最終更新日:2025/07/15

The archaeologists found fragmentary remains of pottery at the excavation site.

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考古学者たちは発掘現場で破片状の陶器の遺物を見つけました。

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元となった辞書の項目

remains

IPA(発音記号)
名詞

残り物,残額 / 遺作,遺跡,遺構,跡,形跡 / 遺体,遺骸,遺骨,亡骸

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考古学者たちは発掘現場で破片状の陶器の遺物を見つけました。

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解説

以下では、名詞「remains」について、できるだけ詳細に解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: remains

品詞: 名詞 (通常は複数形で用いられる)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

・B2(中上級):ある程度の幅広いテーマでの会話や文章を理解・使用できるレベル。

意味(英語 & 日本語)


  • 英語: “remains” generally refers to “whatever is left or still exists, especially after other parts have been used, taken away, or destroyed.” It can also mean “the body of a dead person or animal,” or “ruins of a building or place.”

  • 日本語: 「remains」は「残り物」「遺跡」「遺骸」などを指します。たとえば、食事の残り、遺体の一部、古代建築物の遺跡などを指すときに使われます。

「何かが消費されたり破壊されたりした後に残ったもの」を総称して表す単語です。「遺跡」「遺体」のようにやや重いイメージでも使われるため、文脈に応じた慎重な使い方が必要です。

活用形

名詞「remains」は、通常複数形のみで使われます。単数形は「remain」ですが、名詞としてはあまり使われず、単語の形として“the remains”が定番です。

他の品詞になったときの例


  • remain (動詞): 「残る」、「とどまる」を意味する動詞。


    • 例: “I will remain here until you come back.”(あなたが戻るまで、私はここに残ります。)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • re-: 「再び・後に」などを示すラテン語由来の接頭語。ただし “remain” は “re- + main” という単純構造ではなく、ラテン語の “remanēre” (re-「後に」 + manēre「とどまる」) に由来しています。

  • manēre(ラテン語): 「とどまる」という意味

派生語・関連語


  • remain (動詞): 残る、とどまる

  • remainder (名詞): 残り、余り

  • remnant (名詞): 残余、残存物(主に小さな部分や断片)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “human remains” – 人間の遺骸

  2. “mortal remains” – 死体、遺体

  3. “archaeological remains” – 考古学的遺跡

  4. “the remains of the day” – その日の残りの時間

  5. “fossil remains” – 化石となった遺骸

  6. “the remains of a building” – 建物の残骸

  7. “remains intact” – 手つかずのまま残る(※動詞 remain の形容詞的表現)

  8. “the remains of a meal” – 食事の食べ残し

  9. “unearthed remains” – 発掘された遺物・遺跡

  10. “charred remains” – 焦げた残骸


3. 語源とニュアンス

語源


  • “remains” は、ラテン語の “remanēre” (re- + manēre「とどまる」) に由来し、古フランス語を経て英語に入ってきました。

  • 元々は「後に何かがとどまる」という意味を持ちましたが、そこから派生して「残っているもの全般」を指すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 遺骸・遺体などを指す場合は神聖・尊厳を伴う文脈が多いため、丁寧かつかしこまった表現とされます。

  • 残り物(食べ残しなど)を意味するときは、比較的カジュアルでも使えますが、やや客観的または無機質な響きを伴うこともあります。

  • 「残骸」「跡形」など、崩れた・破壊されたものをイメージさせる場合にも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 複数扱い

    “remains” は名詞として基本的に複数形で、「the remains are...」のように動詞も複数形をとります。


  2. 用法


    • 可算・不可算: 一般には複数形の可算名詞(「遺体」「残り物」「遺跡」など)を示します。ただし、文脈によっては集合体(不可算名詞に近いニュアンス)として扱われることもありますが、形は「remains」のままであることが多いです。

    • 形容詞句との組み合わせ: “the remains of ~” という形が頻出です。


  3. 一般的な構文例


    • “The remains of the ancient city are well-preserved.”

    • “Police found the remains of a missing person in the woods.”


  4. イディオム・定型表現


    • “the remains of the day” は、イディオム的に「その日の残り時間」という比喩的な表現として使われることがあります。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you wrap up the remains of the pizza? I’ll take it home.”


    • ピザの残りを包んでくれる?持って帰るから。


  2. “We cleaned up the remains of the picnic before we left.”


    • 出発する前に、ピクニックの食べ残しを片付けたよ。


  3. “Those remains on the plate smell a bit funny. Let’s throw them away.”


    • そのお皿に残っているもの、ちょっと変なにおいがするから捨てよう。


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The remains of last year’s budget will be allocated to the new project.”


    • 昨年の予算の残りは、新しいプロジェクトに充てられます。


  2. “We disposed of the remains of outdated equipment responsibly.”


    • 古い機材の残存分は、適切に廃棄処理しました。


  3. “The legal team examined the remains of the documents for further clues.”


    • 法務チームは追加の手掛かりを探すために、書類の残りを検証しました。


(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “Archaeologists discovered the remains of a temple dating back to the 12th century.”


    • 考古学者たちは12世紀に遡る寺院の遺跡を発見した。


  2. “DNA analysis was performed on the remains to identify the species.”


    • 遺骸に対してDNA解析を行い、その種を特定した。


  3. “The remains of the ancient manuscript are too fragile to touch.”


    • 古代の原稿の残存部分は脆弱すぎて触れることができない。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. ruins (ルインズ): 建造物や都市の廃墟、破片。比較的大きな構造物が崩壊した跡に使われる。

  2. leftovers (レフトオーバーズ): 食べ物の食べ残しや使い残し。日常会話で最も使う「残り物」。

  3. residue (レジデュー): 何かが残った痕跡や沈殿物など、科学・専門的な文脈で使われる。

※「remains」は「遺骸」や「遺跡」にまで使われるため、残り物の「leftovers」とは厳密にニュアンスが異なります。

反意語

厳密な反意語は存在しませんが、強いて言えば「missing (見つからないもの)」や「destroyed (破壊されたもの)」などが逆の概念に近いと言えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /rɪˈmeɪnz/

  • 強勢 (アクセント): 「re-MAINS」の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大部分同じ発音です。

  • よくある間違い: アクセントを「re-」に置きすぎたり、「s」を強く発音しすぎて「リメインズ!」と不自然になることがあるため注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. つづりのミス: “remain” に “s” がつく形なので “remains” を “remanins” と誤記するミスに注意。

  2. 複数扱い: “remains” は原則複数名詞なので “The remains is…” ではなく “The remains are…” が正解。

  3. 意味の混同: 動詞「remain」と名詞「remains」は見た目が似ていますが品詞・使い方が異なるので混同しないように気をつける。

  4. 試験対策: TOEICや英検などでの出題例としては、長文読解で「archaeological remains」「human remains」が出て、正しく意味を取れるかが問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: “re-” + “manēre(とどまる)” = 「あとに残ったもの」という感覚をもつ。

  • 覚え方: 食事の「残り物」の「leftovers」と似た位置づけだが、遺骸など「かけがえのない存在が残るイメージ」もあると覚えると区別がつきやすい。

  • 勉強テクニック:


    • 食べ残しから歴史的遺跡、遺体まで幅広く使われる単語であるとイメージしながら、多様な文脈の例文を声に出して読むと印象に残る。

    • 似た単語「remnant(小さな断片)」とセットで覚えると便利。



以上が名詞「remains」の詳細解説です。食べ物のちょっとした残りや人の遺骸まで、その文脈によって重みが変わる言葉なので、使用する場面に応じて気をつけて使ってみてください。

意味のイメージ
remains

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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