元となった辞書の項目
fireplace
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: fireplace
品詞: 名詞 (countable noun)
活用形: 複数形は fireplaces
- 英語の意味: A structure built into or against a wall for an open fire, especially one in a home used to heat a room.
- 日本語の意味: 暖炉、炉
「fireplace」は、家の中にある暖炉で、寒い時に部屋を暖めるために火を焚く場所のことです。主にリビングルームや居間などに設置されることが多く、家庭的で温かい雰囲気を作り出すニュアンスがあります。
CEFRレベル: B1(中級)
・英語にある程度慣れてきた学習者が生活に関連する単語として学ぶレベルです。
他の品詞になった時の例
- 「fire」:名詞や動詞(「火」「火をつける、発砲する」など)
- 「place」:名詞(「場所」「場所を置く、配置する」など)
- 「place」自体が動詞でも使われるので、「fireplace」のもとになっている「fire」や「place」について学ぶことも関連付けになります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- fire(火)
- place(場所)
上記2つの要素が組み合わさって、「火を焚く場所」という意味を直接表しています。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- light the fireplace
- 暖炉に火をつける
- 暖炉に火をつける
- clean the fireplace
- 暖炉を掃除する
- 暖炉を掃除する
- gather around the fireplace
- 暖炉の周りに集まる
- 暖炉の周りに集まる
- install a fireplace
- 暖炉を取り付ける
- 暖炉を取り付ける
- a cozy fireplace
- 居心地の良い暖炉
- 居心地の良い暖炉
- fireplace mantel
- 暖炉のマントル(上部の棚)
- 暖炉のマントル(上部の棚)
- fireplace tools
- 暖炉用具(火かき棒など)
- 暖炉用具(火かき棒など)
- an electric fireplace
- 電気式の暖炉
- 電気式の暖炉
- a wood-burning fireplace
- 薪を燃やす暖炉
- 薪を燃やす暖炉
- fireplace insert
- 暖炉のインサート(差し込み式ヒーター等)
3. 語源とニュアンス
「fireplace」は、14世紀ごろまでさかのぼる「fire(火)」と「place(場所)」の2つの単語によって成り立ち、文字通り「火を焚く場所」を意味します。歴史的には、家屋の中心として暖房や料理に使われてきました。
- ニュアンス / 使用時の注意
- 家庭的で温かい雰囲気を連想させる単語なので、会話の中でも温もりや居心地の良さをイメージさせます。
- 口語でも文章でも一般的に使われますが、ポエティックな響きやノスタルジックなイメージを与えることがあります。
- フォーマル/カジュアルどちらの文脈でも使えますが、主に住宅関連やインテリア、暖房の話題で登場します。
- 家庭的で温かい雰囲気を連想させる単語なので、会話の中でも温もりや居心地の良さをイメージさせます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「a fireplace / fireplaces」として数えられます。
- 主に「S + V + (名詞) + 前置詞 + fireplace」の形で、設置や利用、存在を示す文脈で使われます。
- 一般的な構文例:
- “[Someone] lit the fireplace.” (誰かが暖炉に火をつけた)
- “There is a fireplace in the living room.” (リビングに暖炉がある)
- “[Someone] lit the fireplace.” (誰かが暖炉に火をつけた)
イディオム / フレーズ
厳密なイディオムは少ないものの、「by the fireplace(暖炉のそばで)」はよく使われ、リラックスした雰囲気を表す表現として使います。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Let’s sit by the fireplace and talk.”
- 暖炉のそばに座って話そうよ。
- 暖炉のそばに座って話そうよ。
- “It feels so cozy by the fireplace on a cold night.”
- 寒い夜は暖炉のそばがとても居心地いいんだ。
- 寒い夜は暖炉のそばがとても居心地いいんだ。
- “Don’t forget to clean out the ashes from the fireplace.”
- 暖炉の灰を片付けるのを忘れないでね。
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “We’re planning to install a fireplace in the lobby to create a welcoming atmosphere for our guests.”
- ゲストを歓迎する雰囲気を作るために、ロビーに暖炉を取り付ける予定です。
- ゲストを歓迎する雰囲気を作るために、ロビーに暖炉を取り付ける予定です。
- “The hotel’s new suite features a modern electric fireplace for added comfort.”
- そのホテルの新しいスイートルームには、より快適さを追求した最新式の電気暖炉が備わっています。
- そのホテルの新しいスイートルームには、より快適さを追求した最新式の電気暖炉が備わっています。
- “Please ensure the fireplace in the conference room is properly maintained during winter.”
- 冬の間は会議室の暖炉をきちんとメンテナンスするようにしてください。
学術的・専門的な文脈での例文(3つ)
- “Recent studies on residential heating suggest that a wood-burning fireplace may contribute to indoor air pollution if not properly ventilated.”
- 住宅用の暖房に関する最近の研究では、換気が十分でない場合、薪燃焼式の暖炉が室内空気汚染の原因になる可能性があることが示唆されています。
- 住宅用の暖房に関する最近の研究では、換気が十分でない場合、薪燃焼式の暖炉が室内空気汚染の原因になる可能性があることが示唆されています。
- “From an architectural perspective, the fireplace has evolved from a functional cooking area to an aesthetic focal point in modern homes.”
- 建築学的観点から見ると、暖炉は調理のための実用的な空間から、現代の住宅においては美的な中心部へと進化してきました。
- 建築学的観点から見ると、暖炉は調理のための実用的な空間から、現代の住宅においては美的な中心部へと進化してきました。
- “The thermal efficiency of a traditional fireplace can be improved by installing a well-designed flue and damper system.”
- 伝統的な暖炉の熱効率は、適切に設計された煙突やダンパーシステムを取り付けることで向上する可能性があります。
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- hearth(炉床、暖炉の炉床部分)
- より暖炉の下部・炉床部分を指すことが多く、また家庭の象徴としての「家の暖かさ」というニュアンスでも用いられます。
- より暖炉の下部・炉床部分を指すことが多く、また家庭の象徴としての「家の暖かさ」というニュアンスでも用いられます。
- fireside(炉辺、暖炉のそば)
- 「fireplace」の近く、あるいは周辺を表す言葉です。まさに「暖炉のそば」という意味が強いです。
反意語(Antonyms)
厳密な対義語はありませんが、暖房機器とは逆に冷房装置(air conditioner や cooler)のように、暖炉と反対の目的を持つものはある程度反意的な位置づけになります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈfaɪərpleɪs/
- アメリカ英語・イギリス英語のどちらも発音記号自体はほぼ同じですが、アメリカ英語では “r” の発音がやや強めに聞こえることがあります。
- 「fire」と「place」の2つの音のつながりを意識して発音すると良いです。「ファイア・プレイス」ではなく「ファイア(r)プレイス」という感じです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “fireplace” を “fire place” や “fire-place” と書いてしまう間違いがあるので注意してください。正しくは1語です。
- 同音異義語は特にありませんが、「file place」と聞き間違えたりしないよう注意が必要です。
- TOEICや英検などで直接出題されるケースは多くはありませんが、リスニング問題などで「家の中にある設備」として登場する可能性があるので意味を覚えておくと便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「fire + place = 火を置く場所」とイメージすることで、そのまま直訳で覚えやすいでしょう。
- 暖かい家族団らんやキャンプファイヤーのような光景を思い浮かべると、記憶に残りやすくなります。
- スペリングは一語であることをしっかり意識し、練習すると良いでしょう。
「fireplace」は、寒い日に暖をとるための中心的存在として、家の雰囲気を大きく左右する単語です。温かなイメージや家族的なニュアンスも感じられるため、覚えておくと日常会話でも季節の話題などで役立ちます。
意味のイメージ
意味(1)
(壁に取付けた)暖炉