最終更新日:2024/06/11

詩人は鮮明なイメージを使って読者の注意を引きつけた。

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The poet used vivid imagery to capture the reader's attention.

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元となった辞書の項目

imagery

IPA(発音記号)
名詞

《集合的に》像,心像 / (文学における)比喩(ひゆ)的表現

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解説

1. 基本情報と概要

単語: imagery

品詞: 名詞 (不可算名詞)

意味(英語):

• The use of words or visual representations to create mental pictures or sensory experiences.

意味(日本語):

• 言葉や視覚表現を使って、頭の中にイメージや感覚的な印象を呼び起こすこと

文学や芸術の分野でよく使われる表現で、文章や絵画などを通して、見る人・読む人に具体的なイメージや感覚を喚起させるニュアンスを持ちます。

活用形:


  • 「imagery」は主に不可算名詞であり、複数形にはならないことが多いです。

他の品詞形


  • image (名詞/動詞)

  • imagine (動詞)

  • imaginative (形容詞)

  • imagination (名詞)

CEFRレベル: B2(中上級)

→ アカデミックな文章や文学の解説などでよく登場し、より抽象的・比喩的表現を理解できる段階


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “image”

  • 接尾辞: “-ry” (名詞化する働きを持つ)

“image” は「像、イメージ」という意味で、“-ry” は抽象名詞を作り出す機能を持ちます。これにより、頭の中に浮かぶイメージや情景を指す、抽象的な概念として確立されました。

関連単語・派生語


  1. image(イメージ、像)

  2. imagine(想像する)

  3. imaginative(想像力豊かな)

  4. imagination(想像力)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. visual imagery(視覚的イメージ)

  2. poetic imagery(詩的なイメージ)

  3. literary imagery(文学的イメージ)

  4. cinematic imagery(映画的イメージ)

  5. vivid imagery(鮮明なイメージ表現)

  6. symbolic imagery(象徴的なイメージ)

  7. sensory imagery(感覚的なイメージ)

  8. graphic imagery(グラフィックな(生々しい)イメージ)

  9. religious imagery(宗教的なイメージ)

  10. dream imagery(夢のイメージ)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 中英語(Middle English)の “imagerie” は古フランス語の “imagerie” に由来し、 “image” + “-erie” が合わさったもの。

  • “image” 自体はラテン語の “imago(イメージ・像)” にさかのぼります。

歴史的使用:


  • 主に文学や芸術の分野で使われ、感覚表現や比喩表現などを総称する形で「イメージとしての描写」という意味合いを持ってきました。

ニュアンスと使用時の注意点:


  • 抽象的・比喩的表現に関連し、読者や観客に強い情景を想起させる意味合いが強いです。

  • 文学分析や芸術批評など、ちょっとフォーマル・アカデミックな文脈でよく使われます。

  • カジュアルな日常会話ではあまり多用されませんが、芸術やデザインに関する会話では使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント: 不可算名詞として使われることがほとんどです。

    例) “This poem is rich in imagery.” (この詩はイメージ描写が豊かである)

  • “imagery” は主に名詞としてのみ機能し、他動詞・自動詞などの使い分けはありません。

一般的な構文例


  • “rich in imagery” (〜のイメージ表現が豊かな)

  • “the use of imagery” (イメージの使用)

イディオム的表現は少ないですが、「visual/sensory imagery」のように修飾語と組み合わせる形が多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例 (3つ)


  1. “I love the vivid imagery in that movie. It felt so real.”

    (あの映画の鮮やかなイメージ表現が大好き。すごくリアルに感じたよ。)


  2. “Her artwork uses strong symbolic imagery that really stands out.”

    (彼女の作品は、すごく目立つ強い象徴的イメージを使っているね。)


  3. “I enjoy photography because of the creative imagery it allows me to capture.”

    (写真撮影が好きなんだ。想像力あふれるイメージを捉えられるからね。)


ビジネスでの例 (3つ)


  1. “Our marketing campaign needs more compelling imagery to attract customers.”

    (顧客を惹きつけるために、もっと説得力のあるイメージ表現が必要だ。)


  2. “The presentation’s imagery helped convey our brand’s values clearly.”

    (プレゼンのイメージ表現が、私たちのブランドの価値をわかりやすく伝えた。)


  3. “High-quality imagery is crucial for our new product’s digital advertisement.”

    (新商品のデジタル広告には、高品質なイメージがとても重要だ。)


学術的・文学的な例 (3つ)


  1. “The poet employs rich sensory imagery to evoke profound emotions in the reader.”

    (その詩人は感覚的なイメージを豊富に用いて、読者に深い感情を呼び起こしている。)


  2. “Shakespeare’s plays are noted for their powerful and evocative imagery.”

    (シェイクスピアの戯曲は、力強く印象的なイメージ表現で知られている。)


  3. “In literary criticism, analyzing the author’s use of imagery is essential to understanding the text’s themes.”

    (文学批評においては、著者のイメージの使い方を分析することが作品のテーマを理解するうえで重要である。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “visuals” (視覚資料)


    • 「視覚的情報」というより具体的なニュアンスが強い。


  2. “symbolism” (象徴表現)


    • 物理的なイメージより、象徴的意味に重点を置く。


  3. “depiction” (描写)


    • 視覚に限らず、描写行為全般を指す。


反意語


  • 直接的な反意語はありませんが、文脈によっては “reality”(現実)や “literal description”(文字通りの描写)などが対比として使われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号):


    • イギリス英語: /ˈɪm.ɪdʒ.ər.i/

    • アメリカ英語: /ˈɪm.ɪdʒ.ɚ.i/


  • 強勢(アクセント): 最初の “im-” の音節に強勢がきます。


  • よくある間違いとして “imagi-” の部分を [ɪˈmei] のように発音しそうになるかもしれませんが、正しくは [ˈɪm.ɪ] に近い音です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “imaginery” や “imagary” のように、余分な “n” が入ったり、母音を間違えたりするケースがあるので気をつけてください。

  • 同音異義語との混同: “imagery”と “imaginary” (形容詞: 想像の) はスペルが類似しているが、意味が異なるため注意。

  • TOEIC・英検などでの出題: 読解問題や文脈問題で “the imagery in the passage” のように登場することがある。文学的またはクリエイティブ要素の含まれる文章でチェックされる可能性がある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「image + ry」 = イメージを集めた抽象的概念 として暗記しましょう。

  • 音のヒント: 「イマジ -(ュ)ァ・リー」と区切って覚えると、スペリングミスを減らせます。

  • 核となる単語「image(イメージ)」から派生しているので、関係が強い “imagine, imaginative, imagination” とセットで学習すると記憶しやすくなります。


以上が “imagery” の詳細解説です。文章・芸術作品・プレゼンテーションなど、イメージを活用するあらゆる分野で生きる便利な単語なので、使い方をしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
imagery
意味(1)

《集合的に》像,心像

意味(2)

(文学における)比喩(ひゆ)的表現

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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