最終更新日:2024/06/10

私はサービスに対する不満を表明しました。

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I expressed my dissatisfaction with the service.

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元となった辞書の項目

dissatisfaction

IPA(発音記号)
名詞

(…に対する)不満,不平《+『at』(『with』)+『名』》;(…という)不平《+『that節』》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: dissatisfaction

品詞: 名詞 (noun)

英語での意味:


  • A feeling of unhappiness or disappointment with something.

日本語での意味:


  • 「不満」や「満足していない気持ち」を表す名詞です。物事や状況、結果に対して「十分に満足できない」「期待と合わない」というニュアンスで使われます。

この単語の活用形:


  • 名詞なので、通常の活用形はありませんが、形容詞形など派生語として以下があります。























品詞 派生形・関連形 用例・意味
名詞 dissatisfaction 不満
動詞 (to) dissatisfy 不満を抱かせる、満足させない(使用頻度は低め)
形容詞 dissatisfied 不満を抱いている

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2: 中上級。日常会話には慣れ、人の意見や感情、抽象的な話題にも対応できる段階です。このレベルの学習者が語彙を増やす際に学ぶ単語のひとつです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: dis- は「反対」「否定」などを表します。

  • 語幹: satisfact は、「満足・充足」という意味をもつ部分(“satisfy”の語幹から)。

  • 接尾語: -ion は「状態」「行為」などの名詞化を示します。

結果として “dis-satisfact-ion” は「満足していない状態」を意味します。

その他の派生語・類縁語


  1. satisfy (動詞): 満足させる

  2. satisfaction (名詞): 満足

  3. dissatisfied (形容詞): 不満を抱いている

  4. unsatisfied (形容詞): 「まだ満足していない」という状態だが、「期待はずれ」「不満」の感情が明確にあるとは限らないニュアンス

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “express dissatisfaction” – 不満を表明する

  2. “voice dissatisfaction” – 不満を口にする

  3. “cause dissatisfaction” – 不満を引き起こす

  4. “growing dissatisfaction” – 高まる不満

  5. “public dissatisfaction” – 公衆の不満

  6. “widespread dissatisfaction” – 広範囲に広がる不満

  7. “political dissatisfaction” – 政治的な不満

  8. “deep-seated dissatisfaction” – 根強い不満

  9. “address dissatisfaction” – 不満に対処する

  10. “a sense of dissatisfaction” – 不満感


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “satis” (十分) が “satisfy(満足させる)” になり、そこに否定を示す “dis-” が付き、さらに名詞化する “-ion” がついてできた語です。

  • 歴史的使用: 古くから「満足していない状態」として使われてきましたが、特に近現代では政治、社会問題などに対する「不満」の表明の文脈でよく見られます。

  • ニュアンス: 「期待を下回った時の不満」「全体的な不満」を指す場合が多く、若干フォーマル寄りの言い回しです。もっとカジュアルに言いたい場合は “not happy with ~” や “disappointed in ~” などが用いられます。

  • 使用の場面:


    • 口語では、やや硬い印象を与えるケースがあるため、フォーマルな会話、ビジネスシーン、文章などで使用されることが多いです。

    • カジュアルな日常会話でも使えますが、“I’m so dissatisfied with it…” のように、ややかしこまった感じが出ます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 名詞(不可算名詞として扱われる文脈が一般的)


    • 例: “There is a lot of dissatisfaction among the employees.”


  • 一般的な構文・イディオム:


    1. “There is (some/a lot of) dissatisfaction with ~.”

    2. “(Someone) feels dissatisfaction about/with ~.”

    3. “(Someone) shows dissatisfaction with ~.”


  • フォーマル / カジュアル:


    • フォーマルな書面やビジネスコミュニケーションでは頻繁に見受けられます。

    • カジュアルな会話で用いても問題ありませんが、 “I’m not happy (with ~)” に言い換える人も多いです。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I have some dissatisfaction with how they handled my order.”


    • 「注文の対応にちょっと不満があるんだ。」


  2. “Her dissatisfaction with the hotel service was obvious.”


    • 「彼女がホテルのサービスに不満を抱いているのは明らかだった。」


  3. “He expressed his dissatisfaction with the food, saying it was cold.”


    • 「彼は料理が冷たいと言って、不満をはっきりと口にした。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “There is growing dissatisfaction among the staff due to the new policy.”


    • 「新しい方針のせいで、スタッフの間で不満が高まっています。」


  2. “We should address any dissatisfaction our customers may have immediately.”


    • 「顧客が抱えているどのような不満にも、すぐに対応すべきです。」


  3. “The survey revealed a significant level of dissatisfaction with the new product.”


    • 「調査によって、新製品に対するかなりの不満があることがわかりました。」


(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The research highlights the correlation between dissatisfaction at work and high turnover rates.”


    • 「その研究は、職場での不満と高い離職率との相関関係を明らかにしています。」


  2. “Chronic dissatisfaction can lead to depression and reduced productivity.”


    • 「慢性的な不満は、うつ状態や生産性の低下を招く可能性があります。」


  3. “The report examined sources of dissatisfaction among college students.”


    • 「そのレポートでは、大学生が抱く不満の原因を調査しました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (シソーラス)


  1. discontent (不満): “dissatisfaction” よりも、個人的感情より社会的・集団的な不満を強調する場合が多い。

  2. unhappiness (不満、幸福でない状態): 感情全般に対する「不幸」を指すことが多く、必ずしも何か具体的な「不満」を示すわけではない。

  3. displeasure (不快感): 物事に「楽しさがない」「気に入らない」という感覚。

反意語


  1. satisfaction (満足): 期待や希望どおりであるという気持ち。

  2. contentment (充足): 「不自由がなく心が満ち足りる」安全・安心のニュアンスが強い。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌdɪsˌsætɪsˈfækʃən/

  • アクセント:


    • 強勢は “-fac-” の部分に来る: dis-sat-is-fac-tion


  • アメリカ英語 / イギリス英語の違い:


    • 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では “t” の発音がややフラップ気味になり、“ファクション”に近い響き。イギリス英語は少し硬めに “ファクション” と発音する傾向があります。


  • よくある発音ミス:


    • “サティスファクション”と日本語化した発音に、うまく “dis-” がつけられずに “ジス” と短くなってしまうことがあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dissatisfaction” は “dis” + “satis” + “faction” を意識すると綴りやすいです。 “dis” と “satis” の “s” が重なる点が注意ポイント。

  • 同音異義語との混同: あまり同音異義語はありませんが、「dis- + satisfaction」であるため、一語として認識すると誤りやすいです。

  • 試験対策: TOEIC や英検などのボキャブラリー問題で、「不満」の同意表現や、接頭語 “dis-” の機能を問われる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “dis-” = 「否定」、 “satisfaction” = 「満足」。

    → 「満足」を否定するイメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • 覚え方のコツ:


    1. 「dis + satisfaction」→「満足じゃない!」と分解して暗記。

    2. 「サティスファクション」と言えるようになったら、その前に “dis-” を付け足すイメージで覚える。


  • 勉強テクニック: 自分の体験で「不満」を感じた場面を日記に書くときに、この単語を使うことで習慣化しましょう。


以上が “dissatisfaction” の詳細な解説です。ぜひ会話や文章で活かしてみてください。

意味のイメージ
dissatisfaction
意味(1)

(…に対する)不満,不平《+at(with)+》;(…という)不平《+that節

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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