最終更新日:2024/06/11

彼女の美しさと魅力は、みんなにとって魅惑の源でした。

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Her beauty and charm were a source of fascination for everyone.

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元となった辞書の項目

fascination

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉魅惑[すること],うっとりした状態 / 〈C〉引き付ける力

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彼女の美しさと魅力は、みんなにとって魅惑の源でした。

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解説

名詞 “fascination” を徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: fascination

品詞: 名詞 (countable または uncountable)

活用形: 名詞のため活用は基本的にありませんが、可算名詞として単数・複数形 (fascinations) が存在します。


  • 英語での意味: a strong attraction, interest, or charm that something holds for someone

  • 日本語での意味: 強い魅力、興味をそそられること、心を奪われること

たとえば「The fascination with outer space(宇宙への強い魅力)」というように、人が何かに引きつけられてやまない状態を表します。「心を奪われる、惹きつけられるときに使う単語」です。

CEFR レベルの目安:


  • B2(中上級): 日常会話をスムーズに行い、抽象的な話題もある程度理解できる段階で使われる単語です。

他の品詞形


  • 動詞: fascinate (興味を引く・魅了する)


    • 例: “This story fascinates me.” (この物語は私を魅了する)


  • 形容詞: fascinating (魅了するような、非常に興味深い)


    • 例: “It’s a fascinating book.” (それはとても興味深い本です)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: fascin- (もともとラテン語の “fascinare” = 「魅了する」 から派生)

  • 接尾語: -ation (…の状態、…の行為を表す名詞を作る)

派生語や類縁語


  • fascination (名詞)

  • fascinate (動詞)

  • fascinating (形容詞)

  • fascinated (形容詞: 魅了されている)

コロケーション(共起表現)10選


  1. a fascination with 〜


    • 〜への強い興味・魅力


  2. hold fascination for 〜


    • 〜にとって魅力を持つ


  3. lifelong fascination


    • 一生続く魅力・興味


  4. public fascination


    • 世間の興味・関心


  5. lose fascination


    • 魅力を失う


  6. regain fascination


    • 再び魅力を取り戻す


  7. be the subject of fascination


    • 魅力の対象となる


  8. have a fascination for 〜


    • 〜に魅力を感じる


  9. instant fascination


    • 即座に心を掴まれるような魅力


  10. fascination factor

    -(何かを)魅力的にさせる要因


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “fascinare” (魔法をかける、魅了する) に由来します。古くは「呪いをかける・惑わす」というやや不思議なニュアンスをもっていました。

ニュアンス・使用上の注意点


  • “fascination” は好奇心・興味を強く引きつけるときに用いられます。ときには「神秘的な魅力」「魔法をかけられたような感覚」を暗示することもあります。

  • 文章でも会話でも使えますが、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンに対応できる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • “fascination” は可算・不可算の両方で使われます。


    • 可算: “He has many fascinations.”(彼には多くの興味対象がある)

    • 不可算: “His fascination with classic cars is quite strong.”(彼のクラシックカーへの魅力はとても強い)


一般的な構文やイディオム


  1. “have a fascination for/with + 名詞”


    • 例: “I have a fascination with ancient history.”


  2. “there is a fascination about + 名詞”


    • 例: “There is a fascination about the unknown.”


  3. “be of fascination” (ややフォーマル)


    • 例: “This topic is of great fascination to researchers.”



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’ve always had a fascination with magic tricks.”


    • 昔から手品に魅了されているんだ。


  2. “Her fascination with fashion is contagious.”


    • 彼女のファッションへの熱中ぶりは見ていると伝わってくるよ。


  3. “The kids watched in fascination as the balloon floated away.”


    • 子どもたちは風船が飛んでいくのを夢中になって見つめていたよ。


ビジネスシーンでの例文


  1. “The new marketing strategy holds a particular fascination for our clients.”


    • 新しいマーケティング戦略は顧客をとくに魅了しています。


  2. “His fascination with data analytics led him to develop innovative solutions.”


    • 彼はデータ分析に魅了されており、革新的なソリューションを開発しました。


  3. “We need to capitalize on the fascination our target audience has for technology.”


    • 私たちはターゲット層がテクノロジーに抱いている興味をうまく活かす必要があります。


学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. “The fascination with quantum mechanics continues to drive groundbreaking research.”


    • 量子力学への強い興味が画期的な研究を促進し続けています。


  2. “Scholars have noted the enduring fascination that ancient civilizations hold.”


    • 学者たちは、古代文明がいまだに強い魅力をもつことを指摘しています。


  3. “Her fascination with linguistic diversity prompted her to pursue a Ph.D. in Applied Linguistics.”


    • 彼女は言語の多様性に魅了され、応用言語学の博士課程に進学しました。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “interest” (興味)


    • より一般的で幅広い興味を示す。


  2. “captivation” (魅了)


    • fascination よりも「心を奪われる」要素が強調される。


  3. “enchantment” (魔法にかけられたような魅力)


    • より幻想的・ロマンチックなニュアンス。


  4. “charm” (魅力)


    • 相手を楽しませる、可愛らしいニュアンスが強い。


  5. “allure” (誘惑的な魅力)


    • より官能的・誘惑的な文脈で使われる傾向。


反意語


  • “boredom” (退屈)

  • “indifference” (無関心)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˌfæsɪˈneɪʃ(ə)n/

  • アクセント(強勢)は “fascination” の “na” の部分に置かれます: fash-uh-NAY-shun

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /ɚ/ の発音に近い場合もあります。

  • よくある間違い: “facinatoin” のようにスペルを間違えたり、“fas-ci-na-tion” と区切る際に強勢位置が狂いやすいので注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “facinatoin”、“fascinacion” など

  • 動詞 “fascinate” を “fascination” と混同: どちらが名詞か、どちらが動詞か混乱しやすい

  • TOEIC・英検などでの出題傾向: 語彙問題の選択肢で “fascination” “fascinate” “fascinating” を区別させる問題が比較的よく見られます。文脈から名詞・動詞・形容詞を正しく選ぶ練習をしておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “fascination” = “fasten + nation” とイメージしてみる: 強く固定する (fasten)+人々 (nation) → 人々が心を奪われて動けなくなるような強い魅力、という連想で覚える。

  • 動詞形とのセットで覚える: fascinate (動詞) → fascination (名詞) → fascinating (形容詞) と派生形をまとめて覚えることで単語力が向上しやすくなります。

  • 興味や魔法にかけられたようなイメージ: 語源の “fascinare” は “魔法をかける” という意味から、「思わず惹き込まれる・釘付けになる」イメージを持つと理解しやすいです。


以上が “fascination” の詳しい解説です。日常会話からビジネス、学術の文脈まで、さまざまなシーンで自由に使える便利な名詞です。派生形とのセットで覚えて、表現の幅を広げてみてください。

意味のイメージ
fascination
意味(1)

〈U〉魅惑[すること],うっとりした状態

意味(2)

〈C〉引き付ける力

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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