The commonwealth is a group of countries that are united by their shared history and values.
commonwealth
『国民』,国家 / 『共和国』,民主国家 / (共通の目的・利益によって結ばれた)団体,連邦;(プエルトリコなどのような)自治領 / 《米》州(公式にはMassachusetts,Pennsylvania,Virginia,Kentuckyの4州に限る) / (また『the British Commonwealth』[『of Nations』])《the C-》英連邦(英国・カナダ・オースト...
名詞 “commonwealth” の詳細解説
1. 基本情報と概要
英語の意味
“commonwealth” は、主に「共通の利益や目的を持った国家・集団」という意味合いを持つ英語の名詞です。
たとえば、「国家共同体」や「連邦」「共和国」に近いニュアンスの場合があります。また、アメリカの一部の州 (Commonwealth of Pennsylvania など) でも公式名称として用いられます。
日本語の意味
日本語では「(国家や自治体などの)共同体」「連邦」「共和国」「州」などと訳されることが多いです。
「commonwealth」は、同じ価値観や目的を共有する国家や組織のまとまりを表します。文脈によっては「イギリス連邦 (the Commonwealth)」のように固有名詞としても使われます。少しフォーマルなニュアンスがあり、国際関係や政治の場面などでよく登場する言葉です。
品詞
- 名詞 (noun)
活用形
- 名詞のため活用形は特にありませんが、複数形は “commonwealths” となります。
他の品詞への変化例
- “commonwealth” は基本的に名詞のみで使われます。動詞や形容詞形は存在しません。
CEFR レベル目安
- B2(中上級)
国際関係や政治、歴史的事象など、やや専門的・フォーマルな文脈で使われるため、中上級レベル程度です。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語など
- 「common」+「wealth」
- “common” は「共通の」「一般的な」という意味。
- “wealth” は「富」「財産」「繁栄」という意味。
- “common” は「共通の」「一般的な」という意味。
- もともとは「共通の富」「公共の利益」という意味合いがあり、そこから転じて「共同体」となりました。
関連語・派生語
- “The Commonwealth”
イギリス連邦(イギリスと旧イギリス領の国々の連合体)の正式名称として使われる。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- “Commonwealth of Nations”
(イギリス連邦) - “Commonwealth realm”
(イギリス国王を国家元首とする連邦加盟国) - “Commonwealth country”
(イギリス連邦加盟国) - “Commonwealth member state”
(イギリス連邦加盟国・州) - “commonwealth status”
(連合を形成する地位・ステータス) - “to join the Commonwealth”
(イギリス連邦に加盟する) - “Commonwealth Day”
(イギリス連邦の日) - “commonwealth government”
(連邦政府・共同体政府) - “Commonwealth Games”
(コモンウェルスゲームズ、イギリス連邦競技大会) - “the dissolution of the Commonwealth”
(連邦・共同体の解体)
3. 語源とニュアンス
語源
- 英語の “common”(共通の)と “wealth”(富、繁栄)から成る中期英語に由来する語です。もともと「公共の利益」の意味が強調され、後に政治的な連合や国家を示す言葉として用いられるようになりました。
ニュアンス・使用時の注意
- フォーマルかつ政治的な文脈で用いられることが多いです。
- “The Commonwealth” のように固有名詞として使う場合は、歴史的・政治的背景を伴うため、国際関係や国際条約などの話題でよく登場します。
- 会話よりも文章やスピーチなど、やや堅い場面で目にすることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞として使われる
- 可算名詞 (a commonwealth / the commonwealth)
- 複数形は “commonwealths” ですが、あまり頻繁には使われません。
- 可算名詞 (a commonwealth / the commonwealth)
- フォーマル/カジュアル度
- 非常にフォーマル寄りで、政治・歴史的文脈での使用がメインです。
イディオムや構文
- 直接のイディオムはあまり多くありませんが、固有名詞としてほかの語と組み合わせて使われることが多いです(例: “member of the Commonwealth”)。
5. 実例と例文
日常会話での例文(あまり日常的ではありませんが、学習者向けに簡単な文で)
- “I read about the Commonwealth in a history book yesterday.”
(昨日歴史の本でコモンウェルスについて読んだよ。) - “Is your country a member of the Commonwealth?”
(あなたの国はイギリス連邦に加盟していますか?) - “The Commonwealth Games are quite popular in some nations.”
(イギリス連邦競技大会はある国々ではとても人気があります。)
ビジネスでの例文
- “Our company is considering expanding to a few Commonwealth countries.”
(わが社はイギリス連邦加盟国のいくつかに事業を拡大することを検討しています。) - “At the international conference, several Commonwealth representatives gave speeches.”
(国際会議で、イギリス連邦加盟国の代表が何名かスピーチを行いました。) - “We discussed trade relations among Commonwealth nations in our meeting.”
(会議ではイギリス連邦諸国間の貿易関係について話し合いました。)
学術的・専門的な文脈での例文
- “Historically, the formation of the Commonwealth has influenced global diplomatic relations.”
(歴史的に、イギリス連邦の形成は世界の外交関係に大きな影響を与えてきました。) - “Researchers often analyze the political structures of various Commonwealth states for comparative studies.”
(研究者は比較研究のために、さまざまなイギリス連邦加盟国の政治構造を分析することが多いです。) - “The evolution of the Commonwealth has been a topic of interest among political scientists.”
(イギリス連邦の進化は、政治学者たちの関心を集めるテーマです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “republic” (共和国)
- 「元首を含む公的権力が国民に由来する国家」を指す。commonwealth よりも一般的で広い概念。
- 「元首を含む公的権力が国民に由来する国家」を指す。commonwealth よりも一般的で広い概念。
- “federation” (連邦)
- 複数の州や地域が連合を組む政治形態。commonwealth と意味が重なる部分があるが、より制度面に焦点を当てる。
- 複数の州や地域が連合を組む政治形態。commonwealth と意味が重なる部分があるが、より制度面に焦点を当てる。
- “union” (連合)
- 国や組織の連合体。commonwealth よりも汎用的に使われる。
反意語
- “monarchy” (君主制)
- 国王や皇帝が統治する形態を表すため、commonwealth(市民・国民主体の政治体制)とは対極にある。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語 (AmE): /ˈkɑː.mən.welθ/ または /ˈkɑː.mən.wɛlθ/
- イギリス英語 (BrE): /ˈkɒ.mən.welθ/
強勢の位置
- 「co」の部分に一番強いアクセントがあります: COM-mon-wealth
アメリカ英語とイギリス英語の違い
- 主に母音の発音が変わります。
- AmE: 「カーマンウェルス」に近い
- BrE: 「コモンウェルス」に近い
- AmE: 「カーマンウェルス」に近い
よくある発音の間違い
- “common” の最後の n を発音せずに「カモウェルス」になってしまうことがある
- 末尾の “th” を省略してしまうことがある
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “commenwealth” など、m と n の配置ミスに注意。
- 同音異義語との混同はあまりありませんが、“common wealth” と区切ってしまうと単なる「共通の富」のような意味になり、政治的な意味としては通じません。
- 資格試験やアカデミックライティングで登場しがち
- IELTS、TOEFL、英検の上級レベルや、国際関係の論文などで出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “common” + “wealth” = 公共の富 → 「公共の利益」をみんなで共有 → 国家・共同体
- 「共に富む」というイメージを頭に描くと覚えやすいです。
- スペリングのポイント: “common” + “wealth” の組み合わせだと意識する。
以上が、名詞 “commonwealth” の詳細な解説です。政治的、歴史的な文脈でよく使われるフォーマルな単語ですので、特定の文脈での使用に注意しながら学習してみてください。
国民,国家
共和国,民主国家
(共通の目的・利益によって結ばれた)団体,連邦;(プエルトリコなどのような)自治領
《米》州(公式にはMassachusetts,Pennsylvania,Virginia,Kentuckyの4州に限る)
(またthe British Commonwealth[of Nations])《the C-》英連邦(英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなどから成る連合体)