身近によく知っている,くわしい

意味(4)

親友,心の許せる友

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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