最終更新日:2024/06/14

会議は長くて疲れるものでした。

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The meeting was lengthy and exhausting.

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元となった辞書の項目

exhausting

形容詞

疲れる / 消耗させる

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解説

以下では、形容詞 exhausting をできるだけ詳しく解説します。学習の参考にしてください。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: “exhausting” – very tiring, making someone extremely tired

  • 日本語: 「非常に疲れさせる、消耗させるような」という意味です。

    たとえば「すごくしんどい作業だよ」「ヘトヘトになるほど疲れるぞ」というように、人を極度に疲れさせるというニュアンスで使われます。

品詞・活用


  • 品詞: 形容詞(adjective)

  • 活用: 形容詞なので名詞にかかるときはそのまま exhausting を使います。比較級・最上級は通常は more exhausting / most exhausting を用います。


    • 例) more exhausting, most exhausting


同じ語根の他の品詞


  • 動詞: exhaust (使い尽くす、疲れはてさせる)


    • 例: “I will exhaust all possibilities.” (あらゆる可能性を使い尽くします)


  • 名詞: exhaustion (疲労、疲れ切った状態)


    • 例: “He collapsed from exhaustion.” (彼は疲労で倒れた)


  • 形容詞: exhausted (疲れ切った)


    • 例: “I’m exhausted!” (もうクタクタだよ!)


難易度(CEFRレベル)


  • B2 (中上級)

    日常会話でもよく使われますが、「とても疲れる」と表現する少し強めの単語なので、中上級程度として紹介します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “exhaust” – 使い尽くす、疲れさせる

  • 接尾語: “-ing” – 形容詞を作るときに用いられる形。動作や状態が「人を~の状態にするようだ」という意味合いを表します。

よく使われる関連語と派生語


  • “exhaustive” (形容詞): 網羅的な、徹底的な

    ※ “exhausting” と綴りが少し似ていますが、意味は「包括的・完全な」という全く違う内容ですので、注意が必要です。

コロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. an exhausting day → 疲れる一日

  2. physically exhausting → 体力的に非常に疲れる

  3. mentally exhausting → 精神的に非常に疲れる

  4. exhausting schedule → ハードなスケジュール

  5. exhausting workout → へとへとになるトレーニング

  6. absolutely exhausting → 完全に疲れ果てるような

  7. exhausting routine → しんどいルーチン

  8. exhausting process → 骨の折れる(とても疲れる)手順や過程

  9. exhausting journey → くたくたになる旅

  10. exhausting task → 過酷な任務


3. 語源とニュアンス

語源


  • exhaust の語源はラテン語の “exhaurire” (くみ出す、使い尽くす) に由来します。そこから派生して「力や資源をすっかり使ってしまう」「消耗させる」という意味になり、形容詞 exhausting は「人を限界まで疲れさせる」というニュアンスを持つようになりました。

ニュアンスと使用時の注意


  • 「ものすごく疲れる」「すごくしんどい」という強いニュアンスがあるため、カジュアルな会話や友人同士の会話でもしょっちゅう使われます。

  • フォーマルな文章でも、「非常に負担が大きい」「過度に疲労をもたらす」という意味で使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文

形容詞としての使い方


  1. 名詞を修飾: “It was an exhausting trip.”

  2. 叙述用法(be動詞などの補語として): “That trip was exhausting.”

使用シーン


  • カジュアル: 友人や家族とのやりとり (例: “Today’s hike was so exhausting!”)

  • フォーマル: レポートや文章中で「非常に疲れる(負担の大きい)」ことを言及するとき (例: “The training sessions proved to be exhausting.”)

文法ポイント


  • 形容詞なので可算・不可算の区別はありません。

  • 誤用として exhaustingexhausted の区別があいまいになりがちです。


    • exhausting は「人を疲れさせるようなもの、行為」の主語を表す。

    • exhausted は「疲れている状態の人」自体を表す。



5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術的文脈での例文を3つずつ示します。

(A) 日常会話


  1. “I had an exhausting day at work, so I just want to relax at home.”

    (職場でとても疲れる一日だったから、もう家でゆっくりしたいよ。)


  2. “That was an exhausting hike, but the view was worth it.”

    (あのハイキングはものすごく体力を使ったけれど、景色はそれだけの価値があったね。)


  3. “Cleaning the house all day can be exhausting, but it feels great afterward.”

    (一日中家の掃除をすると本当にクタクタだけど、終わるとすっきりするよ。)


(B) ビジネス


  1. “Managing all these projects simultaneously is exhausting, but it’s a good learning experience.”

    (これらのプロジェクトを同時進行で管理するのはとても骨が折れるが、良い学びにはなる。)


  2. “The negotiating process turned out to be far more exhausting than we anticipated.”

    (その交渉プロセスは、思ったよりもずっと疲れさせるものになった。)


  3. “Leading a big team can be exhausting, but also incredibly rewarding.”

    (大人数のチームを率いるのは疲れるけれども、その分やり甲斐がものすごくある。)


(C) 学術的な文脈


  1. “Conducting extensive experiments can be exhausting due to the meticulous procedures required.”

    (入念な手順が求められるため、大規模な実験を行うことはとても疲れる。)


  2. “Reading through lengthy research papers all day is intellectually exhausting.”

    (一日中長い研究論文を読み続けるのは、頭脳的に非常に疲労をもたらす。)


  3. “The final stages of the thesis writing process can be mentally exhausting.”

    (修士論文の最終段階は精神的にとても消耗させられる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. tiring (疲れさせる)

  2. draining (消耗させる)

  3. fatiguing (疲労を引き起こす)

  4. arduous (骨の折れる)

  5. gruelling (極度にきつい)

  6. wearying (くたびれさせる)

これらはいずれも「疲れさせる」という意味をもつ形容詞ですが、exhausting はとくに「ヘトヘトになる」ニュアンスが強いです。

反意語 (Antonyms)


  • refreshing (さわやかな)

  • energizing (元気づけるような)

  • invigorating (活気づける)


7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記


  • アメリカ英語(米): /ɪɡˈzɑː.stɪŋ/

  • イギリス英語(英): /ɪɡˈzɔː.stɪŋ/

強勢(アクセント)


  • 「ig-ZAUST-ing」のように、第二音節の “-zaust-” の部分にストレスがきます。

よくある発音ミス


  • “ex” の部分を「イクス」と発音するときに、つい「イグ」ではなく「エグ」となってしまうことがあるので注意しましょう。

  • 米英で微妙に母音が異なる(ɑː / ɔː)点にも注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “exhausting” (ものが疲れさせる) と “exhausted” (人が疲れた) の混同


    • I’m exhausting. (誤) → I’m exhausted. (正)

    • That job is exhausted. (誤) → That job is exhausting. (正)


  2. “exhaustive” (徹底的な、網羅的な) とのスペル・意味の混同


    • “exhaustive list” は「網羅的リスト」なので、「ものすごく疲れるリスト」という意味ではありません。


  3. TOEICや英検などの試験対策


    • “exhausting” はビジネスメールやリーディング文でも登場しやすい単語です。

    • 同じ文脈で “tiring” や “gruelling” などの同意語が出てくる場合もあるので、類義語比較が出題されることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ex” は「外へ」というニュアンスを持つ接頭語で、「全てのエネルギーを外へ放出する」→「疲れ果てる」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • “exhausting” は見た目も長いですが、使うときは「ヘトヘトになるくらい(疲れさせる)」という非常に強い意味だとイメージすれば記憶に残りやすいでしょう。

  • “exhaustive” との混同を避けるために、「-ing (人をしんどくさせる) / -ive (徹底的な調査など)」と意識して区別し、スペリングをセットで覚えると役立ちます。


以上が、形容詞 exhausting の詳細な解説です。学習の際に参考にしてみてください。

意味のイメージ
exhausting

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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