最終更新日:2024/06/12
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彼女は才能ある劇作家です。

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元となった辞書の項目

playwright

名詞

劇作家,脚本家(dramatist)

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解説

1. 基本情報と概要

playwright (名詞) は、「劇作家」という意味の英単語です。英語では「play(劇)」と「wright(作る人)」が合わさった形で、「劇を書いて作り上げる人」というニュアンスがあります。

日本語では「劇作家」と訳され、戯曲(芝居や演劇の脚本)を専門に書く人を指します。主に演劇の世界で使われる言葉です。文脈としては、演劇論や批評で頻繁に登場します。


  • 品詞: 名詞 (可算名詞)

  • 活用形: playwright は名詞なので、単数形 (playwright)、複数形 (playwrights) があります。

  • 派生語:


    • playwrighting (または playwriting) : 劇を書く行為(名詞)

    • dramatist : よりフォーマルな同義語(名詞)


CEFRレベルの目安: B2(中上級)

演劇や文学の分野の専門用語として使われることが多いため、やや上級レベルの語彙です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • play : 「劇、芝居」

    • wright : 古英語で「~を作る人、職人」を意味する語(cartwright=車大工、shipwright=船大工、など)


play + wright の組み合わせで「劇を作る人」という意味になります。


  • 関連語や派生語:


    • playwriting (名詞) : 「演劇の脚本を書くこと」

    • playwrighting : 同じ意味で使われることがあるが、スペル的には一般的に「playwriting」の方がよく使われる

    • dramatist : 「戯曲作家、脚本家」(よりフォーマルな響き)


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


    1. famous playwright(有名な劇作家)

    2. emerging playwright(新進気鋭の劇作家)

    3. award-winning playwright(受賞歴のある劇作家)

    4. contemporary playwright(現代の劇作家)

    5. playwright in residence(専属劇作家/常任劇作家)

    6. aspiring playwright(劇作家志望の人)

    7. prolific playwright(多作の劇作家)

    8. renowned playwright(名声ある劇作家)

    9. experimental playwright(実験的な作風の劇作家)

    10. Shakespearean playwright(シェイクスピア風の劇作家)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「wright」は古英語で「製作者、作り手」という意味の wryhta に由来し、現代においては工夫や職人を表す語根として残っています。

    したがって playwright は、劇を「書く (write)」のではなく「作る (wright)」という職人的なニュアンスを帯びた単語です。


  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 「脚本家」全般を言うこともありますが、特に舞台劇(演劇)のための脚本を書く人を指す場合に用いられます。

    • フォーマルな文脈からカジュアルな文脈まで幅広く使用されますが、一般的には文芸やアカデミックでやや格式高い印象があります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞の用法:


    • 可算名詞ですので、an/the playwright, playwrights などと使います。

    • 文中ではしばしば「He/She is a playwright (彼/彼女は劇作家です)」のように述語として使われます。


  • 一般的な構文/イディオム:


    • “X is considered to be one of the greatest playwrights of our time.” (Xは現代屈指の劇作家だと考えられている)

    • “Many playwrights draw inspiration from social issues.” (多くの劇作家は社会問題から着想を得ている)


  • 使用シーン:


    • 演劇評論、文学論文、劇場案内など、専門的・文化的トピックで頻繁に登場します。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “My friend wants to become a playwright after finishing college.”

    (友人は大学を卒業したら劇作家になりたいと言っています。)

  2. “I saw a local playwright’s show last weekend; it was surprisingly good.”

    (先週末に地元の劇作家の公演を見たんだけど、思いのほか良かったよ。)

  3. “Did you know that she’s a playwright as well as an actor?”

    (彼女が俳優だけじゃなくて劇作家でもあるって知ってた?)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our theater is currently looking for a resident playwright to develop new works.”

    (当劇場では、新作の脚本を開発する常任劇作家を現在募集しています。)

  2. “We plan to collaborate with a well-known playwright to produce our next big show.”

    (次の大型公演では有名な劇作家と協力する予定です。)

  3. “The company will fund workshops for aspiring playwrights.”

    (その企業は、劇作家志望の人々向けのワークショップに資金提供する予定です。)

(3) 学術的または文芸的な文脈での例文


  1. “His work as a playwright significantly influenced the modern theatre movement.”

    (彼の劇作家としての仕事は、現代演劇運動に大きな影響を与えました。)

  2. “In her thesis, she examines the techniques employed by 20th-century playwrights.”

    (彼女の論文では、20世紀の劇作家たちによって用いられている技法を考察しています。)

  3. “Comparisons between Shakespeare and contemporary playwrights reveal shifting societal values.”

    (シェイクスピアと現代劇作家の比較は、社会的価値観の変遷を明らかにします。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    • dramatist(戯曲作家): 少し硬い印象で、文学的・学術的な文脈でよく使われます。

    • scriptwriter(脚本家): 映画やテレビドラマの脚本家も含める、より広い文脈で使いやすい言葉。

    • screenwriter(映画脚本家): 映画に特化した脚本を書く人。


  • 反意語


    • はっきりとした反意語はありませんが、劇作家という役割の対極として audience(観客)や critic(批評家)があげられることがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈpleɪraɪt/

  • 強勢: 最初の音節「play」に強勢があります。

  • アメリカ英語/イギリス英語: 大きな差はなく、両方とも /ˈpleɪraɪt/ で発音されることがほとんどです。

  • よくある発音の間違い: 「wright」を /raɪt/ と発音せずに /rɪt/ としてしまうミスや、「playwrite」とスペルを誤るなどが挙げられます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「play*write*」や「playright」と書いてしまう例が多いですが、「wright」は 「職人」を表す語なので気をつけましょう。

  • 同音異義語との混同: right (正しい)、write (書く)、rite (儀式) などの混同に注意。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などで直接問われる頻度は高くありませんが、演劇・文化関連の長文やリスニングで登場することがあります。

    • リーディングセクションの文脈把握問題などで「playwright = 劇作家」と理解しておくと役立ちます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「wright」には「作る人」という意味があるので、“play”を“wright”する人「劇を作る人」というイメージで覚えましょう。

  • 「ライト(light)」と間違えやすいですが、“wright”は職人やビルダーを意味する語根だと頭に入れるとスペルミスを減らせます。

  • 「劇作家」は「書く (write)」というよりは「創る (wright)」職人というイメージを持つと印象に残りやすいでしょう。

以上が playwright の詳しい解説です。覚えておくと、演劇の世界や文学の話題で深い理解につながります。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
playwright
意味(1)

劇作家,脚本家(dramatist)

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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