最終更新日:2024/06/14

彼は、はっきり生き生きと話すのが常だ。彼は、いつもどんな問題も端的に話す。

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He makes it a point to speak clearly and graphically. He always talks turkey about any problem.

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元となった辞書の項目

graphically

IPA(発音記号)
副詞

グラフィックに / グラフィックスを用いて / 生き生きと

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彼は、はっきり生き生きと話すのが常だ。彼は、いつもどんな問題も端的に話す。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: graphically

品詞: 副詞 (adverb)

英語での意味: in a clear, vivid, or explicit manner; in a way that relates to or uses visual images or graphics.

日本語での意味: はっきりと目に見える形で、またはとても生々しく描写する様子を表す。イメージやグラフィック(視覚的手段)を使って表現するようなニュアンスを持つ単語です。たとえば、内容を「生々しく表現する」場面や、「視覚的にはっきり伝える」場面で使います。


  • 活用形: 副詞なので、変化形(活用形)はありません。

  • 関連する品詞例:


    • 形容詞: graphic (生々しい、図表の、視覚的な)

    • 名詞: graphic (図表、画像など)

    • 副詞: graphically (生々しく、視覚的に)


CEFRレベルの目安: B2 (中上級)


  • B2: 日常会話はほぼ問題なくこなし、少し複雑な話題でも理解できるレベル感です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 語幹: “graph” (ギリシャ語の「書く・描く」を意味する “graphein” に由来)

    • 接尾辞: “-ic” (形容詞化する機能をもつ)

    • 接尾辞: “-al” (形容詞化をより強調)

    • 接尾辞: “-ly” (副詞化する機能をもつ)


  • 他の単語との関連性


    • graphic (形容詞/名詞), graphics (名詞), typography (文字のデザイン), photography (写真術) など「視覚的表現」に関連する語が多いです。


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


    1. graphically illustrate …(…を視覚的にはっきり示す)

    2. graphically depict …(…を生々しく描写する)

    3. graphically represent …(…を視覚的に表現する)

    4. explain something graphically(何かを視覚的に説明する)

    5. describe events graphically(出来事を生々しく描写する)

    6. presented graphically(視覚的に提示される)

    7. graphically detailed(視覚的/具体的に詳細化された)

    8. graphically show …(…を図で示す)

    9. expose something graphically(何かを生々しく暴露する)

    10. display data graphically(データを図で表示する)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    “graphically”は、ギリシャ語で「書く・描く」を意味する“graphein”に遡る“graphic”から派生しています。英語では初めは図や文字で「はっきりと、視覚的に」表現する意味で使われていましたが、現在は「生々しく、詳細に(ときに残酷なほど率直に)」というニュアンスでも用いられます。


  • 使用時のニュアンス・注意点:


    • 場合によっては「生々しい」描写を強調するため、文脈によっては少しショッキングなニュアンスを含むことがあります。

    • カジュアルな会話・文章でも使われますが、「より視覚的に、はっきりと」と言いたいときに向いています。

    • メディアや映画評論などで「残酷なシーンがgraphically描かれている」という表現がよく使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 一般的な構文例:


    • “(Verb) + graphically”

    • 例: “The movie portrays violence graphically.”

    • “graphically + (Verb)” も文脈によっては可能ですが、副詞の配置としては動詞の後もしくは文末が多いです。


  • フォーマル / カジュアル:


    • 説明的に使う際には比較的フォーマル寄りですが、カジュアルな会話でも「生々しく」や「はっきりと」の意味を表すときに用いられます。


  • 文法上のポイント:


    • 「形容詞 + -ly」で副詞形となっています。名詞ではなく副詞なので主に動詞や形容詞などを修飾します。



5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈で、それぞれ3文ずつ紹介します。

A. 日常会話シーン


  1. “He described the accident graphically, and it made me feel uneasy.”


    • 彼はその事故を生々しく描写していて、聞いていて気分が悪くなった。


  2. “Can you show me graphically how to set up the device? It’s easier to understand with pictures.”


    • その装置のセットアップを図で見せてくれる?画像があるとわかりやすいんだ。


  3. “She told the story so graphically that I felt like I was actually there.”


    • 彼女はとても生々しくその話をしてくれたので、まるでその場にいるように感じたよ。


B. ビジネスシーン


  1. “Our marketing report presents last quarter’s sales data graphically to clarify the trends.”


    • 私たちのマーケティング報告書では、前四半期の売上データを視覚的に示していて、トレンドをより分かりやすくしています。


  2. “Graphically illustrating the workflow helps new employees understand the process more quickly.”


    • ワークフローを図で示すことで、新入社員はプロセスをより早く理解できます。


  3. “The technical manual graphically depicts each step of the assembly process.”


    • 技術マニュアルでは、組み立ての各ステップを図を使ってはっきり示しています。


C. 学術的な文脈


  1. “The study graphically demonstrates the correlation between stress and productivity.”


    • その研究は、ストレスと生産性の関連を視覚的に示しています。


  2. “Researchers graphically compared the data from different age groups to analyze trends in health.”


    • 研究者たちは、異なる年齢層のデータを図で比較して、健康面の傾向を分析しました。


  3. “By presenting their findings graphically, the authors made the complex theory more approachable.”


    • 著者たちは発見を図で提示することによって、複雑な理論をより親しみやすくしました。



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. vividly(鮮明に)


      • 「視覚的に印象深く表現する」という点で共通。


    2. explicitly(はっきりと)


      • 具体的・明白に示す意味合いで共通。ただし「視覚的」に限らない場合も。


    3. visually(視覚的に)


      • 「視覚」という観点のみを強調する。生々しいニュアンスは薄い。



  • 反意語 (Antonyms)


    1. vaguely(あいまいに)


      • 明確さや生々しさがない表現を示す。


    2. abstractly(抽象的に)


      • 具体的・視覚的とは反対に、概念的表現で詳細に踏み込まない感じ。



  • ニュアンスの違い:

    “graphically”は「生々しさ」「視覚的なはっきりした表現」の両面があります。“vividly”も近い意味合いですが、ときに「強烈さ」や「鮮やかさ」を含むやや感覚的な表現。一方、“explicitly”は「言葉・表現がはっきりしている」という、ややフォーマルなニュアンスがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɡræfɪkli/

  • アクセントの位置: 最初の “gra-” の部分に強勢があります(GRA-phic-ally)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語で “æ” (cat の音) がやや広めに発音され、イギリス英語では若干閉じ気味に発音されることがあります。

  • よくある発音ミス: “graphic” と “graphically” の間で, “-ic-” を強く発音しなくなり、/ˈɡræf(i)kli/ のように曖昧になってしまうケースがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “graphicly” と “-ic” の後に “-ly” をつけ忘れ、「graphicly」と書いてしまうミスが多い。正しくは “graphically”。

  • 同音異義語との混同: 特に “graphically” と混同しやすい単語はあまりないですが、 “graphite” (黒鉛) など形の似た単語と混同しないよう注意。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などでは、読解問題中に「どのように書類が提示されているか」を説明するときに使われる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “graphically” は “graphic” + “-ally” と考えると綴りを覚えやすいです。「グラフィック(図や画像)」+「-ly(副詞化)」で「視覚的に」「はっきりと」表す感覚をイメージしてください。

  • 「グラフ(graph)」という言葉から連想すると、視覚的にデータを示すイメージが湧きやすいでしょう。

  • 「生々しく描かれるシーン(例: 映画の暴力表現)」「図を使って視覚的に情報を提示するシーン」を思い浮かべると、使い所をつかみやすいです。


以上が “graphically” の詳細解説です。ぜひ実際の運用で、視覚的に生々しい描写やグラフ・図表を使ったプレゼンテーションなどで使ってみてください。

意味のイメージ
graphically

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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