最終更新日:2025/02/25

彼はその業界で信頼すべき存在です。

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He is an authoritative figure in the industry.

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元となった辞書の項目

authoritative

形容詞

信頼すべき,権威ある / 権力をもった,当局の,その筋の / 権威をふりかざした,命令的な, 正式な

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解説

1. 基本情報と概要

単語: authoritative

品詞: 形容詞 (adjective)

CEFRレベルの目安: C1(上級)


  • C1(上級)は、かなり洗練された英語表現を正確に扱うレベルです。

英語での意味


  • Holding or showing authority; commanding and self-confident; likely to be respected and obeyed.

日本語での意味


  • 権威のある、信頼できる、堂々とした

    「authoritative」は、信頼性が高くて権威がある印象を与えるときに使う形容詞です。人や情報源について「この人(情報)は確実だ」というニュアンスを伝えるときに用います。

活用形


  • 原級: authoritative

  • 比較級: more authoritative

  • 最上級: most authoritative

他の品詞形


  • authority (名詞): 権威、権力

  • authorize (動詞): 許可を与える、権限を与える

  • authoritatively (副詞): 権威をもって、自信をもって


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • authority + -ive


    • authority は「権威・権力」を指す名詞

    • 接尾語 -ive は「~の性質をもつ、~する作用のある」ことを表すことが多い


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. authoritative source


    • 信頼できる情報源


  2. authoritative tone


    • 威厳のある口調


  3. authoritative manner


    • 権威ある態度


  4. authoritative report


    • 権威のある報告書


  5. offer an authoritative opinion


    • 権威に裏付けられた意見を示す


  6. authoritative reference


    • 権威ある参考文献


  7. authoritative guide


    • 信頼できるガイド / 手引き


  8. authoritative figure


    • 権威のある人物


  9. speak authoritatively


    • 権威をもって話す


  10. establish oneself as an authoritative voice


    • 権威ある声(存在)として自己を確立する



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「authority」はラテン語の auctoritas(権威、影響力)に由来します。その後フランス語を経由して中英語に入り、authority となりました。そこに形容詞を作る接尾語「-ive」が付加して「authoritative」となりました。

  • ニュアンス: 「authoritative」は、自信や信頼感、そしてある分野での専門性による権威を示す響きがあります。フォーマルな文脈で使われることが多く、学術的、専門的、ビジネス文書などでよく登場します。カジュアルな会話でも「すごく信頼できる」という意味合いを表現する場合に使えますが、やや堅めの印象を与えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての使用法: 主に名詞を修飾し、その対象が「権威」「信頼性」を備えていることを示す。

    例) “He wrote an authoritative book on the subject.”

  • フォーマル/カジュアル: 比較的フォーマルな場面で使われることが多いですが、カジュアルな場面でも「かなり信頼できる!」を強調したいときに使われます。

  • 文法上のポイント: 「authoritative」は他の形容詞と同様、名詞の前に置いて修飾する用法が基本です。文中で補語としても使われることがあります。

    例) “Her tone was authoritative.”


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I prefer to get my news from an authoritative source, so I usually read that newspaper.”

    (ニュースは信頼できる媒体から得たいので、普段はあの新聞を読んでいます。)


  2. “He always speaks in such an authoritative manner that people tend to trust him.”

    (彼はとても威厳のある話し方をするので、人々は彼を信頼しがちです。)


  3. “Is this cookbook really authoritative? I want authentic recipes.”

    (この料理本、本当に信頼できるの?本物のレシピが欲しいんだけど。)


ビジネスでの例文


  1. “We need an authoritative report on market trends to make a solid decision.”

    (確実な市場トレンドのレポートが必要です。そうすればしっかりとした意思決定ができます。)


  2. “An authoritative tone in customer communication can sometimes seem intimidating if not used carefully.”

    (カスタマーとのやりとりで威厳のある口調を使いすぎると、時に威圧的に感じられることもあるので注意が必要です。)


  3. “Our CEO is known for giving authoritative presentations at conferences.”

    (わが社のCEOはカンファレンスで権威あるプレゼンをすることで有名です。)


学術的文脈での例文


  1. “The paper provides an authoritative analysis of the historical context of the war.”

    (その論文は、戦争の歴史的背景について信頼性の高い分析を提供しています。)


  2. “This is considered the most authoritative dictionary in the field of linguistics.”

    (これは言語学の分野で最も権威のある辞書とされています。)


  3. “Her research on the subject is widely cited as an authoritative source.”

    (彼女のその分野における研究は、権威ある情報源として広く引用されています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. reliable(信頼できる)


    • 「信頼性」という点では似ていますが、「authoritative」は「威厳」「権威」を強調する点が異なります。


  2. credible(信用できる)


    • 「信用できる」という点では似ていますが、「authoritative」は「専門性や地位の高さ」を伴うニュアンスが強いです。


  3. commanding(威厳のある)


    • 「威厳のある」や「堂々とした」というニュアンスでは似ていますが、「authoritative」には情報や立場が「権威的に正しい」という意味合いが含まれます。


  4. definitive(決定的な、最終的な)


    • 「もっとも信頼のおける」や「これで決定づける」感じを表しますが、必ずしも「権威」のニュアンスはないかもしれません。


反意語 (Antonyms)


  1. unreliable(信頼できない)

  2. questionable(疑わしい)

  3. dubious(怪しい、疑わしい)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ɔːˈθɒrɪtətɪv/ (イギリス英語), /əˈθɔːrɪtətɪv/ (アメリカ英語)

  • アクセント: “au-THOR-i-ta-tive” の “THOR” の部分に強勢がきます。

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い: イギリス英語では /ɔː/(オー)の音を強調しやすく、アメリカ英語では /θɔː/ がやや /θɑː/ に近く発音されることがあります。

  • よくある間違い: “authority” と混在してしまい、もしくは “authoritat-ive” の音節を落としてしまうことなどがあります。4音節以上の単語なので、リズムを意識して発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “authoritiative” や “authoratative” など、つづりを間違えやすいので注意。

  2. 意味の混同: “authority” (名詞) と混同しないように。形容詞形は “-ive” がつくことを意識しましょう。

  3. 試験対策:


    • TOEICや英検などでも、「権威ある情報」「信頼性の高い」という言い回しの問題や、文中での文章読み取り問題などに出題される可能性があります。

    • 文脈として、ビジネス文章や公式コメントなどにおける修飾語として登場することが多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “author” + “-ity” + “-ive” と分解してみると、「書き手 = 権威者 (author から連想) + ~する性質」みたいに覚えると、何となく「権威・信頼性を高める形容詞」としてイメージしやすいかもしれません。

  • リズム練習: “au-tho-ri-ta-tive (オー・ソ・リ・タ・ティブ)” と何度か口に出して発音してみると、つづりと発音のイメージが結びつきやすくなります。


以上が形容詞 “authoritative” の詳細解説です。専門書や公的な文書などで「権威ある」「信頼できる」というニュアンスを伝えたいとき、とても便利な単語です。

意味のイメージ
authoritative
意味(1)

信頼すべき,権威ある

意味(2)

権威をふりかざした,命令的な

意味(3)

権力をもった,当局の,その筋の

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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