最終更新日:2024/06/15

私たちは、常に善を行い、困っている人を助けるようにしなければなりません。

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We should always [[try to]] do good and help others [[in need]].

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元となった辞書の項目

good

IPA(発音記号)
名詞

よいこと,善,徳 / 利益,幸福

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私たちは、常に善を行い、困っている人を助けるようにしなければなりません。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: good

品詞: 名詞 (形容詞「good」と同じスペリングですが、本回答では名詞としての用法を扱います)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 形容詞の「good」は初級からよく見る単語ですが、名詞としての「good」は、抽象的な概念を示す場合や特定の文脈で用いるため、やや上のレベルに位置づけられます。

意味 (英語 / 日本語)


  1. “Good” as a moral or beneficial concept: 「善」「利益」「善行」


    • 「the good of society(社会のための善/公益)」のように、道徳的な善や社会全体の利益を指すときに使われます。少し抽象的なニュアンスを含みます。


  2. “Goods” as tangible items or merchandise (※ただし複数形 “goods” で使うことが多い): 「商品」「物品」


    • 「the goods」と言う場合は、そこにある商品や物などを表します(例: consumer goods「消費財」)。単数形はあまり用いず、複数形で使うのが一般的です。


「名詞としてのgood」は、「善や利益」を表すときには主に抽象名詞、「商品」を表すときには複数形の“goods”で使われることが多いです。

活用形


  • 名詞 “good” は数えられない概念として扱われるとき(「善」「利益」)は複数形にしませんが、商品を指す場合は “goods” として複数形で使われます。

他の品詞になったときの例


  • 形容詞: good (良い)

  • 副詞: well(形容詞 “good” の副詞形は “well” です。ただしスペリングが変わります。)

  • 名詞: goodness(「善良さ」「美徳」といった抽象的な性質を示す)


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「good」


    • 接頭語・接尾語は特になく、単体で機能する形です。


  • 派生語/類縁語:


    • goodness(n. 善良さ)

    • goods(n. 商品・物品、ほとんどが複数形で使われる)


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. the common good → 「公共の善」

  2. do good → 「善行を行う / 良いことをする」

  3. for (someone’s) own good → 「(人)の利益・ためになるように」

  4. the greater good → 「より大きな善・公益」

  5. do more harm than good → 「良かれと思ったのに逆効果になる」

  6. goods and services → 「商品とサービス」

  7. consumer goods → 「消費財」

  8. deliver the goods → 「期待に応える / 欲しい成果をもたらす」

  9. a force for good → 「善の力、よい影響力」

  10. for the good of all → 「全員のために」


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の「gōd」から来ており、「美徳」「有益」「価値のあるもの」という意味合いを持っていました。

  • 歴史的背景: キリスト教や哲学分野などの歴史的テキストにおいて、「善(the good)」は道徳や価値観を象徴する概念として頻繁に登場しました。

  • ニュアンスや注意点:


    • 「善」「利益」を意味する抽象名詞として使う場合は、ややフォーマルな文脈や哲学的な文脈でよく見られます。

    • 「商品」という意味で使う場合は、ビジネス文脈や経済学の文脈で“goods”という複数形が圧倒的に一般的です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:


    • 「善」「利益」としての “good” は不可算名詞として扱われるケースが多いです 。

    • 「商品」を表す場合は複数形 “goods” のみで使われ、可算名詞扱い(複数形のみ)です。


  • 使用シーン:


    • 抽象的な倫理的概念を話すとき(フォーマル/学術的/哲学的)

    • ビジネス/経済などで「商品」を指すとき(ややフォーマル/業界用語)


一般的な構文・イディオム


  • for the common good: 「公共の善/公益のために」

  • for your own good: 「あなた自身の利益のために」

  • deliver the goods on something: 「期待通りの成果を出す(口語でも使われるイディオム)」


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I believe in doing good whenever I can.”


    • 「できるときはいつも善を行うべきだと信じています。」


  2. “It might seem small, but every good deed counts in the long run.”


    • 「些細なことに思えるかもしれませんが、どんな善行も長い目で見れば大切です。」


  3. “Mom always says, ‘What goes around, comes around, so do good.’”


    • 「母はいつも『自分がしたことは戻ってくるから、良いことをしなさい』と言います。」


(2) ビジネスでの例文


  1. “We need to focus on the common good of the company rather than individual gains.”


    • 「私たちは個人の利益ではなく、会社全体の利益に注目する必要があります。」


  2. “Our main goal is to produce and deliver quality goods to our customers.”


    • 「私たちの主な目標は、質の高い商品を顧客に提供することです。」


  3. “The charity event will do a lot of good for the local community.”


    • 「そのチャリティーイベントは地域社会に大いに貢献するでしょう。」


(3) 学術的・哲学的文脈での例文


  1. “Philosophers have long debated the nature of the ‘ultimate good.’”


    • 「哲学者たちは長きにわたり『究極の善』の本質について議論してきました。」


  2. “Utilitarianism focuses on the greatest good for the greatest number.”


    • 「功利主義は、最大多数の最大幸福(=最大の善)に焦点を当てます。」


  3. “In many moral frameworks, the concept of good is contrasted with evil.”


    • 「多くの道徳的枠組みにおいては、善という概念は悪と対比されます。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (抽象的な「善」「利益」)


  • benefit (n.)(利益)


    • より具体的な利益を表し、「経済的利益」などにも使える


  • virtue (n.)(美徳)


    • 道徳的によい性質・行いを強調する語


  • advantage (n.)(有利な点)


    • 利点や強みを強調する場合に使う


類義語 (「商品」)


  • products (n.)(製品)


    • 形ある製品を指す


  • commodities (n.)(商品・商品作物)


    • 主に原材料や一次産品など経済的取引の対象として使われる


反意語 (抽象的な「善」)


  • evil (n.)(悪)


    • 善の対極となる概念



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɡʊd/


    • アクセントは「g-OO-d」の「OO」に置かれ、短めの母音 /ʊ/ を発音します。


  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • 両方とも同じ /ɡʊd/ ですが、アメリカ英語ではやや濁りが強い /ʊ/ になり、イギリス英語では少し短く切れるような印象になります。


  • よくある発音の間違い:


    • 母音を長めに /uː/ (グード)としてしまう人が多いが、正しくは短い /ʊ/ です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングの混同: 「good」と「well」は品詞が異なるため、混同しないよう注意。また、名詞としての「good」に慣れていないと、つい形容詞だと思い込んでしまうことがあります。

  2. 複数形の扱い: 「商品」を意味する場合は“goods”が自然。「Good is expensive.(善は尊い)」は文として通じるが、「商品の価値が高い」という意味にはなりません。

  3. 試験での出題: TOEICや英検では、“goods”を使ったビジネス関連フレーズが問われることがしばしばあります。文章内で「goods」が出てきたら「商品」か、複数形名詞であることに注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「good」というとまず形容詞の「良い」が思い浮かぶかもしれませんが、名詞の「善」「利益」「商品」としても使われることをイメージしておきましょう。

  • 「抽象名詞:善」と「具体名詞:商品」の2パターンに分けて覚えると混乱を防げます。

  • 「goods」は「商品」の意味で使うことが多いので、ビジネスや経済記事などで頻出です。

  • 「善」としての “good” は、哲学的テキストや説教、自己啓発的な文章にもしばしば見られます。

  • 「good」の短い母音 /ʊ/ を、口をあまり突き出さずに少しすぼめるイメージで練習すると、発音が定着します。

以上が、名詞としての「good」の詳細な解説です。抽象的な「善」や物理的な「商品」を表すなど、文脈によって意味が変わる単語なので、色々な場面で触れてみてください。

意味のイメージ
good

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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