最終更新日:2024/06/12
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彼は熟練した音楽家です。

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元となった辞書の項目

skillful

形容詞

『熟練した』,じょうずな

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解説

1. 基本情報と概要

単語: skillful

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): possessing or showing skill; adept, expert.

意味(日本語): 技量や熟練を持っている様子。「上手な」「巧みな」という意味です。たとえば「彼はとても上手にピアノを弾く」というような場面で「skillful」を使うことがあります。上手に何かを扱う様子を指し、ポジティブなニュアンスを含んでいます。

語の活用形:


  • 原形: skillful

  • 比較級: more skillful

  • 最上級: most skillful

他の品詞例:


  • skillfully (副詞): She skillfully avoided the tricky question. (彼女は巧みにその厄介な質問を避けた)

  • skillfulness (名詞): His skillfulness in negotiation is impressive. (彼の交渉での巧みさは素晴らしい)

CEFRレベル: B2(中上級)


  • この単語は、単なる「うまい・上手な」よりも、もう少しフォーマルな印象や技術面を強調する場面で用いられることが多く、中上級レベルに相当すると考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 英単語「skill (技能)」に形容詞化の接尾語「-ful」が加わった形です。「-ful」は「〜に満ちた」という意味を示す接尾語で、「skillful」は「技能に満ちている」→「熟練した」「腕が良い」というニュアンスになります。

派生語や類縁語:


  • skill (名詞): 技術、技能

  • skilled (形容詞): 熟練した (類似)

  • unskilled (形容詞): 熟練が必要ない、熟練していない (対義)

  • skillfulness (名詞): 熟練度、巧みさ

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


  1. skillful player (巧みなプレイヤー)

  2. skillful management (巧みな経営・運営)

  3. skillful handling (上手な取り扱い)

  4. skillful execution (見事な実行)

  5. skillful craftsmanship (熟練の職人技)

  6. skillful negotiation (巧みな交渉)

  7. skillful performance (巧みな演技・パフォーマンス)

  8. skillful technique (巧みな技術)

  9. be skillful in/at something (〜に熟練している)

  10. demonstrate one’s skillful approach (巧みなやり方を示す)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「skill」は古スカンジナビア語(古ノルド語)の「skil」(区別、区分)に由来し、中英語を経て「技能、能力」を表すようになりました。そこに「-ful」(〜に満ちた)がついてできた単語です。

ニュアンス:


  • 「skillful」は具体的な技術や意図的な能力があることを強調します。ポジティブな評価を伴い、「ただ上手」というよりは、テクニックや練習の成果といった要素が含まれます。

  • 文章でも会話でも使われますが、ビジネス文書や評価、レポートの場面など、ややフォーマルな響きがあります。カジュアルな会話であれば「He’s really good at ~」とも言い換えられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としてのみ使われ、自動詞・他動詞の概念はありません。

  • 可算・不可算の区別は不要。基本的に「skillful + 名詞」「be skillful at/in + 動名詞」などの形で使われます。

一般的な構文:


  • be skillful at 〜 / in 〜


    • 例: She is skillful at playing the violin.


  • skillful + 名詞


    • 例: a skillful driver


イディオム的表現:


  • “show one’s skillful hand” (巧みな手腕を発揮する) ※比較的フォーマル/文語寄り


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “He’s really skillful at fixing bikes. You should ask him for help.”

    (彼は自転車の修理が本当に上手だから、手伝いをお願いするといいよ。)


  2. “I want to be more skillful in the kitchen, so I’m watching cooking videos.”

    (料理がもっと上手くなりたいから、料理動画を見ているんだ。)


  3. “She’s so skillful with children, they always calm down around her.”

    (彼女は子どもの扱いがとても上手で、子どもたちはいつも彼女のそばで落ち着くよ。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “John is a skillful negotiator, and he closed the deal with minimal concessions.”

    (ジョンは交渉がとても上手で、譲歩を最小限にして契約をまとめました。)


  2. “Her skillful presentation convinced the board to approve the budget.”

    (彼女の巧みなプレゼンにより、取締役会は予算を承認するに至りました。)


  3. “We need someone skillful at project management to lead this campaign.”

    (今回のキャンペーンを率いるには、プロジェクト管理が上手な人材が必要です。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “A skillful researcher must design experiments that minimize bias.”

    (優れた研究者は、偏りを最小限に抑える実験を設計しなければならない。)


  2. “The professor is skillful in presenting complex theories in a simplified manner.”

    (その教授は、複雑な理論をわかりやすく提示するのが上手です。)


  3. “Skillful statistical analysis requires both theoretical knowledge and practical expertise.”

    (巧みな統計分析には、理論的知識と実務的な専門知識の両方が必要です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. competent (有能な)


    • 「仕事を滞りなくこなせる能力がある」という意味で、実務処理能力を表す。


  2. proficient (熟達した)


    • 「実践を通して習熟している」という、学習や経験による上達を強調。


  3. adept (達人の域に達した)


    • 「生まれつきの才能や高度な技巧がある」ニュアンス。ややフォーマル。


  4. skilled (熟練した)


    • 「skillful」とほぼ同意ですが、こちらは「技能に熟達している」というニュアンスがややストレート。


反意語:


  • unskilled (技術がない、未熟な)

  • clumsy (不器用な、ぎこちない)

これらの単語は、それぞれ含むニュアンスや使われる文脈が微妙に異なります。たとえば、「competent」は仕事で期待される最低限以上の能力があるイメージですが、「skillful」はより高度でテクニカルな印象があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • アメリカ英語: /ˈskɪlfəl/

  • イギリス英語: /ˈskɪlf(ə)l/


    • 大きな違いはなく、アメリカ英語に比べイギリス英語は「(ə)」の発音が少し弱まる程度です。


  • 強勢(アクセント)の位置: 最初の “skill” の部分に強勢があります。

  • よくある発音ミス:


    • “ski-ful” と “i” の部分を「イー」と長くしすぎないように、短い “ɪ” の音を意識するとよいです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: アメリカ英語では「skillful」、イギリス英語では「skilful」とつづりが変わることがあります。

  • “skilled”との混同: “skilled”も「熟練した」という意味ですが、やや「専門技能の有無」に焦点がある印象です。一方、“skillful”は「腕の良さ」を直接表します。

  • 同音異義語の混同: 特にありませんが、「skilful」との混同に気をつけましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などで「熟練した」「上手な」を表す語として出題されることがあるかもしれません。意味の違いを問われる場合もあるので要注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “skill” + “ful” = “技能で満たされている” → “熟練している” というイメージを持ちましょう。

  • 「ful」のつく単語は「careful, helpful, useful」など、「〜で満たされている」というニュアンスを持つ形容詞が多いので、関連づけて覚えておくと便利です。

  • スペリングを覚えるときは、「skill + ful」で切って覚えましょう。

複数の文脈で使われる豊かな形容詞です。ぜひ例文を何度も声に出して、文章内でスムーズに使えるように練習してください。

意味のイメージ
skillful
意味(1)

熟練した,じょうずな

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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