He felt a sense of camaraderie when he met his fellow countrymen abroad.
countryman
1. 基本情報と概要
単語: countryman
品詞: 名詞 (noun)
英語での意味
- A person from one’s own country, or someone who lives in or comes from the countryside.
日本語での意味
- 「同郷人」「同国人」という意味、または「田舎出身の人」という意味を持つ単語です。
- 「同じ国の出身者です」「田舎者、地方出身者」のようなニュアンスがあります。
「countryman」は日常会話ではあまり頻繁に出ないかもしれませんが、文章上やややフォーマルな場面、または物語風の語りで「同国の人」や「田舎出身の人」を指すときなどに使われることがあります。
活用形
- 名詞のため、一般的に複数形は countrymen です。
- 例: “He is my fellow countryman.” (単数)
- 例: “They are my fellow countrymen.” (複数)
- 例: “He is my fellow countryman.” (単数)
他の品詞形
- 「countryman」自体は一般的には他の品詞形になりませんが、関連する形容詞として “country” (「地方の、田舎の」) は存在します。
- 例: “She has a country accent.”
- 例: “She has a country accent.”
CEFRレベルの目安
- B2(中上級)
- “countryman”はそれほど難解な単語ではありませんが、日常的に使う単語でもないため、中上級者以上だと自然に理解して使いやすいでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- country + man
- country: 「国」「田舎」「地方」を意味する語
- man: 「人」を意味する語
- country: 「国」「田舎」「地方」を意味する語
- 合成語として「国から来た人」や「田舎から来た人」の意味を持ちます。
関連語や派生語
- compatriot (同胞、同国人)
- fellow citizen (同じ市民・同国人)
- countrywoman (女性形:田舎出身の女性、または同国の女性)
コロケーション・関連フレーズ(10個)
- fellow countryman
- (同郷人)
- (同郷人)
- my dear countryman
- (私の親愛なる同国人)
- (私の親愛なる同国人)
- proud countryman
- (誇りを持った同国の人)
- (誇りを持った同国の人)
- rural countryman
- (田舎の出身である人)
- (田舎の出身である人)
- loyal countryman
- (忠誠心のある同国人)
- (忠誠心のある同国人)
- unknown countryman
- (見知らぬ同郷人)
- (見知らぬ同郷人)
- young countryman
- (若い田舎出身者)
- (若い田舎出身者)
- honorable countryman
- (名誉ある同国人)
- (名誉ある同国人)
- hearty countryman
- (気さくな田舎出身者)
- (気さくな田舎出身者)
- to greet a countryman
- (同国人にあいさつする)
3. 語源とニュアンス
語源
- 中世英語(Middle English)の時代から “country” (ラテン語 “contrata” に由来) に “man” (古英語 “mann” に由来) を組み合わせた合成語です。
- 古くから「同じ土地」や「同じ国の出身者」を指す語として使われてきました。
ニュアンス・使用時の注意
- 「同国人」や「同郷の人」という文脈で使うときは、ややフォーマル・文語的な響きがあります。
- 「田舎出身の人」の意味で使うときは、“old-fashioned” なイメージや時代物の小説・詩文のイメージとなることもあります。
- 文芸作品やスピーチなどで「私の同胞」というニュアンスを出す際に使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞なので、他動詞・自動詞の使い分けはありません。
- 可算名詞として扱われ、“a countryman” と単数扱い、“countrymen” と複数形にすることができます。
使用シーン (フォーマル/カジュアル)
- フォーマル: 演説や文章での「同国人」を示すとき。
- カジュアル/口語: 日常会話ではやや堅苦しい響きがあるため、あまり使われません。
一般的な構文やイディオム
- “He is my (fellow) countryman.”
- “I met a countryman who shared my accent.”
- “They are countrymen, sharing the same hometown.”
5. 実例と例文
(A) 日常会話で使われる例文
“I just found out that my new neighbor is actually my countryman from the same region!”
- 「新しい隣人が、実は私と同じ地域の出身者だったんだよ!」
- 「新しい隣人が、実は私と同じ地域の出身者だったんだよ!」
“It’s always comforting to meet a countryman when you’re abroad.”
- 「海外にいるときに同国人に会うと、いつもほっとするよね。」
- 「海外にいるときに同国人に会うと、いつもほっとするよね。」
“I thought I was the only one from my hometown here, but I’m glad I met another countryman.”
- 「ここでは自分が同郷者の唯一の存在かと思っていたけど、仲間に出会えてうれしいな。」
- 「ここでは自分が同郷者の唯一の存在かと思っていたけど、仲間に出会えてうれしいな。」
(B) ビジネスシーンで使われる例文
“Our client is a countryman of yours; maybe you could handle the negotiation more smoothly.”
- 「クライアントはあなたと同郷人だから、あなたが交渉をスムーズに進められるかもしれませんね。」
- 「クライアントはあなたと同郷人だから、あなたが交渉をスムーズに進められるかもしれませんね。」
“He introduced me to a fellow countryman who runs a successful startup in the city.”
- 「彼は私に、市内で成功したスタートアップを経営している同郷人を紹介してくれました。」
- 「彼は私に、市内で成功したスタートアップを経営している同郷人を紹介してくれました。」
“Attending international conferences gives me a chance to meet countrymen from different industries.”
- 「国際会議に参加すると、さまざまな業界の同国人に出会う機会があります。」
- 「国際会議に参加すると、さまざまな業界の同国人に出会う機会があります。」
(C) 学術的な文脈・フォーマルな文脈
“According to the historical records, his countrymen greatly revered him for his contributions to science.”
- 「歴史的記録によれば、彼の科学への貢献に対して同国人たちは彼を大いに尊敬していました。」
- 「歴史的記録によれば、彼の科学への貢献に対して同国人たちは彼を大いに尊敬していました。」
“The author’s writings often depict the struggles of a simple countryman in the 18th century.”
- 「その作家の著書は、18世紀の素朴な田舎出身者の苦闘をしばしば描いています。」
- 「その作家の著書は、18世紀の素朴な田舎出身者の苦闘をしばしば描いています。」
“Many of his countrymen acclaimed his speech as a turning point in the nation’s history.”
- 「彼の同国人の多くは、その演説を国家の歴史における転機として高く評価しました。」
- 「彼の同国人の多くは、その演説を国家の歴史における転機として高く評価しました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- compatriot
- (同胞、同国人)
- 使い方: “He greeted his compatriot with great warmth.” → “countryman” よりややフォーマル。
- (同胞、同国人)
- fellow citizen
- (同じ市民・同国人)
- “city”という語感が強いが、「国」の意味でも広く使える。
- (同じ市民・同国人)
- peasant
- (小作人/農民)
- 特に昔の時代の農民を指すニュアンスで、田舎者という意味合いが強い。
- (小作人/農民)
※「countryman」は「同郷人」という意味と「田舎出身の人」という2つの意味があるため、文脈に応じて「compatriot」や「peasant」など、より正確な単語を選ぶ必要があります。
反意語 (Antonyms)
- 明確な反意語はありませんが、「異国の人」「都会人」を表す言葉としては以下のような表現が対照的です。
- foreigner (外国人)
- urbanite (都会人)
- foreigner (外国人)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /ˈkʌntriˌmæn/ または /ˈkʌntriˌmən/
- イギリス英語: /ˈkʌntrɪmən/
アクセント
- “cún-try-man” のように、最初の音節 “cún” に強勢が来るのが一般的です。
よくある発音の間違い
- “country” 部分を「カントリー」と読む際に “u” の音を /uː/ (ウー) にしないように注意。
- “-man” の部分を明瞭に /mən/ と発音できず、語尾が弱くなりすぎる場合があるので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「countryman」を「country + man」と別々に区切って書いてしまう間違いに注意。
- 同音異義語というほどではないが、「countrymen」 (複数形) と「contrary men」(反対の意見を持つ男性たち) をミススペル・誤読しないようにする。
- 英検やTOEICでは直接出題される頻度は高くありませんが、長文読解やリスニングで「同国人」「農村の人」などの文脈を理解する必要がある場合に登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「カントリー (country) + 人 (man) = 田舎の人、あるいは同郷人」
- 「カントリーソング好きな田舎の人」をイメージすると「countryman」と結びつけやすいかもしれません。
- 「同郷人かどうか」という語感もありますから、海外で出会った「同郷の仲間」というエピソードを思い出すと覚えやすいでしょう。
以上が「countryman」の詳細解説です。日常的にはあまり使われない場合も多いですが、文学作品などで目にする機会があればぜひこの説明を参考にしてください。
《one's ~》同国人
いなか者