non-smoking
1. 基本情報と概要
単語: non-smoking
品詞: 形容詞 (adjective)
活用形: 形容詞なので基本的に比較級や最上級はありません。
例: non-smoking, more non-smoking(ほとんど使われない)、most non-smoking(ほとんど使われない)
意味(英語): indicating that smoking is not permitted
意味(日本語): 喫煙が禁止された、喫煙不可の
「smoking(=喫煙)」に「non-(=〜でない)」がついて、「タバコを吸わない・吸えない場所」を指すときに使われます。ホテルの部屋やレストランの席など、喫煙が認められていない箇所を指し示すときによく登場します。日常生活でも「non-smoking area」(禁煙エリア)や「non-smoking section」(禁煙席)のように頻繁に使われます。
- CEFRレベル目安: B1(中級)
日常的にも目にする単語ですが、旅行や仕事の場面でも頻出のため、基礎を越えた中級者レベルで身につけたい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語:
non-(否定を表す:「〜でない」) - 語幹:
smok(e)(煙を意味するsmoke
に由来) - 接尾語:
-ing(動名詞や形容詞を作る要素)
他の品詞や関連語
- 動詞: smoke (例: “to smoke a cigarette”)
- 名詞: smoking(喫煙)、smoker(喫煙者)
- 導出例: non-smoker(名詞:喫煙しない人)
- 近い表現: smoke-free(形容詞:禁煙の、煙のない)
よく使われるコロケーション(関連フレーズ10選)
- non-smoking area : 禁煙エリア
- non-smoking section : 禁煙席
- non-smoking room : 禁煙室
- non-smoking policy : 禁煙方針
- non-smoking zone : 禁煙ゾーン
- non-smoking option : 禁煙の選択肢
- non-smoking facility : 禁煙施設
- non-smoking restaurant : 禁煙のレストラン
- designated non-smoking area : 指定された禁煙エリア
- strictly non-smoking : 厳格に禁煙
3. 語源とニュアンス
- 語源:
non-はラテン語の “non(〜でない)” に由来します。英語でも多くの単語に「否定・不在」を表す接頭語として使われます。 - 歴史的背景: タバコや喫煙に対する規制や健康志向の高まりに伴い、特に20世紀後半から公共の場で“non-smoking”が一般的になりました。
- ニュアンス・使用時の注意:
- 求めたい「喫煙不可」をはっきり示す表現として使われます。
- “smoke-free” という表現とはほぼ同義ですが、“non-smoking” の方が場所や区画などを限定的に示す場合に頻繁に用いられます。
- 求めたい「喫煙不可」をはっきり示す表現として使われます。
- 使用シーン:
- 口語寄り: “This is a non-smoking area.” などとカジュアルにも使われる
- フォーマル寄り: 「禁煙規則」や「禁煙ポリシー」を示す書類などでも使われる
- 口語寄り: “This is a non-smoking area.” などとカジュアルにも使われる
4. 文法的な特徴と構文
- 品詞: 形容詞(adjective)
一般的に 後ろにくる名詞を修飾 します(non-smoking section, non-smoking room など)。 - 可算・不可算: 名詞ではなく形容詞のため、その区別はありません。
よく使われる構文:
- “This is a non-smoking (noun).”
例: “This is a non-smoking hotel.” - “We have a non-smoking policy in our office.”
- “This is a non-smoking (noun).”
イディオム: 特に決まったイディオムはありませんが、公共広告や標識で “No smoking” と同義のサインとして使われることが多いです。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“Excuse me, is this a non-smoking section?”
(すみません、ここは禁煙席ですか?)“I’d prefer a non-smoking room, please.”
(禁煙の部屋をお願いしたいです。)“Hey, this is a non-smoking area. Could you put out your cigarette?”
(ここは禁煙エリアですよ。タバコを消してもらえますか?)
(2) ビジネスシーンでの例文
“Our company has adopted a strict non-smoking policy throughout the building.”
(当社では、館内全面的に厳格な禁煙方針を採用しています。)“If you want to smoke, please use the designated area outside, as this floor is non-smoking.”
(喫煙される場合は、建物の外の指定エリアをご利用ください。このフロアは禁煙です。)“We encourage our employees to use the non-smoking lounge for meetings.”
(私たちは社員に、会合では禁煙ラウンジを使うように推奨しています。)
(3) 学術的・公的な文脈での例文
“Research indicates that implementing non-smoking laws significantly reduces second-hand smoke exposure.”
(研究によると、禁煙法を施行することで受動喫煙の量が大幅に減少することが示されています。)“Non-smoking environments contribute to better overall public health outcomes.”
(禁煙環境は公衆衛生全体の改善に寄与します。)“The council is considering a new ordinance to expand non-smoking zones in public parks.”
(市議会は、公園内の禁煙ゾーン拡大に関する新法令を検討中です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- smoke-free(喫煙のない、煙のない)
- no-smoking(喫煙禁止の)
- tobacco-free(タバコのない)
- smoke-free(喫煙のない、煙のない)
反意語 (Antonyms)
- smoking(喫煙可の)
- smoking-permitted(喫煙が許可されている)
- smoking(喫煙可の)
ニュアンスの違い
- “smoke-free” は空間や環境が「タバコの煙で汚染されていない」ことを強調する表現で、より健康的・きれいな環境をイメージします。
- “non-smoking” は「喫煙行為を禁止している」側面を強調する表現で、施設やエリアの利用規則の印象が強いです。
- “no-smoking” は “No Smoking” の標識や警告文言としてよく使われ、禁止の度合いを明確に示します。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- イギリス英語: /ˌnɒnˈsməʊkɪŋ/
- アメリカ英語: /ˌnɑːnˈsmoʊkɪŋ/
- イギリス英語: /ˌnɒnˈsməʊkɪŋ/
アクセント (Stress): “non-SMOK-ing” のように、「smoke」の部分(第2音節)に強勢がきます。
よくある発音の間違い: 無理に「ノーンスモウキング」と引き延ばしたり、
nonとsmokingが分断されて “non… smoking?” とならないように、意識して一塊として発音するのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “non smoking” とハイフンを入れ忘れるケースがよくあります。形容詞としては “non-smoking” とハイフンを使うのが一般的です。
- 表記揺れ: “No smoking” と “non-smoking” は似ていますが、看板や標識などで短い指示をする場合は “No smoking” と書かれるのが多いです。
- 同音異義語との混同: 特に “none” などとの混同はそれほど多くありませんが、ビギナーが見た目の似た単語を混ぜてしまうことはあり得ます。
- 試験対策: TOEICや英検で、リスニングの中で「non-smoking seat/room」というフレーズに注意しておけば正解につながる可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 視覚的イメージ: タバコに斜線マークの「禁煙」サイン=
non-smoking
と覚える。 - スペリングのポイント: “non-” は必ずハイフンを入れて、後ろの語と繋がる形容詞。
- 勉強テクニック: “non-smoking room / non-smoking area / non-smoking section” などの決まったフレーズをまるごと覚えておくと、ホテル予約やレストラン予約時など実用で役立ちます。
以上が、形容詞 “non-smoking” の詳細な解説です。ホテルやレストラン、公共の場を利用する際によく使われる重要単語なので、場面ごとの表現をぜひ身につけてみてください。