最終更新日:2025/02/25

彼女は本好きで、読書が大好きな人です。

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She is a bookish person who loves to read.

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元となった辞書の項目

bookish

形容詞

本好きの,勉強好きの / 《軽べつした》机上の,実際的でない / 堅苦しい,学者ぶった

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bookish

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語): tending to read a lot or to be very interested in books; scholarly, studious, or overly focused on academic detail.

意味 (日本語): 本好き、読書好き、または学問肌・学問的に偏った様子を表す言葉です。やや「堅苦しい」「お堅い」「頭でっかち」というニュアンスを含むこともあります。「本に書かれている知識には詳しいけれど、実地経験に乏しい」というニュアンスも含まれたりします。

「bookish」は誰かが「どこか机上の空論っぽい」「知識はあるけれど実践に乏しい」という印象を与えるときにも使われます。読書好きで知的な雰囲気を表現するときに、ポジティブにもネガティブにも使うことができます。


  • 活用形: bookish (形容詞)


    • 比較級・最上級が必要な場合は、more bookish, most bookishの形を取り得ますが、あまり頻繁には使われません。


  • 他の品詞形:


    • 名詞形: bookishness (読書好き・学問肌な性質)

    • 副詞形: bookishly (学究的に)


CEFRレベルの目安: B2(中上級)

B2レベルは自分の専門分野や興味のある話題についてある程度流暢に対話できる段階で、抽象的な表現や微妙なニュアンスも部分的に理解できるレベルです。「bookish」はそこまで日常頻発する単語ではありませんが、読書や学術に関連する話題で見かける機会があります。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 語幹: “book” (本)

    • 接尾辞: “-ish” (〜っぽい、〜風の、〜のような)


したがって「bookish」は「本のような」「本に関連した」という意味から派生し、「読書好き」「学問的」「堅苦しい」という意味を帯びるようになりました。


  • 派生語や類縁語


    • bookishly (副詞)

    • bookishness (名詞)

    • bookshelf (「本棚」、直接の派生語ではありませんが“book”を含む関連語)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


    1. bookish person(本好きな人)

    2. bookish intellectual(学者肌のインテリ)

    3. bookish manners(堅苦しい態度 / 学者ぶった振る舞い)

    4. bookish charm(知的な魅力)

    5. bookish look(本好き/知的に見える様子)

    6. overly bookish(あまりにも学者肌 / 頭でっかちな)

    7. bookish pursuits(読書など、学問的な取り組み)

    8. bookish vocabulary(本で得た難しい語彙)

    9. sound bookish(話し方が学術的に聞こえる)

    10. keenly bookish(熱心な本の虫のような)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語の “book” に由来し、そこに“ish”という接尾辞が付いて「〜のような」という意味になり、「本のような」→「本に関心が偏った」という発想で生まれたとされています。

  • 歴史的使用: 16世紀頃から「読書好き」「学問的」「学者のような」という意味で使われ始めました。

  • ニュアンスや感情的響き:


    • 「飾り気のない知的さ」を指すときはポジティブに

    • 「頭でっかちで堅苦しい」というときはネガティブに


  • 使用時の注意点:


    • 文章でも口語でもどちらでも使用されますが、ややカジュアルまたは日常的なトーンで使われることが多いです。フォーマルな文書ではあまり使われないか、少しユーモラスなニュアンスを込めて使うことがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての使われ方:


    • 通常、人や性格の特徴を述べる際に使われます。

    • 「He is bookish」「She seems bookish」のように補語位置で使われることが多いです。


  • 可算・不可算の区別: 形容詞なので該当しません。

  • 例外や特徴:


    • 他の形容詞同様、「more bookish」「most bookish」で比較・最上級を表せますが、それほど一般的ではありません。



5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈の3つに分けて例文を示します。それぞれ3つずつ紹介します。

A. 日常会話での例文


  1. “My younger sister has always been quite bookish, spending hours in the library every weekend.”

    (私の妹は昔からとても本好きで、週末は何時間も図書館で過ごしています。)


  2. “He’s a bit bookish, but once you get to know him, he’s really fun to talk to.”

    (ちょっと学者肌だけど、実際に話してみるとすごく面白い人だよ。)


  3. “I used to be more bookish in high school, but now I prefer outdoor activities.”

    (高校生の頃はもっと本の虫だったけど、今はアウトドアのほうが好きになったよ。)


B. ビジネスでの例文


  1. “Our new hire has a rather bookish approach, but we need someone with practical experience in the field.”

    (新しい採用者はどちらかというと学問寄りなアプローチをするけど、我々としては現場経験豊富な人が必要なんだよね。)


  2. “Her bookish charm impresses our academic clients, but we also want to expand into more hands-on projects.”

    (彼女の学術的な魅力は学者肌のお客様の心をつかむが、より実践的なプロジェクトにも進出したいところだ。)


  3. “He prepared a very detailed, bookish report, but we only needed a short summary for the meeting.”

    (彼はとても詳しくて学術的な報告書を用意してくれましたが、会議では短い要点だけで良かったのです。)


C. 学術的な文脈での例文


  1. “His bookish perspective on the historical data provided some new insights for the research paper.”

    (彼の学問的な視点は研究論文に新しい見解をもたらしました。)


  2. “While her findings seem somewhat bookish, they are grounded in solid theoretical frameworks.”

    (彼女の発見はどこか机上の空論めいているようにも思えますが、堅実な理論的枠組みに基づいています。)


  3. “The discussion was led by a very bookish professor who referenced numerous texts and authors.”

    (討議は多数の文献や著者を引用する、とても学問肌の教授によって進められました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. academic(学問的な):よりフォーマルで学術的なニュアンス

    2. scholarly(学者らしい):学者や研究者がもつ、深い知識や態度を表す

    3. learned(博学な):深い教養を持つ意味で、ややフォーマル

    4. studious(勉強熱心な):学ぶことや研究を好む様子

    5. nerdy(オタクっぽい):よりカジュアルで、時にネガティブ+ユーモアの含みもある


  • 反意語 (Antonyms)


    1. practical(実践的な):頭でっかちではなく、現実的なアプローチをする

    2. worldly(世慣れした、実社会に精通した):実際の生活経験が豊か

    3. street-smart(社会経験豊富で抜け目ない):読書や勉強よりも実地経験で賢さを発揮


これらの単語との違いは、bookishには「本に偏った」「そちらの世界ばかりを知っている」というニュアンスが強い点です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈbʊk.ɪʃ/

  • アクセント(ストレス)の位置: 「boo-kish」の “boo” にストレスがきます。

  • アメリカ英語/イギリス英語の違い: 発音記号としてはほぼ同じですが、アメリカ英語では “ʊ” がやや「ウ」の音が強く、イギリス英語では少し短めに /ʊ/ を発音する傾向があります。

  • よくある発音ミス: “book” の /bʊk/ を /buk/ として長く伸ばし過ぎることがあります。短い /ʊ/ の音に注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • ×: “book-ish” (ハイフン不要)

    • ×: “boookish” (oが多い)


  • 同音異義語との混同:


    • “book” は多数の関連表現がありますが、形容詞 “bookish” は比較的珍しいため、混同は少ないです。


  • 試験対策など: TOEICや英検などのリーディングセクションで、キャラクター描写や会議での人物評価などで出題される可能性はあります。文意から「学問肌」や「読書好き」という意味を推測できるようにしておくと良いでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方:


    • 「book(本)+ish(〜っぽい)」=「本っぽい人」→「本の世界ばかりに耽溺している人」と想像すると、イメージしやすいです。

    • “bookish” という響きから、「ブック+イッシュ」と語呂を感じると記憶に残りやすいでしょう。


  • イメージストーリー:


    • 「いつも本を小脇に抱えている人が頭に浮かぶ」ようにイメージするとわかりやすいです。


  • 勉強テクニック: 似た表現(academic, nerdy など)とセットで覚えると、言い換え表現を強化できます。


以上が “bookish” の詳しい解説です。本好きや学問寄りの雰囲気を表す際に重宝する形容詞ですので、意味とニュアンスを押さえて使い分けてみてください。

意味のイメージ
bookish
意味(1)

本好きの,勉強好きの

意味(2)

《軽べつした》机上の,実際的でない

意味(3)

堅苦しい,学者ぶった

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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