元となった辞書の項目
spareribs
解説
以下では、英単語「spareribs」をできるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
単語: spareribs
品詞: 名詞(通常は複数形で用いられる)
意味(英語): Pork ribs cut from the lower portion of the pig’s ribcage. Usually cooked with sauce or seasoning and served as a dish.
意味(日本語): 豚の肋骨部分の肉(特に下部付近)を調理した料理。バーベキューソースや甘辛たれなどで味付けして食べることが多いです。
「主に料理やレストランの文脈で使われる表現で、アメリカのバーベキューや中華料理などでよく登場するメニュー名です。」
活用形
- 通常「spareribs」と複数形で使われます(単数形はほぼ使われません)。
- 例: “I cooked spareribs for dinner.”(夕食にスペアリブを作りました。)
他の品詞例
- “spare rib” とスペースを入れて単数形っぽく表現する場合もありますが、一般的には複数形 “spareribs” で固定表現のように扱われます。
CEFRレベル目安: B1(中級)
→ 「料理や食材に関する単語ですが、やや専門的な部分があるため、中級レベル程度の語彙と言えます。」
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “spare” + “ribs” の組み合わせですが、語源的には後述のように少し異なると言われています。現代の感覚では「余分な(spare)」「肋骨(ribs)」という組み合わせのように見えますが、実際には「肉付きの少ない肋骨」のイメージで使われます。
派生語・関連語
- “rib” (名詞: 骨付き肉や肋骨)
- “baby back ribs” (別の種類の豚の背側に近い肋骨部分)
- “country-style ribs” (スペアリブに似た骨付き肉)
- “rib” (名詞: 骨付き肉や肋骨)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- barbecued spareribs(バーベキューしたスペアリブ)
- pork spareribs(豚のスペアリブ)
- marinated spareribs(下味をつけたスペアリブ)
- sweet and sour spareribs(甘酢スペアリブ)
- Chinese-style spareribs(中華風のスペアリブ)
- braised spareribs(煮込んだスペアリブ)
- glazed spareribs(たれを絡めたスペアリブ)
- oven-baked spareribs(オーブンで焼いたスペアリブ)
- tender spareribs(柔らかいスペアリブ)
- honey-glazed spareribs(はちみつでコーティングしたスペアリブ)
- barbecued spareribs(バーベキューしたスペアリブ)
3. 語源とニュアンス
- 語源
- 中英語や低地ドイツ語などから派生した説があり、“ribbesper” という語から来ているとされます。もともと「薄い(少ししか肉のついていない)肋骨」を意味する言葉が変化して “spare ribs” となったと考えられています。
- 中英語や低地ドイツ語などから派生した説があり、“ribbesper” という語から来ているとされます。もともと「薄い(少ししか肉のついていない)肋骨」を意味する言葉が変化して “spare ribs” となったと考えられています。
- ニュアンス・使用時の注意点
- 「スペアリブ」としてカジュアルな料理名で広く使われ、レストランや家庭料理のメニューによく登場します。
- バーベキューや中華料理など、多国籍なジャンルで使われるため、カジュアルにもフォーマルな場(レストランのメニューなど)にも登場する単語です。
- 会話では「spareribs」と言えば「豚の ribs(骨付き肉)」とほぼ同義で通じます。
- 「スペアリブ」としてカジュアルな料理名で広く使われ、レストランや家庭料理のメニューによく登場します。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての用法
- 可算扱いの “ribs” ですが、「料理名」としては複数形固定で扱うことがほとんどです。
- 文章では “spareribs” を一つの単語として書くことも、“spare ribs” と二単語に分けることもありますが、どちらも「スペアリブ」全体を表します。
- 可算扱いの “ribs” ですが、「料理名」としては複数形固定で扱うことがほとんどです。
一般的な構文例
- “(Someone) cooks/serves/barbecues spareribs.”
- 例: “He barbecued spareribs for the party.”
- フォーマル/カジュアルの区別: メニュー表記や飲食店の案内ではフォーマルな文脈でも使われますが、会話ではカジュアルです。
- “(Someone) cooks/serves/barbecues spareribs.”
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “I’m planning to make spareribs for dinner tonight.”
(今晩はスペアリブを作る予定なんだ。) - “Do you want your spareribs spicy or sweet?”
(スペアリブは辛いのか甘口にするか、どっちがいい?) - “These spareribs are so tender; how did you cook them?”
(このスペアリブ、本当に柔らかいね。どうやって作ったの?)
(2) ビジネス
- “Our new restaurant’s specialty is barbecued spareribs.”
(私たちの新しいレストランの目玉メニューはバーベキュースペアリブです。) - “We should feature spareribs in our summer promotion campaign.”
(夏のプロモーションキャンペーンではスペアリブを目玉にすべきですね。) - “The catering company’s spareribs were a big hit at the corporate event.”
(企業イベントでのケータリング会社のスペアリブは大変好評でした。)
(3) 学術的・専門的な文脈
- “Pork spareribs contain a fair amount of collagen if cooked slowly at low heat.”
(豚のスペアリブには、低温でじっくり調理するとコラーゲンが適度に含まれる。) - “Historians note that spareribs were popularized in American BBQ culture post-World War II.”
(歴史学者たちは、第二次世界大戦後にアメリカのBBQ文化でスペアリブが広まったと指摘している。) - “Depending on the cut, spareribs can vary in fat content significantly.”
(部位によって、スペアリブに含まれる脂肪分は大きく変化する。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語
- “pork ribs” (豚のリブ全般)
- “spareribs” より広い意味で、肋骨部分全体を指す。
- “spareribs” より広い意味で、肋骨部分全体を指す。
- “baby back ribs” (ベイビーバックリブ)
- 背中側のリブで、柔らかく肉付きの良い部分。
- 背中側のリブで、柔らかく肉付きの良い部分。
- “rib tips” (リブ先端部分)
- 肋骨の先端部で、小さな骨が多い。
- 肋骨の先端部で、小さな骨が多い。
- “pork ribs” (豚のリブ全般)
- 反意語
- 食材の部位において明確な「反意語」は特にありませんが、赤身肉(loin)など “非リブ部位” を例として比較できるでしょう。
これらの単語は総じて「骨付き豚肉」という点では似ていますが、部位や肉付きに微妙な違いがあり、料理法にも違いがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- アメリカ英語: /ˈspɛərɪbz/ または /ˈspeərɪbz/
- イギリス英語: /ˈspeərɪbz/
- アメリカ英語: /ˈspɛərɪbz/ または /ˈspeərɪbz/
- 強勢(アクセント)
- “SPEAR”-ribs のように、最初の “SPEAR” の部分を強めに発音します。
- “SPEAR”-ribs のように、最初の “SPEAR” の部分を強めに発音します。
- よくある発音の間違い
- “spear-ribs” と誤って「スピアリブズ」と発音し過ぎる場合があります。
- 実際には “spare-ribs” と「スペアリブ」程度に聞こえる発音が自然です。
- “spear-ribs” と誤って「スピアリブズ」と発音し過ぎる場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス
- “spearibs” や “sparreribs” など、rとaの位置を間違いやすい。
- “spareribs” と “spare ribs” はどちらも使われるが、料理名としては一語にすることが多い。
- “spearibs” や “sparreribs” など、rとaの位置を間違いやすい。
- 同音異義語との混同
- 同音異義語は特になし。 “spare” (予備の) + “ribs” (肋骨) という別々の単語だとは感じにくいかもしれません。
- 同音異義語は特になし。 “spare” (予備の) + “ribs” (肋骨) という別々の単語だとは感じにくいかもしれません。
- 試験対策・資格試験での出題傾向
- 食材や料理に関する語彙問題で出題されることがあります。
- TOEICや英検では、メニューやアナウンス、広告などの読解問題に出ることがあるかもしれません。
- 食材や料理に関する語彙問題で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「スペアリブは、骨が Spare(空いている)のかと思うほど肉が少ない? でも、実はたっぷり味わえる部分!」 と覚えるとイメージが湧きやすいです。
- バーベキューやお祭りのイメージと一緒に覚えると、単語を見た時に「香ばしい匂い」を思い出して記憶に定着しやすいでしょう。
- スペルにおいて “spa” + “re” + “ribs” と音節を区切るようにすると、書き間違いを減らせます。
以上が名詞「spareribs」の解説です。料理シーンで特に出てきやすい単語ですので、発音とスペルを意識しながら覚えてみてください。美味しそうな写真と一緒に覚えるのもおすすめです。
意味のイメージ
意味(1)
肉の少しついた拓のあばら骨