bathhouse
以下では、英単語「bathhouse」について、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
単語: bathhouse
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
意味 (英語): A place or building where people can go to take a bath, often a public facility.
意味 (日本語): 公衆浴場、銭湯など、人々が入浴するために利用する施設のこと。
「bathhouse」は、主に公衆や共同で使われる浴場を指して使われる単語です。日本の銭湯や、古代ローマの公共浴場、サウナ施設などを思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。「お風呂をみんなで共有して入る場所」というニュアンスを持ちます。
- 活用形:
- 単数形: bathhouse
- 複数形: bathhouses
- 単数形: bathhouse
「bathhouse」は他の品詞(動詞や形容詞など)にはほとんど変化しませんが、形容詞的に「bathhouse culture(銭湯文化)」のように名詞を修飾する場合などはあります。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
比較的具体的な名詞ですが、「公共の入浴施設」という文化的背景も含むため語彙としてB1レベルくらいが目安です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- bath: 入浴、浴槽
- house: 建物、家
それぞれの意味が組み合わさって「入浴をする場所・建物」という意味を表しています。同じ要素を含む単語には「bathroom(浴室)」、「bathrobe(バスローブ)」などがあります。
関連語や派生語
- bath (名詞・動詞): 浴槽、入浴 / 入浴する
- bathing suit: 水着
- bathroom: 浴室、トイレ(アメリカ英語では「トイレ」の意味合いも強い)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- public bathhouse — 公衆浴場
- traditional bathhouse — 伝統的な浴場
- Japanese-style bathhouse — 日本式の浴場(銭湯)
- Roman bathhouse — ローマ風呂
- Turkish bathhouse — トルコ風呂
- visit a bathhouse — 銭湯(浴場)を訪れる
- bathhouse etiquette — 浴場のマナー
- bathhouse service — 浴場でのサービス(タオルの貸し出しなど)
- historic bathhouse — 歴史的価値のある浴場
- communal bathhouse — 共同浴場
3. 語源とニュアンス
語源
- bath は古英語の “bæð (badh)” に由来し、「水や温浴の中に浸かること」を意味します。
- house は古英語の “hūs” に由来し、「建物」を意味します。
古代ローマや中東、東洋では公衆浴場は社会生活の一部として機能してきました。英語圏でも「bathhouse」は歴史的・文化的背景を含んだ言葉です。
ニュアンス・注意点
- アメリカ英語では、歴史的・伝統的な銭湯やサウナを想起させるニュアンスがあります。
- 普段の生活ではあまり聞かれないかもしれませんが、観光や歴史の文脈ではよく登場します。
- カジュアルな会話よりは、ある程度フォーマルまたは特定の文脈(観光・文化・歴史)の中で使われるイメージが強いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞(countable noun) なので、複数形は “bathhouses” となります。
使い方の構文例:
- “There is a traditional bathhouse in the downtown area.”
- “We visited several bathhouses during our trip to Japan.”
- “There is a traditional bathhouse in the downtown area.”
フォーマル / カジュアル:
- フォーマル: 観光案内や歴史観光ガイド、説明文などで使われる。
- カジュアル: 友人との会話ではあまり頻出しませんが、「銭湯に行こう」という場面で “Let’s go to the bathhouse!” ということは可能です。
- フォーマル: 観光案内や歴史観光ガイド、説明文などで使われる。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I’m going to the bathhouse this evening to relax.”
(今日はリラックスするために銭湯に行くよ。) - “Have you ever tried a Japanese bathhouse? It’s quite different from a regular spa.”
(日本の銭湯に行ったことある?普通のスパと結構違うよ。) - “Let’s meet at the bathhouse entrance around 6 p.m.”
(6時頃に銭湯の入り口で会おう。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our hotel provides a complimentary visit to the local bathhouse for conference attendees.”
(当ホテルでは、会議出席者向けに地元の浴場の無料利用を提供しています。) - “The wellness program includes a traditional bathhouse experience to reduce stress.”
(そのウェルネスプログラムには、ストレス軽減のための伝統的な浴場体験が含まれています。) - “We’re considering partnering with a historical bathhouse as part of our tourism package.”
(我々は観光パッケージの一環として、歴史的な浴場と提携することを検討しています。)
学術的・文化的な文脈での例文(3つ)
- “According to historical records, the Roman Empire’s public bathhouses served as social hubs.”
(歴史資料によれば、ローマ帝国の公衆浴場は社交の場として機能していた。) - “Anthropologists study bathhouses to understand communal hygiene practices in different cultures.”
(人類学者は、様々な文化における共同の衛生習慣を理解するために公共浴場を研究している。) - “The architecture of traditional Japanese bathhouses reflects regional design principles.”
(日本の伝統的な銭湯の建築は、その地域特有の設計理念を反映している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- public bath (公共浴場)
- 「bathhouse」とほぼ同義ですが、より直接的に「公衆浴場」を指す表現。
- 「bathhouse」とほぼ同義ですが、より直接的に「公衆浴場」を指す表現。
- spa (スパ)
- 温泉やリラクゼーションを含む施設で、エステやマッサージも含むことが多い。より高級・リラックス志向のイメージ。
- 温泉やリラクゼーションを含む施設で、エステやマッサージも含むことが多い。より高級・リラックス志向のイメージ。
- onsen (温泉)
- 日本語で温泉そのものを強調するときに使われるが、英語でも「onsen」という外来語として使われることもある。
反意語 (Antonyms)
- 明確な反意語は存在しませんが、あえていうなら「private bathroom(個人の浴室)」は対比として挙げられます。公衆・共同での入浴施設と、各自のプライベートバスルームの対比として理解するとよいでしょう。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈbæθ.haʊs/
- イギリス英語: /ˈbɑːθ.haʊs/
- アメリカ英語: /ˈbæθ.haʊs/
アクセント:
- 「bath」の母音がアメリカ英語(bæθ)とイギリス英語(bɑːθ)で異なります。
- 強勢は最初の “bath” の部分にきます (“BATH-house”)。
- 「bath」の母音がアメリカ英語(bæθ)とイギリス英語(bɑːθ)で異なります。
よくある発音の間違い:
- アメリカ英語を話す学習者が、イギリス英語のように /bɑːθ/ と引っ張ってしまうなどの混同が起きやすい点に注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “bathhouse” を “bathhouse” と正確に一語で書きましょう。時々 “bath house” と分ける人もいますが、辞書的には一語表記が一般的です。
- 同音異義語との混同: 特に似た形の単語はありませんが、「bath」と「path (道)」を混同しないように注意してください。
- 文化的背景の混乱: 英語圏の “bathhouse” と日本の「銭湯」「温泉」のイメージがやや異なることがあるので、特にエッセイや観光案内では文脈に応じた訳語や説明を加えるほうがよいでしょう。
- 試験対策: TOEICや英検ではあまり出題頻度は高くありませんが、観光系の英文や歴史・文化に関するパッセージなどでは登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「bath + house」というそれぞれ分かりやすい単語の組み合わせと覚えると良いでしょう。
- ストーリー: お風呂(bath)とお家(house)が組み合わさった「みんなで共有するお風呂の家」というイメージで連想すると、すぐに意味を思い出せます。
- 覚え方: 「日本の銭湯やローマの公衆浴場をイメージする」と頭に残りやすいです。
以上が、英単語「bathhouse」の詳細な解説です。日本の銭湯や世界の公共浴場、スパ施設をイメージしながら学習すると、より鮮明に単語の意味や使い方が理解できるでしょう。
浴場,風呂屋
《英》(海水浴客などの)脱衣所