最終更新日:2025/02/25
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Setting realistic goals is important to ensure that they are attainable.
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元となった辞書の項目
attainable
解説
1. 基本情報と概要
英語: attainable
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): “able to be attained or achieved”
意味(日本語): 「到達可能な」「実現可能な」
「attainable」は「目標などに手が届く、努力次第で実現できる」というニュアンスを持つ単語です。たとえば「目標が無理なくやり遂げられるかどうか」を意味する際によく用いられます。
活用形
- 原形: attainable
- 比較級: more attainable
- 最上級: most attainable
※ 形容詞なので「-s」などの形で変化はしません。
他の品詞の例
- 動詞: attain (達する、成し遂げる)
- 例: attain → attained → attaining
- 例: attain → attained → attaining
- 名詞: attainment (達成、到達)
- 例: His attainment of the goal was remarkable.
- 例: His attainment of the goal was remarkable.
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 意味自体はそれほど難しくありませんが、「goal setting(目標設定)」や「achievement(達成)」の話題で用いられるため、ややアカデミックまたはフォーマルな場面でも登場します。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: attain(達する、到達する)
- ラテン語の「ad (~へ)」+「tangere(触れる)」がもとになり、「到達する」「届く」という意味合いを含みます。
- ラテン語の「ad (~へ)」+「tangere(触れる)」がもとになり、「到達する」「届く」という意味合いを含みます。
- 接尾語: -able(~できる)
- 「~することが可能」という意味を持ち、形容詞を作る役割を果たします。
詳細な意味
- 「努力して到達・獲得可能な」という意味を表す。特に目標や結果など、抽象的なものに対して用いられることが多いです。
派生語や類縁語
- attain (動詞): 達する、獲得する
- attainment (名詞): 達成、到達
- attainability (名詞): 達成可能性
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- attainable goal(到達可能な目標)
- easily attainable(容易に達成できる)
- highly attainable(非常に実現しやすい)
- seem attainable(達成可能のように思える)
- become attainable(達成可能になる)
- set an attainable target(実現可能なターゲットを設定する)
- remain attainable(達成可能なままである)
- prove attainable(達成可能だとわかる)
- make something attainable(何かを実現可能にする)
- not easily attainable(簡単には達成できない)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「attain」はラテン語の “ad + tangere” に由来し、「~へ到達する」「手を伸ばして触れる」というイメージがあります。
- 「attainable」はその形容詞形として、「到達できる」「触れられる(ほど近い)」というニュアンスがあります。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「実現可能な」ものを示す際に使いますが、しばしば努力や計画が必要である暗黙の意味を持っています。
- 「口語」でも「ビジネス」や「アカデミック」な文脈でも広く使われる、比較的フォーマル寄りの語感です。目標設定や計画を立てるときに好んで使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞としての位置
- 限定用法: “This is an attainable objective.”(これは実現可能な目的だ)
- 叙述用法: “Our goal is attainable.”(私たちの目標は達成可能だ)
フォーマル / カジュアル
- 一般的にフォーマルな場面やビジネス、学術的な文章でも使われます。
- 日常会話でも「目標が達成可能か」を議論するときに問題なく使えます。
他動詞・自動詞の使い分け(動詞attain
の場合)
- 動詞 “attain” は他動詞として使い「~を習得する/~を達成する」と目的語をとります。
- ただし、形容詞 “attainable” はあくまで「~が達成可能だ」という状態・性質を示すため、文中では補語や名詞を修飾する形で使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I think that goal is attainable if we work together.”
- 「協力すれば、その目標は達成可能だと思うよ。」
- “Is it really attainable to run a marathon in under four hours?”
- 「フルマラソンを4時間以内で走るのは本当に可能なの?」
- “With proper planning, a balanced lifestyle is definitely attainable.”
- 「ちゃんと計画すれば、バランスの取れた生活は十分実現できるよ。」
(2) ビジネスでの例文
- “Let’s set attainable targets for the sales team this quarter.”
- 「今期、営業チームにとって達成可能な目標を設定しましょう。」
- “We need to present an attainable project timeline to the client.”
- 「クライアントに実現可能なプロジェクトのスケジュールを提示する必要があります。」
- “Your proposal is ambitious, but I believe it’s still attainable if we secure enough funding.”
- 「あなたの提案は壮大ですが、十分な資金を確保できればまだ達成可能だと思います。」
(3) 学術的な文脈
- “The data suggests that the energy reduction target is attainable with current technology.”
- 「データによれば、現在の技術でそのエネルギー削減目標は達成可能だと示されています。」
- “Researchers argue that complete disease eradication may not be attainable in the near future.”
- 「研究者たちは、近い将来に病気を完全根絶することは達成可能ではないかもしれないと主張しています。」
- “An attainable standard of living depends on various socioeconomic factors.”
- 「実現可能な生活水準は、様々な社会経済的要因に左右されます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- achievable(達成可能な)
- “achievable” と “attainable” はほぼ同じ意味で使われることが多いですが、”achievable” のほうがやや口語的。
- feasible(実行可能な)
- 技術的・実務的に「実行可能」を意味し、実際の計画・プロジェクトラインなど現実性に焦点がある。
- realizable(実現可能な)
- 「実際に形として実現し得る」というニュアンスで、計画、ビジョンが現実になる可能性に焦点。
- possible(可能な)
- 範囲が広く、形式やフォーマル度合いに差はある。日常~ビジネスまで幅広く使われる。
反意語 (Antonyms)
- unattainable(到達不可能な)
- impossible(不可能な)
どちらも「実現が不可能」という点では同じですが、”unattainable” のほうが「目標や夢」に対して使われることが多い印象です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 音声記号(IPA): /əˈteɪ.nə.bəl/
- アメリカ英語でもイギリス英語でも大きくは変わりませんが、イギリス英語では語末の「-able」の /ə.bəl/ が /ə.bl̩/ と発音されることもあります。
- アメリカ英語でもイギリス英語でも大きくは変わりませんが、イギリス英語では語末の「-able」の /ə.bəl/ が /ə.bl̩/ と発音されることもあります。
- アクセント: 「a*ttain*able」の「tain」の部分に強勢があります (ə-TAY-nə-bəl)。
- よくある間違い: “attainable” の「t」が破擦音のように発音される場合がありますが、t音をはっきりと発音する方が通じやすいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “attainable” の中間に「i」が入るのを忘れて “attanable” や “attainble” とするミス。
- 同音・類似語との混同:
- “obtainable” も「入手可能な」という意味ですが、主に物質的なもの(商品や資料など)を「手に入れられる」というニュアンス。
- “attainable” は目標や成果など無形のものに対して使うことが多いです。
- “obtainable” も「入手可能な」という意味ですが、主に物質的なもの(商品や資料など)を「手に入れられる」というニュアンス。
- 試験対策: TOEICや英検などのビジネスシーンや学術的文章の中で「目標達成」や「計画」の文脈で出題される可能性があります。類義表現の「achievable」「feasible」とセットで問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語のイメージ: “attain” には「手を伸ばして触れる→努力して目標に到達する」というイメージがあります。そこに「-able」がついて「~ができる」というニュアンスを足していると覚えましょう。
- 暗記テクニック:
- 「At + train + able」と分割して「電車(train)で目的地に行けるイメージを持つ=到達可能」など、遊び心ある語呂合わせをすると印象に残りやすいです。
- 類似語の “achievable” との対比で覚えておくと、ビジネス英語などでもスムーズに使い分けできます。
- 「At + train + able」と分割して「電車(train)で目的地に行けるイメージを持つ=到達可能」など、遊び心ある語呂合わせをすると印象に残りやすいです。
以上が形容詞 “attainable” の詳細解説となります。目標や計画が「努力しだいで十分達成できる」ニュアンスを表す言葉として、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
達せられる,やり逐げられる,得られる