最終更新日:2024/06/18

画家は、疲れて肩をうなだれたバレリーナをキャンバスにとらえ、静かな疲労の肖像を描いた。

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The artist captured the droop of the ballerina's tired shoulders on canvas, a portrait of quiet exhaustion.

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元となった辞書の項目

droop

IPA(発音記号)
名詞

(…の)うなだれている状態(様子)《+『of』+『名』》

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画家は、疲れて肩をうなだれたバレリーナをキャンバスにとらえ、静かな疲労の肖像を描いた。

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解説

以下では、名詞としての “droop” を中心に、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: droop

品詞: 名詞 (ただし、動詞として使われる場合が多い単語です)

意味(英語)


  • “droop” (noun): A sagging, bending downward, or drooping state or condition.

意味(日本語)


  • 「しおれた状態」「垂れ下がり」「元気を失った姿」を指すときに使われます。

    たとえば、花や植物などがしおれて垂れ下がっている状態や、人が困憊して力が抜けているときの様子を「droop」と名詞で表現することがあります。感情や雰囲気も含めて「元気がなくしょんぼりしている感じ」を表現するニュアンスです。

「『droop』は少し元気がなくなったり、エネルギーが失われたりして“垂れ下がっている”イメージの単語です。」

活用形


  • 名詞: droop (ふつう数えられない名詞扱いが多い)

  • 動詞: droop (動詞としては、droops / drooping / drooped の形をとります)

他の品詞になったときの例


  • 動詞 “to droop”: 「垂れ下がる」、(精神や気力が)「しおれる」

  • 形容詞としては直接の形は少ないですが、「drooping」という現在分詞が形容詞的に「しおれた、垂れ下がっている」の意味で使われます。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    “droop” は日常表現として知っておくと便利ですが、とりわけ頻出というわけでもありません。中級~上級レベルの単語として学習者が覚えるとよいでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 “droop” に接頭語・接尾語がつく形はあまり一般的ではありません。

  • 「sharply droop」のように副詞をつけて程度を強調する使い方はありますが、派生語は比較的少ない単語です。

関連語・派生語


  • droopy (形容詞): たれ下がった、しおれた

  • droopily (副詞): しおれた様子で (やや稀な表現)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “the droop of one’s shoulders”

    (肩がしょんぼり垂れ落ちた状態)

  2. “the droop of a flower”

    (しおれた花)

  3. “a slight droop in the eyes”

    (目のわずかな垂れ下がり)

  4. “the droop in sales”

    (売り上げの下落)※比喩的表現でしおれるを“落ち込む”という意味に重ねることも

  5. “a droop in enthusiasm”

    (熱意の衰え)

  6. “a persistent droop”

    (長く続くしおれた状態)

  7. “head droop”

    (頭が垂れること)

  8. “her droop from exhaustion”

    (疲労からくる彼女のしょんぼり感)

  9. “the droop of the plant’s leaves”

    (植物の葉が垂れ下がった状態)

  10. “an unmistakable droop”

    (明らかなしおれた様子)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “droop” は中英語 (Middle English) の “drupen” から来ているといわれ、もともとは「垂れ下がる」「下に落ちる」という意味をもっていました。同源の単語には北欧系の言葉も影響していると考えられます。

使用時の注意点・ニュアンス


  • “droop” は「元気がなくなる」「しおれる」「垂れ下がる」というネガティブなニュアンスを持ちます。特に形のあるものでもないものでも、エネルギーや力が失われる状態を指すときに使われます。

  • 口語でも文章でも使われますが、会話では “My spirits have a droop today.” のような言い方はやや文語的・比喩的な響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 一般的には抽象的な名詞として “droop” は数えられない不可算名詞扱いで使われることが多いです。ただし、状況によっては “a droop” として「一つのしおれた状態」を指すこともなくはありません。

  • 動詞としては自動詞 (“The flowers droop.”) として使われます。また目的語をとって他動詞的に使われる例は少ないです。

イディオム・一般的な構文


  • “give way to droop” はあまり一般的でない表現ですが、「しおれてしまう」イメージで使われることがあります。

  • 名詞としては “with droop” や “showing a droop” など、補足説明的に使われることが多いです。


5. 実例と例文

ここでは場面別に例文を提示します。名詞としての用法を強調しています。

日常会話での例文


  1. “I noticed a slight droop in the houseplant after I forgot to water it.”

    (水やりを忘れたら、観葉植物が少ししおれた状態になっていたんだ。)


  2. “You’ve got a bit of a droop in your posture—are you feeling tired?”

    (なんだか姿勢がしょんぼりして見えるけど、疲れてるの?)


  3. “There’s a definite droop in these flowers, maybe we should trim the stems.”

    (この花たち、かなりしおれてるね。茎を切り戻した方がいいかも。)


ビジネスでの例文


  1. “The sales report shows a droop in customer engagement this quarter.”

    (今期は顧客エンゲージメントの低下が見られます。)


  2. “We need to address the droop in team morale after the recent layoffs.”

    (最近のレイオフ後にチームの士気が落ち込んでいる問題へ対処が必要です。)


  3. “Despite the droop in overall profits, we can still see potential for growth.”

    (全体的な利益の落ち込みがあるものの、まだ成長の可能性は見えます。)


学術的な文脈での例文


  1. “The plant experiment measured the droop of leaves in response to heat stress.”

    (植物実験では、高温ストレスに対して葉がしおれる度合いを測定した。)


  2. “The observable droop in the subject’s body posture may indicate psychological fatigue.”

    (被験者の体の姿勢の垂れ下がりは、心理的疲労を示している可能性がある。)


  3. “A quantifiable droop can be correlated with the decrease in turgor pressure.”

    (しおれに定量値を与えることで、膨圧の低下と相関をとることができる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “sag” (下に垂れ下がること)


    • droop よりも物理的に垂れ下がるニュアンスが強い。


  2. “wilt” (特に植物がしおれるときによく使われる)


    • droop との違い: wilt は植物に特に多用し、droop は植物以外にも人の気分などにも使える。


  3. “flag” (精力や勢いが衰えるという意味)


    • droop は視覚的な垂れ下がりを強調することが多く、flag は「勢いが弱まる」比喩表現で使いがち。


反意語 (Antonyms)


  • “perk (up)” (元気になる、勢いづく)

  • “rise” (上昇する)

  • “boost” (押し上げる)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /druːp/

  • アメリカ英語: [drúːp](アルファベットで書くと droop)

  • イギリス英語: [drúːp](発音はほぼ共通)

  • 第一音節 “droop” の母音は「ウー (oo)」。

  • つづりに “oo” が入るので、日本語で「ドゥループ」と長めに「ウー」の音を意識しがちですが、しっかりと伸ばすように発音するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “drop” と混同しやすい。


    • droop = “oo” が2つ連なっている

    • drop = “o” が1つだけ


  • 同音異義語: 特に “droop” と完全な同音異義語はありませんが、 “group” /ɡruːp/ などで u の音が似ており、聞き間違いが起こる場合も。

  • 試験対策: TOEIC や英検などでは参照される機会はそこまで多くはありませんが、随所に含まれる文章中で「元気がない状態」を説明されている場合に出てくる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “droop” は「d + roop」と語感的にも「ドゥループ」と伸びるイメージです。

  • 「flower droops」と覚えると、花がしおれて垂れ下がるイメージとともに記憶しやすいでしょう。

  • “droop” の “oo” は“しおれて下がる”イメージをもつと、スペル “droop” を忘れにくくなります。


以上が、名詞としての “droop” の詳細な解説です。しおれた状態、垂れ下がっているイメージを表すときに便利な単語ですので、動詞形と合わせてぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
droop

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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