The hospice provides accommodation for visitors and pilgrims, especially those associated with the monastery.
hospice
以下では英単語「hospice」について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
単語: hospice
品詞: 名詞 (countable noun)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2:中上級レベルの単語です。医療や福祉関連の場面で登場し、教養レベルとしても少し専門性がある単語です。
意味(英語)
A facility or a program that provides care and support to terminally ill patients, focusing on pain management and emotional well-being.
意味(日本語)
終末期(末期)の患者さんに対して、痛みを和らげたり、心のケアを行ったりする施設やサービス。
「最期の時を穏やかに過ごせるようにするためのケア施設です。医療だけでなく、精神的なサポートも含まれています。」
活用形
- 複数形: hospices
他の品詞形
- 直接的な形容詞・動詞形はありませんが、施設名やサービス名としては「hospice care(ホスピスケア)」という形容詞+名詞の組み合わせで使われることが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「hospital」や「host」などと同じく、ラテン語の「hospes(客、あるいは主人の意味)」が語源。
- 接頭語・接尾語というよりは、「hospice」という一続きの語として存在しています。
派生語や類縁語
- hospital(病院)
- hospitality(歓待・もてなし)
- host(客をもてなす人、主催者)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ 10選
- hospice care → ホスピスケア
- enter a hospice → ホスピスに入る
- hospice nurse → ホスピスの看護師
- hospice program → ホスピスプログラム
- end-of-life care in a hospice → ホスピスでの終末期ケア
- transfer to a hospice → ホスピスへ移送する
- hospice volunteer → ホスピスのボランティアスタッフ
- hospice support team → ホスピスのサポートチーム
- hospice services → ホスピスサービス
- hospice facility → ホスピス施設
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語「hospes(客や宿泊者、主人の意味)」から派生した言葉で、「旅人や巡礼者をもてなす場所」という意味合いを持っていたとされます。
- 後に、病院(hospital)やホスピス(hospice)の語源となるなど、「人を受け入れてケアする」という概念に結びつきました。
ニュアンス・使用上の注意
- 終末期ケアを担う非常に専門性が高い施設を指すため、医療・福祉の現場ではフォーマルな文脈でも使われます。
- 会話や文章においては、患者や家族に対する配慮として、慎重に用いられるケースが多いです。重い話題を扱うため、カジュアルな軽い文脈ではあまり使われません。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 名詞(可算名詞): 一つの施設を指す場合は “a hospice”、複数の施設なら “hospices” と表記します。
- 使用シーン: 医療関係、社会福祉関係、エッセイ・論文・新聞などでよく登場する比較的フォーマルな単語です。
一般的な構文例・イディオム
- “He was admitted to a hospice.”(彼はホスピスに入院した。)
- “Hospice care focuses on comfort, not cure.”(ホスピスケアは治癒ではなく快適さに焦点を当てる。)
- イディオム的な表現はあまり多くありませんが、「hospice care」は特定の概念として重要なフレーズです。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“My grandmother spent her final days in a hospice, and the staff were very supportive.”
(祖母は最期の日々をホスピスで過ごし、スタッフがとても親身に支えてくれたよ。)“We’re considering hospice care for my uncle so he can be comfortable.”
(伯父が少しでも楽に過ごせるように、ホスピスケアを検討しているんだ。)“I heard there’s a new hospice in town with excellent facilities.”
(街に新しいホスピスができて、設備がとてもいいらしいよ。)
ビジネスシーンでの例文
“Our healthcare company aims to expand its hospice services next year.”
(当社は来年、ホスピスサービスを拡充する予定です。)“The board of directors is planning to allocate more funds for hospice care programs.”
(取締役会はホスピスケアプログラムにさらなる資金を配分するつもりです。)“We collaborated with local hospices to provide free counseling sessions.”
(地元のホスピスと協力して、無料のカウンセリングを提供しました。)
学術的・医療文脈での例文
“Recent research highlights the importance of hospice care in improving patients’ quality of life.”
(最近の研究では、ホスピスケアが患者の生活の質を高める重要性が強調されています。)“Hospice facilities often utilize a multidisciplinary team approach.”
(ホスピス施設では、しばしば多職種チームアプローチが採用されます。)“In end-of-life studies, hospice programs are recognized as a model for palliative and compassionate care.”
(終末期研究の分野では、ホスピスプログラムは緩和ケアと思いやりのあるケアのモデルとして評価されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- nursing home(老人ホーム)
- より長期的なケア施設を指す場合が多く、必ずしも終末期に特化していない。
- より長期的なケア施設を指す場合が多く、必ずしも終末期に特化していない。
- palliative care center(緩和ケアセンター)
- 痛みや症状の緩和を重視する施設。ホスピスと非常に近いが、厳密には施設によって役割が異なる。
- 痛みや症状の緩和を重視する施設。ホスピスと非常に近いが、厳密には施設によって役割が異なる。
- hospital(病院)
- 病気治療や手術など、幅広い医療行為を行う場。死期が近い患者さんのみを対象とするわけではない。
- 病気治療や手術など、幅広い医療行為を行う場。死期が近い患者さんのみを対象とするわけではない。
- clinic(クリニック)
- 外来の治療が主で、入院施設や終末期ケア施設ではない。
- 外来の治療が主で、入院施設や終末期ケア施設ではない。
反意語
- 明確な反意語はありませんが、hospiceは「終末期ケア」を意味するため、強いて言えば「acute care hospital(急性期病院)」などが機能としては対照的です。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- アメリカ英語: /ˈhɑːspɪs/
- イギリス英語: /ˈhɒspɪs/
- アメリカ英語: /ˈhɑːspɪs/
音節は “hos-pice” の2つに分かれ、“hos” の部分にアクセントがあります。
アメリカ英語では “ホースピス”に近い発音、イギリス英語では “ホスピス”に近い発音になります。
よくある間違いとして、アクセントを間違えて “hos-PI-ce”と強調してしまうケースがありますが、正しくは “HOS-pice” となります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- “hospital” と綴りが似ているので混同しやすいですが、意味はまったく異なります。
- スペル: 「hos-p-i-c-e」と i と c の順番を間違えやすいので注意が必要です。
- 試験対策(TOEICや英検など)では、医療・福祉関連の会話や長文問題で登場する可能性があります。特に英検準1級やTOEIC中~上級レベルの語彙として出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「hospice」は「hospital(病院)」や「hospitality(おもてなし)」と同じ語源で「人を迎え入れる」という温かいイメージがあります。
- 「hos-」の部分を「ホッとさせる場所、見守る施設」とイメージすると、終末期ケア施設としての安心感を連想できるかもしれません。
- スペリングを覚えるときは「hospital」から「tal(たる)を抜いて“hospice”」と頭に入れると間違いにくいでしょう。
以上が、名詞「hospice」の詳細な解説です。医療・福祉に関わる文脈で理解しておくと非常に役立ちます。ぜひ参考にしてください。
(特に僧院に付属している参拝者・巡礼者の)宿泊所
(病人・貧困者などの)収容所