最終更新日:2024/06/17
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Forestry is the science and practice of managing and caring for forests.
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元となった辞書の項目
forestry
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: forestry
品詞: 名詞 (不可算名詞)
英語の意味: The science, art, or practice of managing, maintaining, and cultivating forests.
日本語の意味: 森林の管理・維持・育成に関する科学・技術、あるいはその実践。
「forestry」は、森林をいかに保全し、持続可能に管理していくかという学問や活動を指す語です。森林保護の仕事に携わる人や、林学を学ぶ人、森林管理計画を立てる行政機関などが使います。わりと専門的な印象がある単語なので、日常会話よりは学術的・ビジネス的な文脈で耳にすることが多いでしょう。
- CEFRレベル目安: B2(中上級)
専門的な分野や具体的なトピックにもややスムーズに対応できるレベルです。
活用形
- 名詞なので、基本形は “forestry” のままです。可算名詞・不可算名詞のような複数形変化はなく、不可算名詞として扱われるのが一般的です。
他の品詞形
- 「forestry」自体は名詞しかありません。他の品詞として派生する形はあまり一般的ではありません。
- ただし、「forest (動詞)」という形で「森林を造る・森林化する」という意味も稀に使われます。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: “forest”
- 接尾語: “-ry” (行為、活動、学問領域を示す接尾語)
「forest」に「-ry」がついて、「森林に関する学問・活動」の意味を持つようになっています。
類似の形に「chemistry」(化学)、「bakery」(パン屋、パン作り)など、「~業」「~の学問」などを意味する単語があります。
代表的なコロケーション・関連フレーズ(10個)
- sustainable forestry(持続可能な森林管理)
- forestry management(林業管理)
- forestry commission(森林委員会)
- department of forestry(森林学部・林業省)
- forestry sector(林業部門)
- forestry policy(林業政策)
- community forestry(地域林業)
- forestry practices(林業の手法)
- forestry industry(林業産業)
- forestry research(林業研究)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「forest」は中世英語から入り、古フランス語 “forest” 由来で、元をたどるとラテン語の “foresta” (囲われた森)から来ています。「-ry」は、特定の行為や領域を表す接尾語です。
- 歴史的な意味合い: 歴史的には、王室や貴族が管理する狩猟地を「forest」と呼んでいました。その管理法や維持に関係する文脈で派生したと考えられます。
- 使用時の注意点・ニュアンス:
- 「林学」や「森林管理学」という意味合いが強く、学問・仕事として森林を扱う際に使います。
- 日常会話での使用頻度は低めですが、環境問題や自然保護などが話題となるニュースや公的文書では比較的よく見られます。
- フォーマルな文章や専門文献にもよく出てきます。
- 「林学」や「森林管理学」という意味合いが強く、学問・仕事として森林を扱う際に使います。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (不可算名詞):
「forestry」は不可算名詞として扱われ、原則として複数形は取りません。 - 使用シーン:
- フォーマル:学会発表、公的文書、研究論文など
- カジュアル:普段の会話ではあまり登場しないが、環境保護や自然に関する話題でも用いられ得る
- フォーマル:学会発表、公的文書、研究論文など
- 注意: 「a forestry」や「forestries」とは通常言いません。
一般的な構文例
- “Forestry is essential for sustainable environmental practices.”
- “He studied forestry at university.”
5. 実例と例文
日常会話での例 (3つ)
- “I’m interested in how forestry practices protect wildlife habitats.”
(私は林業の実践が野生生物の生息地をどう守っているのかに興味があります。) - “My friend works in forestry and travels to different forests around the country.”
(友達は林業の仕事をしていて、全国のさまざまな森林を訪れています。) - “They gave a talk on forestry at the community center.”
(地域センターで林業についての講演がありました。)
ビジネスシーンでの例 (3つ)
- “Our company specializes in forestry management and sustainable timber production.”
(当社は林業管理と持続可能な木材生産を専門としています。) - “We’re planning a joint venture with a local forestry cooperative.”
(私たちは地元の森林組合との共同事業を計画しています。) - “The board of directors discussed the new forestry policy to ensure compliance with environmental standards.”
(取締役会では環境基準を遵守するための新しい林業政策について議論しました。)
学術・研究的文脈での例 (3つ)
- “Recent forestry research indicates a positive correlation between biodiversity and soil health.”
(最近の林業研究では、生物多様性と土壌の健康との間に正の相関があることが示されています。) - “She completed her Ph.D. in Forestry, focusing on forest ecosystem management.”
(彼女は森林生態系管理を専攻し、林学(Forestry)で博士号を取得しました。) - “Forestry plays a crucial role in mitigating climate change.”
(林業は気候変動を緩和する主要な役割を担います。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- silviculture (森林栽培学)
- 森林の育成・樹木の成長に特化した学問。
- 「forestry」はより広い管理や経営を含む。
- 森林の育成・樹木の成長に特化した学問。
- forest management (森林管理)
- 「forestry」の定義とかなり近いが、もう少し実務的・管理業務的ニュアンスが強い。
- woodland management (森林地管理)
- 「woodland」は“forest”より小規模な林を指すことが多い。地域に根差した管理に使われやすい。
反意語
- deforestation (森林伐採)
- 「forestを失う行為」なので、方向性としては「forestry」の反対の意味合いをもつ。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記:
- アメリカ英語: /ˈfɔːrɪstri/ または /ˈfɔːrəstri/
- イギリス英語: /ˈfɒrɪstri/
- アメリカ英語: /ˈfɔːrɪstri/ または /ˈfɔːrəstri/
- アクセントは“fo・res・try”の第一音節 “fo” にあります。
- よくある発音ミス: “forest(フォーレスト)”との区別が曖昧になって「’フォレスチリー’」のように言いづらい人がいるかもしれません。しっかり「フォー/ファー」の音を伸ばしてから「レス」と短く、「トリー」のように発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “forrestry”や“forestory”などと綴ってしまうことがあります。
- 同音異義語との混同: 特に目立つものはありませんが、「forest」と混同して使わないように注意。
- 試験対策: TOEICや英検などで環境、経済、農林水産系のトピックが出題される場合に見られる可能性があります。とりわけ、英語の新聞記事や国際団体のレポートなどに使われる専門用語として覚えておくと良いでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「forest(森)」+「-ry(~に関する領域・活動)」と考えると覚えやすいです。
- 「forest(森)」までは馴染みがある人も多いでしょう。「-ry」は「〜の学問」「〜業」を表す印象がある接尾語です。
- 「林業」や「森林学」として覚えておけば、環境問題や自然資源管理に関する文章で出てきたときにすぐ理解できます。
以上が “forestry” の詳細な解説です。森林を守り育てるための大切な専門用語として、学術論文やビジネスシーンで触れる機会もあるかもしれません。ぜひ専門用語としてしっかり覚えて活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
林学;山林管理[法]