最終更新日:2024/06/17

彼女は2つのプレゼントをもらって2倍興奮しました。

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She was doubly excited to receive two presents.

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元となった辞書の項目

doubly

副詞

2倍に,2倍だけ,二重に,二様に

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解説

以下では、副詞 “doubly” をできるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: doubly

品詞: 副詞 (adverb)

意味 (英語): in a double manner; twice; twofold

意味 (日本語): 「二重に」「2倍に」「二重の意味で」


“doubly” は「二重に」「2倍に」といったニュアンスで使われる副詞です。たとえば「doubly certain」なら「2倍確信している」、「doubly important」なら「二重に(いっそう)重要だ」といった意味合いになります。多くの場合、強調を表す際に用いられます。


活用形: 副詞のため、形としては “doubly” のままです。形容詞や名詞とは異なり、時制や人称による語形変化はありません。

他の品詞例:


  • double (形容詞) : 「2倍の」、「二重の」

  • double (動詞) : 「2倍にする」、「二重にする」

  • double (名詞) : 「二重物」、「2倍量」

  • doubly (副詞) : 「二重に」、「2倍に」

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


B2は「実用的な英語が理解できるレベル」で、形容詞や副詞を使って気持ちや状況を詳しく伝えられます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • double + -ly


    • double は「二重の」「2倍の」を意味する語根

    • -ly は形容詞または名詞に付け加えて副詞化する接尾語


よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. doubly sure (二重に確信している)

  2. doubly certain (2倍、いっそう確信している)

  3. doubly blessed (二重に恵まれている)

  4. doubly important (二重に、またはいっそう重要な)

  5. doubly careful (二重に注意深い、いつも以上に注意深い)

  6. doubly beneficial (二重に有益な)

  7. doubly harmful (二重に有害な)

  8. doubly grateful (2倍に感謝している)

  9. doubly complicated (二重に複雑な)

  10. doubly rewarding (二重にやりがいがある)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “double” はフランス語由来 (doublé) で、さらに遡るとラテン語の “duplus”(「2倍の」)に由来します。そこから「2倍の意味をもつ」→「二重に」と発展し、“doubly” という副詞形になりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「二重に」「二倍に」という意味の強調が含まれます。

  • 用法としてはフォーマル/カジュアル両方で使われますが、文章やスピーチではやや強めの表現として用いることが多いです。

  • 感情を強調したり、状況を強めに表現したりするときに便利な単語ですが、使いすぎると少々大げさにもなり得るので注意しましょう。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “doubly + 形容詞” → “doubly important / doubly sure / doubly loyal”

    (形容詞を強調するときに使われる)

  • “be doubly [形容詞/副詞]” → “He is doubly aware of the problem.”

    (「問題を二重に(いっそう)認識している」)

イディオム


  • “doubly so”


    • 直前の形容詞や状況を引き継いで「なおさら」という意味になります。

    • 例: “This task is difficult for anyone, and for beginners it is doubly so.”

      (この作業は誰にとっても難しいが、初心者にとってはなおさらだ)


フォーマル/カジュアル


  • 日常会話でも使われますが、「二重に」「いっそう」という少しきっちりした強調のニュアンスがあるため、ビジネスや文章中でもよく見かけます。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I’m doubly grateful for your help today.”

    (今日は手伝ってくれて、本当に(2倍に)感謝しているよ。)


  2. “You should be doubly careful when crossing the street at night.”

    (夜に道を渡るときは、いつも以上に気をつけなきゃいけないよ。)


  3. “I feel doubly excited about our trip since it’s my birthday too.”

    (誕生日でもあるから、旅行がいっそう楽しみだよ。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We must be doubly cautious when handling this confidential information.”

    (この機密情報を扱うときは、二重に注意を払わなければなりません。)


  2. “Completing the project ahead of schedule will be doubly beneficial to our company.”

    (スケジュール前倒しでプロジェクトを完了すると、わが社にとって二重の利益があります。)


  3. “I’m doubly pleased with the client’s positive feedback on our new proposal.”

    (クライアントの新提案への好意的な反応に対して、二重に嬉しく思います。)


学術的/フォーマルな文脈での例文 (3つ)


  1. “The study’s results are doubly significant given the limited sample size.”

    (サンプルサイズが限られている状況を考えると、研究結果は一層重要な意味を持ちます。)


  2. “His theory is doubly notable because it bridges two distinct fields of research.”

    (彼の理論は、ふたつの別々の研究分野をつなぐ点で、二重に注目に値します。)


  3. “The hypothesis was doubly tested to ensure accuracy and repeatability.”

    (正確性と再現性を確保するため、その仮説は二重にテストされました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. twice(2回、2倍)


    • “He smiled twice.” → 「彼は2回微笑んだ」。「doubly」は “二重に” という強調的な使い方が多いので、単に回数を言うだけなら “twice” のほうが自然です。


  2. twofold(2倍の、2つの面をもつ)


    • “The effects are twofold.” → 「効果は2つある/2倍になっている」。名詞的にも形容詞的にも使われやすいですが、副詞としての用法はややフォーマルになります。


  3. in two ways(2つの方法で・二重の意味で)


    • フレーズとして「2つの方法・観点を示す」ときは “in two ways” が適切です。


反意語


  • 直接の反意語はあまり一般的には使いませんが、「単一の」「ひとつだけの」という意味で “singly” などが挙げられます。ただし “singly” は使用頻度が低いので、文脈によっては simply や alone に置き換えることもあります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /ˈdʌb.li/


  • アメリカ英語(GA): [ダブリィ] (第一音節 “doub-” にストレス)

  • イギリス英語(RP): [ダブリ] (同じく第一音節 “doub-” にストレス)

よくある発音の間違い


  • “ou” を [uː] のようにのばしてしまうと “doo-bly” のように聞こえることがあります。

  • “doub-” は “dub-” のように発音するのが正しいです。

  • 第一音節にアクセントを置き、“doub-BLY” と区切るイメージで発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “doubly” の “b” が重なっている部分を “douly” や “doublyy” などと誤記しがちです。

  • “double” と “doubly” の使い分け: 形容詞/動詞が「double」、副詞が「doubly」になります。

  • 試験対策上のポイント: TOEIC・英検などでは文法問題の選択肢に出てくることがあります。「形容詞か副詞か」を問う問題や、コロケーションの完成問題などで登場する可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「二重に」というイメージをしっかり持つため、「ダブル(double)」に “-ly” が付いて「副詞になった!」と視覚的に捉えると覚えやすいです。

  • 「二つ折りにする」イメージで、「さらに強調する」感覚を頭に描くと、実際の使い方が想像しやすくなります。

  • 語源を覚えるのが好きな人は、「duplus(ラテン語)→ double → doubly」と流れを追うと印象に残りやすいでしょう。


以上が副詞 “doubly” の詳細解説です。「二重に」「2倍に」という強調のニュアンスで、文章や会話でより強いインパクトを与えたい時にぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
doubly
意味(1)

2倍に,2倍だけ,二重に,二様に

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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